窓際精神科医師の田口(竹内結子)のもとに救命救急センター長速水(堺雅人)が医療器具メーカーと癒着しているとの内部告発文書がとどく・・・。
前作「チームバチスタの栄光」に続き、今作「ジェネラルルージュの凱旋」は救命救急の問題点をえぐりだすものすごい濃い社会派映画!
田口と白鳥のコメディタッチの掛け合い、再び起こる殺人事件の謎解きなどの要素は健在で、ぞれはそれで十分楽しめるんだけど、今回は堺雅人演じる”ジェネラルルージュ(血塗られ将軍)”の存在感に完敗。
駐車場にある草ボーボーになった医師の車、1ヶ月家に帰れない救命救急の勤務体系など目をそむけたくなるものばかり。
そんなブラック企業も真っ青な救命医師を横目に、利益重視の病院経営、切り詰められる救命救急予算など、とにかく濃い。
伏線すべてがピタリとはまるクライマックスでの病院の静けさは鳥肌感涙まちがいなし。
前作からのファンにもうれしい演出ありで至れり尽くせりです・・。
テレビニュースで同じこと報道していようが、全然身に入ってこないけど、このキャストでこれだけやってくれたら、自分になにができるわけでもないけど絶対野放しにしてはいけない問題なんだと認識しました。
推す!!