太山寺の御朱印(栃木県)〜当時、トップを走っていた「不動明王」と「荼吉尼真天」 | 御朱印 めいきゅう

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Goshuin Labyrinth / ameba edition

▼大平山 寶樹院 太山寺 不動明王の御朱印です。(真言宗豊山派・栃木県栃木市平井町)

真言宗なので、おそらくこの朱印の不動明王が寺の本尊。

 

▼こちらは同じ境内に祀られている野州豊川稲荷「荼吉尼真天」の朱印。

いずれも不動明王像、荼吉尼真天像をイメージしたものである説明を受けました。

それぞれの文字を「縄・剣」、「稲穂・宝珠・白狐」などに形作ったそうです。

素晴らしいバランスと まとめ方です。

荼吉尼真天の朱印 左上の印「野州豊川稲荷」の「野州」とは下野国の異称だそうです。知りませんでした。

 

4年前の「御朱印世界」では、太山寺の御朱印は飛び抜けて目を引く墨書きでした。

その後、たかだか4年の間にイラストカラフル朱印が溢れる中、太山寺では現在もこの墨書きを、そのまま続けられて授与されているようです。

下手なカラフルスタンプを押す必要のない、質の高い「王道御朱印」と言って、言い過ぎではないでしょう。

 

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栃木県の県庁所在地は言うまでもなく宇都宮。宇都宮と言ったら「ギョーザ」! そんな寂しい知識しか持てない街。

 

しかし県名にもなっているのに両毛線・東武日光線が乗り入れてる「栃木駅」、栃木市となると、一般人にはさらに知られていない。

せいぜい「小江戸」「蔵の街」という言葉が出てくれば、まだマシ!

全国レベルでは知られることの少ない街かもしれない。

 

▼そんな栃木市の市街からはずれた山麓に太山寺(タイサンジ)はあります。f:id:wave0131:20190522111410j:plain「栃木駅」からだとバスで15分。車利用でないと訪問するのが少し厄介です。

しかし一旦、太山寺に着いてしまえば、御朱印収集者はそこから徒歩でも「六角堂」や「太平山神社」へ脚を伸ばせます。

 

▼山門をくぐると本堂前を塞ぐような形で、しだれ桜が葉を広げています。f:id:wave0131:20190522111405j:plain

▼春には多くの人が訪れそうです。写真は栃木市のHPからお借りしました。f:id:wave0131:20190523181542j:plain

▼臨終間近のデジカメが悲鳴をあげていました。f:id:wave0131:20190522111408j:plain寺を訪問の場合、ワタシは4時を過ぎたら御朱印のためのチャイムやブザーは鳴らしません。神社の場合は5時と勝手にルールを決めています。

神社も授与所がなく、自宅と兼用になっているような社務所では、やはり4時以降は訪問を告げません。

 

この日の訪問は、そんな自分だけのルールにギリギリの時間でした。

本堂でお姿の見えない不動明王さんだけ、先にご挨拶してから庫裏のチャイムを押し、御朱印を2体だけいただきました。

御朱印は現在も3種類いただけるようですが、直書きしていただけるようでしたので、これも私的ルールの2体だけ。

観音さまの朱印は次回訪れる機会があった時にいただくことにします。

 

▼薄暗くなってきたので急いで豊川稲荷「荼吉尼真天」さんにご挨拶です。f:id:wave0131:20190522111409j:plain本家 愛知県の豊川稲荷も寺院です。そしてこの寺同様、大きな鳥居があります。

ワタシたちは多くの寺院を訪問して、境内に鳥居を見るのは慣れていますが、それでも寺の山門より大きな鳥居に出会うと、神社を訪問しているのか、寺を訪問しているのかわからなくなる時があります。

神仏は、ある意味一緒なのだと考えれば良いのですが・・。

 

▼お大師さまは厄除けと開運の地蔵さんと一緒でした。f:id:wave0131:20190522111406j:plain

▼観音堂目指し、駆け上がります。f:id:wave0131:20190522111407j:plain

▼「施無畏」は観音様の別な名称でもあるようです。f:id:wave0131:20190523133209j:plainれをくすしを与えていただき、そんなに遠くない日に、今度はゆっくり再訪できることを願って、日の暮れも近い石段を降ります。