御朱印代、高いか安いか? 「お気持ちで…」と言われたらどうする:御朱印:芝大神宮・等々力玉川神社 | 御朱印 めいきゅう

御朱印 めいきゅう

Goshuin Labyrinth / ameba edition

神社とは何の関係もない屋根。f:id:wave0131:20180122220632j:image

東京・芝大門交差点脇の公衆トイレの屋根。

始めから話はトンでしまうが、日本の都会はいつの間にか公衆トイレが綺麗になり、ペーパーも必ず備えられている。数・質ともに世界的に見てもNo.1の位置にあるんだろうね。それどころかここの建物のように様々な設置場所の景観にも配慮したトイレになっている。

 

日本人だって感心しているくらいだから、海外からの観光客が絶賛するのも当たり前かもしれない。

有名寺社などのトイレは綺麗さを通り越して、デザイン性、話題性などで競い合っているかのようにも感じるほどだ。

ともあれ、その建設維持費用は税金・拝観料・初穂料など、わしらのフトコロから出ているもので、やはり素晴らしい国民だと言えるのかしら?  「素晴らしい」? 自を省みると、ちょっと恥ずかしいわね!

 

この大門交差点脇のトイレの屋根越しに、これから訪問する神社の本殿・拝殿の屋根が見える。

都心の神社はその全体像を目にすることは難しいことが多い。拝殿でさえ全体の写真を撮ることが難しい神社もある。

f:id:wave0131:20180119193908j:plain

ここ芝大神宮も参道からなら拝殿全体を撮影できるが、階段を上った境内で正面から撮影を試みると、きっとその一部分しか撮影できない。f:id:wave0131:20180119192307j:plain

f:id:wave0131:20180119192308j:plain

f:id:wave0131:20180119192309j:plain

場所柄ビジネス途中での参拝者が多い。f:id:wave0131:20180119192310j:plain

こちらは2012年の写真。階段に雪が残っている?f:id:wave0131:20180122171409j:plain

何度目かの訪問で、一度いただいている御朱印だが、この日もいただいてきた。

書置きで初穂料500円。高くねぇ? と思うのはわしだけ?

 

この神社からそれほど遠くない新橋の烏森神社の頻発限定御朱印も同じように書置きで飴とお守りと護符のようなものがセットで500円。それを高いと思う人はほとんどゼロに近いかな?

細かい部分の理由だが、わしも高いとは思わない。御朱印以外のコマモノは要らないが・・。

 

しかし芝大神宮の場合はイキナリ高い!と思ってしまった。

たびたび見るパターンで、1月の墨書きはあるが日付なしだ。

 

1月中は御朱印を求める人がいつ来ても、書き溜めたこの1枚で間に合うというわけだ。

不幸なことに余計な何かが見えてくる、わし!

んんん〜〜〜ん、せめて参拝当日の日付を入れませんか?

 

プリントでも印刷でもなく、せっかく墨書き・御朱印を押されているのだ。

これで日付が入れば御朱印書置きだけで500円を高いとは言わない、安いとも言わない。

日付なしの書置きならば 300円にしてちょうーだい!

 

これまで御朱印帳に直書きだったら500円で構わないと、別のブログでも書いてきた事と矛盾しないだろうな?

 

そもそもこのセットになっているお守りのような栞と飴、わしには不要なのだ。お守りのような栞は裏に「幸福守護 道中安寧」となっているが、「お守り」の文字はどこにもないから、まさに厚目の栞なのだろうか?

 

お守りが欲しければ、飴が欲しければ御朱印とは別に求めればよい。

と、ヒネクレ者は思う。

f:id:wave0131:20180119192259j:plain

芝大神宮・東京都港区芝大門

f:id:wave0131:20180122141645j:plain

2012年にいただいた御朱印。直書き300円。

 

御朱印代を安く感じるか、高く思うかなんて相対的な問題と、価値観の違いで決まってしまう。

財布がいつも寂しいヘソマガリは心もサミしく、ケチなのである。悲しい事に細かい数字だけには敏感になってしまうのだ。

 

メンドーな直書きは500円で良いとこれまで書いてきたものの、たとえば四国遍路の納経帳へ御朱印は300円だろうが、これが500円だと番外なども含め20,000円近く差が出てくることになる。

四国でなくとも数多い御朱印をいただけば200円の差の絶対数値は大きくなる。

四国の場合は長期の宿泊代、交通費などを考えればその差額はえる!

まぁ、四国遍路の納経代が上がるのは考え難いからこれは別物かな。

 

いずれにしても500円の御朱印は寺院より神社が目立つ。東京の有名神社はカルテルかと勘ぐりたくなるように揃って「値上がり」している。商品ではないから「値上がり」という表現は間違いかもしれないが・・。

 

京都の観光寺院などは分からないが、東京の寺院では500円の納経代は知らない。どこも直書き300円である。寺院と神社とで御朱印の考え、取り組み方が異なるようだ。

 

「お気持ちで…」「志納で…」との言葉は寺院がほとんどだ。それも日蓮宗の場合が多い。そんな場合、多くの人たちは300〜500円を納めてくることが多いはずだ。自分のサイフと相談して、また受付対応をみて決めれば良い。

渡された金額を見て「ちょっとぉー!」と言葉に出す僧侶はいないし、近頃そんな言葉や思いを抱かせる集印者もいないだろう。

 

御朱印初穂料で思い出せばこんな神社もあった。

f:id:wave0131:20180122172935j:plain

子育て信仰の対象「石獅子(いわしし)」f:id:wave0131:20180122172953j:plain

御朱印をお願いして、快く引きうけていただいた年配の宮司さんに300円を手渡そうとすると「お金はいいよ!」と言って笑顔で片手を左右に振る。

この時点ではそんな経験は初めてだった。わしはそれほど貧相か?

こんなステキな墨書きをいただいたからではないが、感謝の気持ちで300円を賽銭箱に落としてきた。

その後は他でも2、3社同じような経験があったような・・?

混乱を避けるため現在は改まっているかもしれないわね。

f:id:wave0131:20180119195838j:plain

玉川神社・東京都世田谷区等々力

 

 

今年の正月は限定やら、見開きやらとかで極めつけ1,000円という神社が何社も現れたようだ。

さすが1,000円! 足踏みする集印者が多く、神社側の目論見通りにはその数は出なかったとか。

目論見といえば有名神社の500円という数字も、需給バランスが目的ならば、ある程度その目的は達成されているかもしれない。

 

金額も御朱印の姿も様々な姿を見せはじめてきた今年あたりが、そろそろ御朱印ブームとそれを続ける人たちのヤマ場になりそう。

 

 

上記の芝大神宮とは日付が前後するが江東区の東大島神社を訪問してみた。

住まいと職場の中間地点的な地理にあり、車では何度も神社近くの幹線道路を走っているのに、これまで訪問できていなかった。

車が停め難い、地下鉄路線が異なるのが縁遠かった理由かな。f:id:wave0131:20180119192304j:plain

地元の氏神さまという雰囲気の神社はこじんまりとしている。f:id:wave0131:20180119192303j:plain

f:id:wave0131:20180119193600j:plain

1月中は寺社ともに「初詣」という文字が見つかると、なぜかウキウキしてくる。単純だ。f:id:wave0131:20180119192302j:plain

f:id:wave0131:20180119192258j:plain

東大島神社・東京都江東区大島

 

由緒書きではないが、プリントされたこんな案内を一緒にいただいた。

f:id:wave0131:20180119192311j:plain

f:id:wave0131:20180119192312j:plain

無住かもしれないし、御朱印もいただけないかもしれないが、地元に近くても知らない神社がまだまだある。

案内板の「初詣」の赤い文字を見てウキウキしていた事もあり、500円硬貨をそのまま収めていただいた。

 

大きな金額は縁がないが小さな金額にこだわるイヤ性格を少しおおらかに、そしてヘソの曲がり具合も少し緩めにできたらと願う2018年!

 

1月からエゲツない、下世話な、下等なセコイお金の話でスイマセンでした。

でも、ある意味大事なことかもね!

御朱印と長く付き合っていくには・・。