先週末開催の『気仙沼つばきマラソン』は…
出会いあり、笑いあり…そして、涙あり…色々な事が起こり…暑かった…そして熱かった
とにかく…出会いのオンパレードだらけ
同級生の弟に30年以上ぶりに偶然会ったり…
高校時代の陸上部後輩達に30年ぶりに会って一緒に走ったり…
全く記憶に残ってない陸上部マネージャーに喫茶マンボで待ち合わせたり…(再会って言うのか?)…
いつかは何処かの大会で挨拶できるだろうと思ってた…いつも親身にアドバイスをくれる年上のベテランランナーさんに偶然会えたり…
今度こそ、今度こそと言って…4年以上が経過し、やっと千葉の方に念願の対面を果たせたり…
シンガーソングライターの坂本サトルさんのファン繫がりで親交ができた夫婦に…まさかのコンビニ遭遇したり…
出来事、満載過ぎて…また細かく書き始めると…超長文になるので今回は…
端折る(はしょる)(ぇ
…か、どうかは最後まで読めば判るかと………・…w
興味のない人は文章をスルーしても良いですが…今更ながら言っておきたい事があるので最初に言わせてもらいます…
やっぱり、このコース…
激坂づくしで狂ってる(笑)
チャレンジ精神旺盛のドMの方は是非一度は挑戦してみるべき(島がコースゆえ…アップダウンが激しいにもかかわらず、2年前まで、ハーフの制限時間が2時間だった為、完走できたのは…それなりのランナーだけと言う、敷居の高い大会だった。しかしやっと昨年から15分延ばし…2時間15分となった(あとひと声欲しいw)…興味のある方は是非来年
船に乗って島に上陸し…マラソン大会に出場なんて、そんな経験あまりないでしょ一年を占う意味でも…自分の脚力や、やるべきトレーニング方針を確認する意味でも…絶対オススメ今回、改めてそう思えた…。
以上、いつもの…前置きの小話でしたw
(完全に気仙沼つばきマラソンのPRの何ものでもないです)
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『こんな脚の状態じゃ、暫くは安静にしてから再開でしょうね…完全に下半身、特に右足にはストレスが溜まってて悲鳴あげてますよ』…と、どこぞの大明神様からありがたい言葉を頂いたにもかかわらず、ハーフを走り切った『東北風土マラソン』から、はや一ヶ月が経過…
その後、おとなしくしてたつもり…。
そして…怪我をする前にエントリーを済ませていた『気仙沼つばきマラソン(10kmの部にエントリー)』が目前となり、ひとつの決断をする…。
『大会会場の気仙沼大島までは必ず向かう』と言うシンプルなもの…。
今回、高校時代の後輩達に一緒に走ろうと呼びかけた責任と、毎年私を探してくれてたにもかかわらず見つけられずに帰ってしまっていた千葉の方との対面…(『ちばアクアラインマラソン』まで行っても会えなかった)…。これだけは果たそうと思い、DNS、DNFに関係なく向かう事は決めていた…。
それでも一ヶ月走ってないものの、これまでの『経験値』だけで完走はできるとは思っていた…(当然、テーピングぐるぐる必須ではあるがw)。。。要するにファンランに徹し、多くの人に来年以降この大会に参加したくなるように…激坂各所や『緑の真珠』と言われる海の風景や沿道の雰囲気を写真に収め、大会の魅力を紹介する事をテーマに走るのも、たまには良いかもと、思うようにし…遅い眠りについた…。
…と、言う事で…大会当日、フェリーに乗り込む…。
コンビニで買ったおにぎりを食べながらのひと時のフェリークルーズ
先月繋がった『気仙沼大島大橋』の前を通ると、皆スマホで撮影大会となった(笑)
(※これまでは大島架橋と表現していたが、繋がった事により大島大橋と表現させていただく)
実際通行ができるのは再来年の見通しとなる…。道路が繋がると、フェリーは移動の為の役割を終え、観光船へと舵を切っていく事になる…。そう考えると、来年がフェリーを使っての最後のつばきマラソン参加になると思うと…ちょっと寂しさと、開通の喜びとの感情が絡まり複雑な気持ちで海を眺めていた…。
会場に向かう慣れ親しんだ道…の坂道をウォーミングアップ気分で歩く…
暑い
例年は、ほぼ天気に恵まれない大会ばかりで…雨が降ったり、ひょうが降ったり…強風だったりばかりだったので暖かくなるのはありがたかったが、暑すぎの予感がビンビンしながら会場となる大島小学校に到着…。陸上部の後輩達も集まりだし、いつの間にか後輩に囲まれた状態になってしまっていた(笑)
皆、私に言う言葉は同じで…
『走れるんですか』、『足大丈夫なんですか』、『スタートラインに立てるんですか』…そんな気遣いの言葉ばかり…。30年ぶりに集まったので、是が非でもスタートラインには立つが、ファンランに徹するのがやっとだと伝え…痛み止めの薬を飲むw
昔の体型からかけ離れている者、維持している者…見るも無残な者等(笑)…様々だが、皆走るのは好きな者ばかり昔話に花を咲かせながらウォーミングアップとなった…。私はそこから離脱し、千葉から毎年気仙沼に足を運んでくれてるブロ友さんを探し始める(4年越しw)
目印となるバルセロナのユニフォーム探しに奔走するが見当たらず…焦ってると…
声をかけられる…
まさかの、もう一人探し出そうとしてた年上のベテランランナーさんが私を見つけ出し、初対面&握手をし、暫し談笑…私が昨年初めて『東京マラソン』を走った時に的確なアドバイスをくれたりと、いつも見守ってくれてる人だったので会えて光栄だった私が目指すべきマラソンを地で行ってる感じの方なので、いつかゆっくり一緒に…飲んでお話ししたいw
『もう一人、バルセロナのユニフォームを着てる千葉の人を探してるんですよねー』…と、二人で話してると…待機所でもある体育館から…メッシが出てきた(笑)お互い目が合い、大喜びいつの間にか、顔を合わせた事もなかったヤロー三人で談笑すると言う強運に…この日の目的はすでに達成した感がありありとなった
レース後、時間があったらまた話しましょうと…約束し(?)別れる…。その後、後輩達と再び合流…の、つもりだったがバラバラになってスタートラインに並ぶ(ぇ
私は足の怪我の状態もあり…ファンランに徹しようと…スタート前の写真から撮影を始めるそして、10kmの部の号砲が鳴る
ゆっくりスタートのゲートをくぐる…走る…
痛くない…(痛み止めの薬&テーピングの力なだけだぞ!ひげお!)
スタート直後は緩やかな下り坂と言う事もあり…スピードが出てしまい、自重…
すれば良いのに…(ぇ
おりゃおりゃおりゃーどけーっ(ひげお…あんたってw)
はいーーっ去年と一緒~(『2016気仙沼つばきマラソン総括』)
脚の痛みがないものの…これで良いはずないと思い、その後…自重しようと思ったが、私の脇を抜いていった後輩(中距離選手)を発見し…結局、ムキになるw常に走りながら、私の視野には入っていたので離されないようにと自分ペースで走る…。
沿道からは爺ちゃん、婆ちゃんの応援でほっこりしながら走りつつも…後輩を探しながら走るw
その後、4kmを通過した頃…未だかつてない場面に出くわす
メッシ:『ひげおくん、がんばー』、年上師匠:『〇〇(苗字)くん、がんばー』…すれ違うランナーに声をかけてもらう事は初めてだったので戸惑うものの、すごく嬉しかった…と、同時に二人の速さに驚いた…。結局、二人は…47分台と50分台でゴールしていたらしい
その後、すれ違う後輩に今度は私から大声で声をかけたりと…30年前に戻った感じさえした(笑)そして折り返し地点を通過し、時計を見ると去年より3分程度遅いラップ…。足の怪我とトレーニング不足と暑さを考えれば、こんなもんかと思いながら走る…。昨年までは寒さが厳しい感じだったが、今年に限って言えば、海風が気持ちよく…もっと強く吹いて欲しいと思うくらいの暑さだった…。
熱中症で倒れてる人も見かけたサバイバルレース…
トレーニング不足で脚力が弱ってるのを如実に感じたのが…7~8km付近…
急勾配の坂道が完全に足をいじめ始める…。一旦歩けば楽になるものだが、私の信条としては…『歩かない』、『立ち止まらない』、『前へ前へ』…これを守り、何とか一番きつい坂道を上り切るすると…一度は視野から消えていた後輩が9km過ぎに再び視野に入る…
ここで再び生き返る(笑)
人間、目標があるとそこを目指すもの…気づかれないように徐々に追い詰め…ゴール残り500mで追い抜く…追い抜き直前に後輩にハッパをかけながら(笑)ここからは一切振り返らないでゴールを目指すと…
何やらフィニッシュラインが騒がしい…
何故か、注目を浴びながら…GOAL後で知ったのだが、10分前にスタートしたハーフの部のトップランナーが私のすぐ後ろにいたらしいいやー楽しかったし面白かった
その後、後輩とご褒美の…『まぐろのかぶと焼き』、『味噌汁』、『ゆず湯』をむさぼり食う
疲れた体に染み渡る栄養補給に舌鼓をうち、メッシさんとも再び合流し…暫くの間、世間話や震災後の気仙沼の道路が画期的にどんどん変化してる事に喜んでいた様子だった奥さん、お子さんも紹介してもらい…今回の大会は記録以上に記憶に残る思い出深い大会となった
記録は昨年と比べても5~6分遅かった…。要するに1km分くらい遅い結果となったが…良く足が持ってくれたものだ…けど、ゴール後脚が攣りそうになったのはここだけの話…w
帰りは後輩達と一緒に帰ろうと思ったが…私が談笑してる間にもう帰りのフェリーに乗って帰ってたらしくw…相変わらず可愛い後輩達だった。。。
その後、陸上部OBのLINEグループメンバーのマネージャーが、置き去りになった私を可哀そうに思ったのか…『一緒にお茶っこでも飲みましょう』…との誘いを受ける…
…が…
私は全く覚えてないマネージャーw
私が3年生の時に入学してきたらしいが…いくら言われても覚えてない私…。昼飯を食べてないって事で、例年通り陸上部後輩が務めている某鮨屋に向かおうと思ったが…
仮設店舗は春先に取り壊され、現在立派な面構えの店として生まれ変わるべく工事中残念だが、嬉しい事
少しづつ、少しづつ復興に向かっているのだ…。
…と、言う事で…待ち合わせ場所はここー
先に私が到着したので、ノンアルで喉を潤し…暫くすると店に到着したマネジャーとご対面
マネ:『覚えてますか』
ひげ:『覚えてねー…んで、俺の事覚えてっか』
マネ:『なんとなく…』
……………
…………
………
……
…
…こんな掛け合いから始まって、会話が弾むのかと言えば…
何故か弾むw
結局、一時間近く色々話し…今度飲みさ行くべと…意気投合した。。。(なんだこれ?)
今回のつばきマラソン…レースの内容自体は不本意だったが、様々な出会いが沢山あり、お腹いっぱいになった来年は全開で走れるように復帰せねば…。
そして今週末から、とりあえず(?)…できる限りのトレーニングを再開しようと思う…
遂に…
こいつが届く…。もう、やるしかねーべ
合掌
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河北新報創刊120周年記念 『第34回 河北新報 気仙沼つばきマラソン』
日時:2017年4月16日(日)
天候:晴れ
気温:20.4℃
風向:西南西 風速2.4m
競技種目:ハーフ、10km、5km等
参加人数:1,366名…昨年(2016年⇒1,610名)よりも減ってしまっていた…。前日開催した柴田さくらマラソンに多くのランナーが流れていったような感じかも。。。
(※参考 2015年⇒1,576名、2014年⇒1,679名、2013年⇒1,748名)
震災の風化と言う表現はふさわしくないとは思うが、やはりもっとこの大会の魅力を伝える努力がそろそろ必要になってくると思う…。震災がきっかけで気仙沼に足を運び、つばきマラソンを知った多くのランナーをそうやすやすと手放すのはもったいない
今年はゲストランナーがいなかったのも少なからず痛手となったのかもしれない…。参加賞の商品も変わってはきたが、そろそろオリジナリティーのあるTシャツやメダル、スポーツタオル等にシフトチェンジしていく必要があると私は思う…。
玄人好みの大会の為、今のままで良いと言う考えも少なからずあるだろうが…いつのまにか参加者が1,000人を割ってしまったと言う事だけはない事を願いたい
主催が県内紙の河北新報なので、毎年多くの記事が紙面を賑わせてくれるのはありがたいのだが…。
…と、言う事で…このブログをお読みになってくれたあなたそう、あなた
来年は是非、『気仙沼つばきマラソン』に参加して一緒に走っぺしーーーーー
(陸上部の可愛い後輩、来年は更に2名参加+マネージャー付の予定)
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今週末、イーハトーブ花巻ハーフマラソン大会に参加される人が多くいるみたいですが…快走期待してます頑張ってください
ひげお