「今年はピアノの天才、ショパンの生誕200周年です!」 | 横浜で朝の異業種交流会・BNIを立上げ中!

「今年はピアノの天才、ショパンの生誕200周年です!」

さて、先日、親友の出版記念講演会に参加してきました。
今年は、ショパンの生誕200周年ということで、ショパンの「別れの曲」をテーマにした小説です。

ピアノを弾けない私は、ショパンといっても、数年前まではさっぱり曲名とメロディが一致しなかったのですが、友人のピアニストからプレゼントしてもらったCDで、代表的な数曲のファンになりました。

それは、「幻想即興曲」、「小犬のワルツ」、そして「別れの曲」等です。

私もそうだったのですが、曲名でぴんとこなくても、メロディを実際に聴けば、殆んどの人が「あ~、あの曲か♪」と分かるような有名な曲ばかりです。

特に、幻想即興曲は、その感情を大きく揺さぶってくる激しいメロディと盛り上がりの部分がとても印象に残る、まさに幻想的かつ情熱的な曲です。

以前から、一度、すぐ目の前で幻想即興曲をプロが弾いているところを見てみたいものだと思っていたのですが、先日の出版記念講演会で、遂に実現しました!

海外で活躍していた女性ピアニストが、特別ゲストで、ショパンを数曲弾いてくれたのです。

初めて目の前でみるその目にもとまらぬ指の動き、限りない練習の賜物である、完全に身体が曲を覚えている感覚が伝わってきて、その神業にしか見えない迫力に鳥肌が立ちました。

曲が早すぎて楽譜を見ている暇がないので、最初から楽譜は置かずに弾いてました(笑)。

あまりの鮮烈な印象に、今も毎日、幻想即興曲が頭の中をぐるぐるエンドレスで回っています♪

しかし、です。幻想即興曲というのは、ショパンの曲の中では、それほど難易度が高い訳ではないとのことなのです! 

しかも、です。30代で病死したショパンが遺言で、全て燃やしてほしいと伝えていた未発表作品の曲の一つに過ぎなかったのです。

ショパンは、「別れの曲」は、自分の作品の中でも最も美しい旋律だと認めているのですが、「幻想即興曲」については、その存在を世に知られたくなかった不出来な作品だったようです。

遺言を託された友人が、その価値に気づいて遺言を破り世に出さなければ、代表曲の一つが永遠に失われていたことでしょう。

また、ショパンは曲名を付けるのを嫌っていた為、全ての曲が、「ピアノ練習曲(エチュード)10-1番ハ長調」とか、「ポロネーズ 変イ長調 作品53」といったように、作品番号が曲名になっています。

ちなみに、「別れの曲」の元々の曲名は、「ピアノ練習曲(エチュード)10-3番ホ長調」で、「別れの曲」という副題は、ショパンが付けたものではありません。

でも、聴いてみると、確かに別れの場面にぴったりなメロディだと
誰もが思うのではないでしょうか?

今年は、日本の江戸時代に活躍し、7歳で大人顔負けの作曲をして世間を驚かせたポーランドの英雄ショパンの生誕200年であり、5年に一度ワルシャワで開催されるショパン・コンクールの年でもあります。

前回2005年のコンクールから、その模様がネットで全世界に配信されるようになりましたので、今年もネットで、日本人も多数参加するショパン・コンクールを視聴してみるのも、いいかもしれないですね。

天才ショパンの曲で感性が磨かれ、人生へのポジティブ・インパクトもあるのではないでしょうか。

あなたは、どう思いますか?