陶瓷館のこの子〜みつけたー!

北宋の定窑白釉孩儿枕

台北故宮に二つありますが、北京の子はベストが柄なし

開催されていた「紫禁城与凡尔赛宫」17.18世紀のフランスとの交流の展示を観て、钟表館、珍宝館、石鼓館、陶瓷馆とみてきました。ゆっくり観ていたら一日かかるので、今回は建造物がまず優先で残念だけど早足でした。

北側出口から出ます。神武門をくぐります。

振り返ると「故宮博物院」の文字が!

通りを地下道から渡り、景山公園の入園チケットを買い中に入ります。

皇室専用だった牡丹が満開✨✨

華やかです。景山公園の牡丹は有名なんですね。

2万本以上植えられているそうです。

夕暮れも綺麗ですが、朝も良さそう!ライトアップもされるとか!

山の上まで目指します。故宮博物院ですでに2万歩以上歩いていて、最後の一踏ん張りでした。

万里の長城といい、故宮といい、足腰元気なうちに下の子どもたちや夫とまた絶対行こうと思う。北京は歩くから元気なうちが絶対おすすめ!

あともう少しー


つきました!!

わぁーーー感動ーー…

息子も感無量だったみたい!

北側も観にいきました。ここは亡くなった際に一度棺を保管して、日のいい日を選び陵墓へ運ぶ場所なんだそう。


黄色い花も満開!


この景山公園は風水に基づき人工的に作ったやまです。元代の煉瓦なども含めて、紫禁城を作る際に掘り起こしたものを運び山にしました。


そして、歴史的には明朝のラストエンペラー崇禎帝(17代)は、農民反乱軍が紫禁城まで攻めてきた際に坤寧宮で妻子たちを殺して、景山公園へ逃れてきました。そして自縊した地が公園内にあります。のちに清が発見して明朝歴代皇帝と同じように大切に明の十三陵(思陵)に葬りました。

こちらの黄色の花は黄刺玫(Huáng cì méi)という名前でした。

春の野山が一日の疲れを癒やしてくれましたよ。頑張って景山公園の上まで登ってよかったです!!中に住み自由に出れないのはどんなだったろう…自由のありがたみ…感じちゃうな…外から見ていると、中に入ることも禁止って、それもどんな思いだったかな。

丸々一日中、故宮博物院を回りましたが、念願かなってようやく行くことができました。たくさんブログに書きましたが、何せ、はじめて訪れたので上手くまとめきれてないのですが、私自身の備忘録としても、これから初めて訪れる人にも少しでも参考になればと思って書いてます。


もう一度、中国歴史ドラマを観てみようと思います。きっと違う視点になってそうです!

田黄三連印

清代、乾隆帝が太上皇になってから使っていた私印で三連の印鑑です。一つの塊の石から鎖までも彫られています。

印文は「乾隆宸翰」、「楽天」、「準箱準一」


三連印は乾隆帝の後、数人の皇帝が所蔵したがラストエンペラー溥儀は紫禁城から追い出された時にこの三連印を持ち出しました。のちに戦犯になったあと供出しました。