今日は台湾地震の被害が拡がらないことを祈りながら

凍頂烏龍茶を淹れていました。


台湾茶や中国茶を

キッチンで淹れるときには

大きめの急須を使うこともあります。

この数年大切に使っているのは

日本のものです。

深川製磁さんの面取急須で

笹青磁染付山水


翡翠のような青磁に心が落ち着き

茶器に触れる手もときめきます。

こちらのお茶は台湾の人気の烏龍茶の一つ

凍頂烏龍茶(とうちょうウーロン茶)


淹れる前のお茶の形は、球のような形です。

軟水のお水を沸騰させ

一煎、一煎飲みすすめていくと

どんどん茶葉がひらいていきます。

摘まれた時のままの茶葉の形を

見れるのもお気に入りです。

茶葉がまだ桃のような香りがしました。

まだ淹れることができます。


思い出すのは

茶聖・陸羽の茶経の言葉

「器為茶之父、水為茶之母水」

(茶器はお茶の父、水はお茶の母)


本当にお水も道具も愛しながら

丁寧に作られたお茶に感謝!

信頼のおけるお茶屋さんで

美味しい正凍頂烏龍茶に出会えたときは

必ず買ってきます。


こちらは今年の春節のお祝いで

私の師・磯部優子先生に同行させてもらい

蔡奕哲老師の茶藝館「櫳翠坊」で出会えた

どこまでも透き通る余韻が続く

まろやかな凍頂烏龍茶です。


お茶に真摯に向き合ってきたことが

滲み出ている蔡老師の様子を思い出し

自然に眼に浮かびます。

炭にもこだわりがあり、作り方もおしみなく

教えていただきました。

台湾烏龍茶の作り方を学べる坪林茶業博物館

2019年に行ったときの写真です。

台湾新北市にあるので

台湾地震の被害が新北に及んでいると報道で拝見し

みなさんが心配です。

製茶工程の中に、

揉んで解いてを繰り返して(包揉と解塊)

あの球の形のお茶になります(^^)

このような布に包まれて

揉むことを学びました。

結構な力作業でした。

新北の坪林(ぴんりん)は

文山包種茶の産地

茶農家さんの卸に訪れて、立ち飲み?

気になる袋の茶葉を全部見せてもらい

試飲を惜しみなくさせてくれました。

鉄観音の専門店

雨の日にバスを乗り継ぎ、訪れて、

閉店までたくさん試飲をさせていただきました。

いまはインスタで交流が続いています。


猫空の鉄観音のお店

猫ちゃんがうたたねするから

私も試飲しながら、ほぼうたた寝…


台湾烏龍茶を頂きながら

たくさんの台湾の方々にお世話になったことを思い出しました。