2001年から22年の記念日でした

いつもどおりが1番しっくりくるなぁと

感じながら過ごしていました。

結婚記念日の朝、すごく暑くて

庭で犬たちと遊んでいたら

喉が渇いて、

お気に入りの梅が島の緑茶を淹れて

虎屋の羊羹(義母が持たせてくれた)を

家族みんなで食べてのんびり過ごしました。


午後は夕飯の買い物や

娘のバレエ見学に出かけていたら

行き先を伝えてなかったのに

夫と、偶然に日本のスーパーでばったり!

考えること一緒!

私が数日間「にがり」を探していたから

きっとふと思い出したんでしょう…


「あら〜!」なんて

後ろから声かけられました。

「あら?!やだー」と私も!


まったく、小さなサプライズほっこりする♡


毎年、記念日に読む

茨木のり子さんの「歳月」

若い頃、喧嘩ばかりしていたときに

随分助けられた詩集です。



今年開いたページは

p18 「四面楚歌」(しめんそか)でした...

助けがなく、まわりが敵・反対者ばかりであること

↑Oxford Languages の定義にはこう書かれています。四面楚歌は、武帝の時代の紀元前の前漢時代に

司馬遷によって編纂された「史記」の故事「項羽本紀」の一節です。

楚国の項羽が垓下にて

漢軍に周囲を取り囲まれ、追い詰められたときに

四方を取り囲んだ漢軍が楚の国の歌を歌うのを聞き、

楚の兵たちが漢に降伏したと思い

周囲に誰も助けがなく孤立無援の状況に

絶望したという故事です。


項羽にはいつも乗っていた騅(すん)という駿馬と

寵愛を受けていた虞美人(ぐ)がいました。

別れを惜しみ自ら詩をうたい、

虞美人もそれにあわせてうたい、

項羽は涙を流しました。

臣下の者たちは皆涙を流し

誰も顔をあげ項羽の顔をみることが

できなかったというものです。


虞美人は騅の前に自刎し、

項羽は残りの兵士達を連れて東へ逃れ最後は自刎して、

これにより楚と漢の戦が終結し

劉邦が天下を統一して漢王朝が始まりました。


「力山を抜き気世を蓋ふ

 時利あらず騅逝かず

 騅の逝かざる奈何すべき

 虞や虞や若を奈何せん」と。


私の力は山を引き抜き、

気力は天下を覆うほどだった。
時勢の利はなく騅は進もうとしない。
騅が進もうとしないのをどうすればよいのか、

いやどうすることもできない。
虞よ虞よ、お前をどうすればよいのか、

いやどうすることもできない。」と。







今年はね、本当にいろいろなことがあったから

ぐっときた…


昨年から自分の度重なる体調不調も

そのほかも…

そんな中、夫の支えがあり

いろいろ頑張れたことも

その反対に支えたこともあったり…


🌱🌱🌱

そして

今年は大好きな叔母や義父とお別れがありました。

叔母夫妻にも、義両親にも

未熟な私たちは

いつも無言の導きをいただき続けていて


叔母夫妻は結婚前にばったり恵比寿駅で会って

そのときに結婚について相談して

父の代わりに力強い言葉で

背中を押してくれたことがありました。

昨日のことのよう…

そのくらい心に残ってる言葉たちがある。

結婚式の5ヶ月前に父が亡くなったときも

叔母がすぐに連絡をくれて

そのまま式をやりなさいと言ってくれて

父の代わりにみんなで駆けつけてくれました。


義両親からは今も年々、

愛の深さや生き様を気づかせてもらっていて…

感謝溢れる22年目でした。



少し前に急遽夫に誘われて

シドニーシティに

アニバーサリーステイをしてきました。



本当にいつも急なんです…

「美和ちゃん。急な誘いをなるべく断らないでね。

2度と誘わなくなるから」と長男がベビーの頃に

義母が教えてくれたことが、

年々意味を成してくる。


チョイスは私の方が上手なので

夫に希望を聞きつつ

3つの候補をしぼり選んでもらいました。

(元、旅行会社、ホテル宿泊予約、

航空会社予約なので!)


当日でもいろいろ特典つきのステイをみつけて

インターコンチネンタルに決まり!!

ラウンジでゆっくり過ごしてから

食事に出かけました。

ウェルカムドリンクも一階ラウンジで

いただきました。


こちらのホテルは中に入らないと

全くわからないけど吹き抜けが

とても開放感があって居心地がよいです。

朝食はラウンジでも、レストランでも選べたので

どちらも行きましたよ。

ラウンジは景色が最高でゆっくりできますが

エアコンが強かったー!上着必要!


レストランは、また雰囲気がよくて

品数も多いです。

↑ウェルカムドリンクを飲んだバーは

昼間はティーラウンジです。


外から見たらこんな外装です。

サーキュラーキーに近いので

停船しているクルーズ船を見に行きました。


夫と他愛の無い話をしつつも

この数ヶ月本当に大変だったので

いま直面している事も話を聞いたりしてきました。

少し表情も柔らかくなってきてよかったよかった。

ラウンジに戻ったら

ティーの時間でした。



辛いときも嬉しい時も

どんなときも夫に寄り添い続けていきたいな…

とあらためて思った今年の記念日でした。

いつもありがとう💐


インターコンチネンタルホテル

とっても居心地良いステイができました。


(但しNSWの規定でバスタブは撤去されてしまい

スイート以外はシャワーのみなんだそうです)

シャワートイレも、標準装備ではないので

日本から来るとちょっと不便を感じます。

おしぼりも基本でません…


でも、とても素敵なホテルでしたよ!

私はリピありです。