秋だというのになんて暑いのでしょうね!

という会話があちこちで聞こえるシドニーです。


来週から羽田経由で母たち、叔母の顔を見てから

台湾に行き、戻ってきたら

子供達のイースターホリデーなので

落ちつくのは4月末ごろ


まだ3月ですが端午節の鎧兜を出しました。

次男&長男 ふたりに買ってもらった鎧兜と兜


健康や成長を祈りながら

買ってくれた義母に感謝しながら

今年も無事に飾ることができました。

やっと落ち着いたので

台湾に行く前に飲みたかった紫金蝉茶を

ゆっくり淹れる時間をとりました。


広東省のお茶でこちらの「萱梓緑」は

2020年に広東十大好春茶の

緑茶部門を獲得したお茶です。

10のお茶のうち4つが

広東省河原市紫金県の緑茶で


萱梓緑の他は

宝洞緑茶

牛湖金萱

青林峰緑茶です。



毎年新しいお茶がどんどんできているので

古くからある伝統のお茶も大切にしながら

新しいお茶にも親しみつつ

お茶の文化と歴史を拡める活動を

していきたいです。


ちなみに紅茶部門は

椪風蝉茶

農聯恵

金豊号客家茶の3つが広東十大好春茶です。


紫金は美味しいお茶の産地ということですね♪

一芯ニ葉で摘まれた蜜香の緑茶


一袋に約1回分の茶葉ですが

小さめの蓋碗で淹れたので

温度を変えて

2回淹れていただきましたよ♪


紫金蝉茶の「蝉」


こちらは何をあらわしているかというと

夏になると茶畑に被害をもたらす害虫

ウンカ(小緑葉蝉)のことです。



こちらの小緑葉蝉が葉を噛み

唾液を葉に入れて化学反応が起き

蜜のような香りになるとされています。

霧に包まれた紫金高山の環境が

より独特な蜜蘭香を生み出しているということです。


小緑葉蝉は

日本では チャノビドリヒメヨコバイ 

インドでは グリーンフライ

と言われています。


こちらのウンカ芽を使うお茶の元祖は

日本でも馴染みのある

台湾の東方美人茶です。


ウンカの被害のあった茶葉でお茶をつくり

独特の甘味や香りが人気になった

東方美人茶(もとの名前は白毫烏龍茶)


日本でも静岡県で丸子紅茶が

ウンカ芽のお茶を作られています。


2回目はより高温で淹れてみました。

こちらの方が

あとから残る甘味が心地よい♡


新芽のつんつん、ぴょんぴょんしてる様子が

楽しいです♪

5煎淹れましたが

まだ淹れることができそうです。


広東省の緑茶

紫金蝉茶の萱梓緑


美味しいお茶です♪