上巳節のレッスンの二つ目のお茶


2010年青餅

易武・老街・庚寅・陽春



餅の紙包みを優しく丁寧に開き

久しぶりにこの子を目にすると

少し小さくなった今の大きさをみて 

この前にいただいた日のことが浮かぶ…


今日もいただくことができる 

喜びを噛みしめて、

だけども

今日はじめていただくような思いもあり

鼻に近づけ固められた餅の

中ほどの香りを効く


内飛(Nèi fēi)を眺めて


餅を手で触れて

茶刀で割り

今から淹れる分のお茶の葉を

恐る恐るそっと引き離す

またいつかのために

薄い紙を丁寧に包みなおす


なかなかボロボロになってきた茶の包みをみると

故宮の国宝級の絵画が

お披露目されるたびに

劣化が進むということが浮かびます✨✨


2022年の夏に東京国立博物館で開催された

特別デジタル展「故宮の世界」

「千里江山図巻」(王希孟)の画



こちらの本物さんは北京故宮にあるそうですが

なかなか展示してもらえないそうです。

シドニーで蘇繍展に伺いはじめて目にして

鮮やかな黄と青緑の世界に魅了されました。







刺繍展で見かけたときは

まだ千里江山図のことを知りませんでした。


強烈な色彩美に魅かれて

一度見たら忘れられない美しさです♪




私にとりましてはこちらの普洱茶も

出会えた時からの数々の思い出があり

宝なのです♪


磯部優子先生と

お茶を学ぶみなさんとご一緒した香港で

美味しくて一枚ずつ買いました。

竹の包みに入っていた七子餅です。


ゆっくりと1煎1煎

淹れていただき

お茶が甦るタイミングと呼吸をあわせ

ご一緒のみなさんと

時間やおいしさを分かち合いました。

 


とっても美味しく淹れていただきました!