ある夜のこと、時間は21時。
「おやすみ」と電気を消して5分後
ミライが話しかけてきた。



ミライショボーン:ままぁ…
お墓にナムする人が
いなくなっちゃったら
お墓はどうなるの?
お墓がかわいそうだよねぇ…






・・・え?あんぐり
なぜ今その問い合わせ?





お墓にナム(お墓参り)をする家族が
絶えてしまったら?の心配をしている
この5歳が心配だわ…と心から思う。
寝る前はおろか
ここ最近でもお墓の話とか
一切してない唐突な話題。
幼稚園でそんな話になる状況が
あるとも思えないけど…
ま、いずれにしても
この手の返答は慎重にいかなければちょっと不満
平日のワンオペでやっとたどり着いた
1日の終わり(ゴール)に
このタスクはぶっちゃけ非常にダルい。


少し前に
「人は死んだら体はどうなるの?」と
質問された。
ハハ的には「天使が運んでくれる」とか
すっとぼけた答えで楽しみたいけど
繊細boyでごまかしが利かないミライに
メルヘンや冗談は通じないので
できるだけオブラートに包みながら
お葬式の流れを説明した。
火葬の話ではオブラート足りずで大号泣。
きみこさん…かわいそうえーん
まだ全然生きている大好きなばあさんで
火葬を想像してしまってパニック状態。
その後1時間位慰め&火葬説明に時間を要した。
その時の二の舞だけは避けたいところ。



でも…もう既に静かに泣いてるタラー
涙流しているよ、この子…。
とりあえず、声をかけてみよう。



ハハニコニコ:大丈夫だよ。
ママたちはずっとナムするし
ミライも大きくなったら
子どもと一緒にナムしてくれるでしょ?
そしたらそこ子どもたちがまた
家族を作って…って繋がっていくよ?

と、マイルドに慰めて
フェードアウトしようとするハハ。



ミライショボーン:でもさぁ
もし家族の最後の1人に
なっちゃって
子どもができる前に
死んじゃったり
結婚しなかったら
お墓はどうなるのよぉタラーショボーン
かわいそうじゃないよぉタラー



次々に不安を吐き出すミライ。
うーん…真顔
やっぱりふわふわな答えじゃ無理かぁ。
ミライを納得させるにはちゃんと話さないとね。
なるべく優しく話した内容はこちら下矢印

  • そうなったらそうなったで仕方がない
  • その場合ミライが責任を感じる必要はない
  • ミライの結婚や子ども(有無)はわからない
  • 結婚や子ども(有無)が幸せとは限らない
  • 人によって「幸せ」は違う
  • 因みにママはパパとミライといて幸せ


僕もファミリーは幸せだから
早く結婚したいし
子どもも産まれてほしいおねがい


  • 今のミライの気持ちも大切
  • 将来のミライの気持ちも大切
  • いろいろ考えてくれてありがとう


こんな感じでまとめようとしたが…
やっぱり突き詰めてきたミライ。


でも
お墓がどうなっちゃうのか
心配なんだよぉ…ショボーン



幼稚園児に話す内容じゃないよなぁ…と
思いつつ、もうわからなくても
具体的方法を教えないと終わらなそうなので…

  • お墓は引っ越しができる
  • 最後の手段は「墓じまいと永代供養」

特に「墓じまいと永代供養」について
詳しく説明して、やっと安心してくれた。


家族がいなくなっても
代わりにナムしてくれる
お寺のお坊さんってすごいね照れ



なんとか納得していただけたようだ。
ミライの涙が止まって一安心。
話しこんだらもう22時近い。



ニコニコもう遅いから寝てくださーい

照れはぁーい!おやすみ♥️ (秒で即オチ)



そんなに眠いの我慢してたんなら

はよ寝ろ。


お花見ツーリング。


なんでミライって

「こんなこと」が気になるんだろう…

って今まで何回も思ったことある。

もちろん「なんで空は青いの」みたいな

The子供って感じの質問もあるけども。

なんていうか…

「今の君にはまだ早い」って内容が

ホントに多くて

でも「まだ早い」では返したくないから

リアルに答えられるものは答えているけれど。

自分の子ども時代と比べると

いろいろ考えててすごいなぁと思う反面

生き辛そうだなぁとも思う。

日々心配事が多いしね。

ホント繊細だよね。

すんごい雑な時は雑過ぎるけど。


繊細故に家でも幼稚園でも

たぶん歳不相応に泣き虫なミライ。

けど泣きたいなら泣けばいいと思う。

私はそう思ってるけど…

この事に関しては身近に敵が2人いる。


①夫

泣いているミライに

「泣くことじゃない」といい放つ。

確かに「そんなことで?」的なことも多い

ミライの泣く理由。

ぶっちゃけ私もめんどくさい時はある。

でも泣くことかどうかを

決められるのはミライだけ。

おめぇの尺度で測んなよちょっと不満



②幼稚園のA先生

泣くと「年長さんになるから我慢しなさい」

と言われるらしい。

先生からのそのプレッシャーはキツイよね。

普段からしゃきしゃき系の先生で

ミライはすっかり苦手。

もう1人のB先生を心の拠り所にしている。




寄り添う育児
間違うと過保護になるのかな。
我慢が必要なのはわかるよ。

でもね。
ミライはもうミライの中で
我慢してるのよ。
我慢したいんだけど
泣けてくるのよ。

泣き始めはいつも震えてるのよ。
こらえようとして。
だから大声では泣かない。
しくしく泣くのよ。
きっと「泣いてごめんね」って思ってる。
そんなの思わないでいいのにな。

この繊細さんにこんな大雑把なハハが
寄り添うのには無理があるけれど
せめて君が生き易い毎日であるように…
祈ってるね。





話それたな…

話それついでに…
タイトルにつく「息子」。
ミライのこと「うちの息子は…」みたいに
使うのがどうしても出来ない。
「うちの子は…」って「子」ならいいんだけど。
ちなみにブログでは「夫」って書いてるけど
リアルでは「夫」呼びも出来ない。
「息子」「夫」違和感すごい。
で、今回使ってみたら
……………やっぱ違和感すごい。





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