8月に入ってから12日が経った。その間、さまざまな薬を飲まされ、リフレックスだと思っていた薬の正体はヒベルナだったりと、本当にいろんなことがあった。

 リフレックスとヒベルナに関しては、同じオレンジ色でも用途が全く違う。

 7月下旬。診察中に主治医と揉めた。私の論理と主治医の感情が衝突事故を起こした結果、任意入院から医療保護入院に切り替わり、そのまま隔離室に入れられた。

 こんなん、医者と揉めると任意入院から医療保護入院に切り替わるという最悪のイメージを読者に植え付けるエピソードでっせ。

 そして隔離室を出てからは、その病棟で数日間も生活させられた。自認として、病状はそんなに重くないほうだと思う。

 なのに、病状が重い人たちの病棟で生活させられた。

 私が一体なにをしたというのか。

 当時を思い返すだけで腹が立つ。

 スマホを使えず、紐のあるものは紐を抜かれた。振り返れば、そこは戻るべき病棟ではないし、戻ってはならない病棟だと思う。

 そして、理不尽極まりない主治医の対応にあまりにムカつき、とある行動を起こした。

 詳細は書かないが、それによって病院に監査が入った。その際にヒアリングを受けて、隔離室に入れられるに至った事情を事細かに説明した。

 わはは。

 泣き寝入りはせんぞ。

 8月の上旬頃までだったか。そこで生活し、無事病棟移動を果たした。あー……ここに帰ってこられてハッピー……という気持ちになり、その病棟に戻ってきてからわずか数秒で泣いてしまった。

「この部屋ね」とあてがわれた部屋に行く。と、その部屋にはThe アメ村みたいな雰囲気を放つ、一見すると元気そうな女性がいた。

 ……はい。アメ村と書きましたが、わたしはそこにたったの一度しか行ったことがありません。すみませんでした。

 それからナースステーションに行き、主任さんと話した。私の話をうんうんと聞いてくれて、主任さんは相変わらず優しかった。

 この病棟の主任さんが彼女でよかった、と心から思った。

 さあ、ここでの生活再開やー!! と意気込んだ直後、思い出した。主治医が薬の調整でめちゃくちゃ迷走している事実を。

 あっかーん!! それが迷走してるということは、とりあえずこれを組み合わせて……次はこれを……とお薬パズルをしているも同然の状態を意味する。

 そして悲劇は起きた。

 まずはこれを見てほしい。





 いわゆる薬情と呼ばれるもので、正式名称は薬剤情報提供書。それに書かれているクエチアピン、ヒベルナとルネスタの項目を見てほしい。

 ……?? なんで抗ヒスタミン薬が眠前薬のところにどん!! と存在しとるんや?? お前、アレルギーの薬やろ??

 ????

 ……ちーん。

 はい、この組み合わせを飲み始めてから足元がふらついて、おまけに平衡感覚まで保てなくなるという、まさしく緊急事態が発生しているわけなんですよ。

 いや、本当、お薬パズルは家でやってちょうだいませ。私はモルモットではございませんのよ。

 わはは。

 薬の組み合わせに関してはもちろん、私は医者ではないため、これとこれを組み合わせれば、どのような主作用や副作用が強く現れるのかといった知識を当然持ち合わせていない。

 だが、今回に関しては、「……ヒベルナくん、あんたか?」とヒベルナに疑いの目を向けている。つまり、被疑者ヒベルナが何食わぬ顔をして眠前薬のところにどん!! と居座っているのが今回の問題なのかもしれない。

 えー、総括するとですね、記事のタイトルである「あかんて」ですが、これはつまり、ヒベルナが眠前薬のところに居座っているのが「あかんて」という意味です。

 ヒベルナ、本来の用途にお戻りなさい。本来のあなたはね、不眠症の治療を目的として作られた薬ではないのよ。