六本木ヒルズにて美味しいハンバーガーを頂いたもっさん。




参戦Day7、今期大会での実食14皿目。
大トリはこちらにお邪魔しました。





「37 ステーキハウス & バー」さん。
2024年8月19日訪問。
11時56分入店。



六本木ヒルズ内、六本木けやき坂 けやき坂通り2階にて営業の「37 ステーキハウス & バー」さん。
界隈の人気店であり、グルメバーガーグランプリの「顔」でもあります。

もっさんが同店へお邪魔するのは平日のランチタイムが殆どですから、客層はスーツ姿のサラリーマンさんによるビジネスランチが大半を占める印象です。

あとはそれなりのご年齢のご夫婦や、女性グループでしょうか。
お若いカップルは余り見掛けませんね。
流行り廃りに左右されない客層のように感じます。

その37 ステーキハウスさんは過去のグランプリに於いて、2015年〜2017年に「レギュラーメニュー部門」で同大会3連覇。
2021年〜2023年には「特別限定メニュー部門」にて同3連覇。

⁡六本木グルメバーガーグランプリには同一店舗が3連覇を達成した場合、「殿堂入り」として以降のエントリーをご遠慮頂くルールがあります。

37 ステーキハウスさんは両部門で殿堂入りしちゃいましたので、今季グランプリに於いては「審査対象外」。
「参考出品」というか「招待作品」とか、そういう扱いです。
今後はどうするんでしょうね?
もっさんがスタッフさんにお伺いしたとろでは
「来年以降の話は全く聞いていないです」
とのこと。

グランプリ会期中の時点では、そりゃ決まってなかろうとは思いますが、グランプリの「顔」がずっと不在という訳にもいきますまいね?
かと言って、ルールはルールですし。
森ビルさんのご判断に期待したいところです。
◯ 21日間熟成ブラックアンガスビーフのハンバーガー
カポナータと生ハム、モッツァレラチーズを燻製BBQソースで [ランチコース]


まあ未定の話はさておいて、「殿堂入りハンバーガー」を頂きます。
平日ランチタイムのバーガーにはスープとカフェ付き。
これにサラダとデザートが加わるランチコースにてお願いしました。
尚、コースは恐らく事前予約限定です。

◯ アイスコーヒー



⁡最初に配膳はドリンク。
コーヒー or 紅茶からアイスコーヒーをお願いしました。

特にメニューには謳っていませんが、飲み干すと直ぐにスタッフさんが

「お代わり如何ですか」

と聞いて下さいますので、実質お代わりし放題です。
有り難くガブガブ頂きます。

◯ 本日のスープ



2品目はスープ。
この日のスープは、冷製のトマトクリームスープでした。

もっさんは持論として当ブログで幾度となく述べておりますが、冷製スープ、特にポタージュやクリーム系が美味しいお店は、どんなお料理をお願いしてもまず間違い有りません。
逆もまた真なりで、味の付いた牛乳の如きを冷製スープだと宣うお店は、まあ大したお料理が出て来ませんわ。

37ステーキハウスさんのトマトスープは満点の回答。
ラーメン用の丼で飲みたいくらいです。

◯ サラダ




コースで加わるサラダはレタスが主体。
やや酸味強目のイタリアンドレッシングで、サッパリと食べさせます。

◯ 21日間熟成ブラックアンガスビーフのハンバーガー
カポナータと生ハム、モッツァレラチーズを燻製BBQソースで




いよいよハンバーガーの御出座。
⁡いやあ、今回も攻めた構成ですな!






野菜類は別添えのオープンスタイルです。
グランプリ公式サイトの写真を見る限り、野菜類はパティの下に置くのが正しい積み順のよう。
言うて、積み直しに失敗すると目も当てられません。
妥協して上へ積んで頂きます。


パティは恐らく、レギュラーメニューのクラシックバーガーと同じポーション。
ご自慢の熟成ブラックアンガスにオージーのミックス。
これをチャコールグリルによる直火で焼いています。
表面は香ばしく焼き固め、内側には大胆に赤みを残すミディアムレア。
肉汁が溢れるタイプでは有りませんが、その分赤身肉の旨味がバッチリと主張!
口当たりは非常にソフトで、180gの重量級パティをスルスルッと食べさせます。
もう毎年同じ事を言っていますが、このパティを用意出来た時点でズルい!
それくらいに説得力があり、兎に角美味しいパティです。
今年もその実力を、遺憾無く発揮していました。
メインソースは(全く見えませんが)カポナータ。
トマト系ソースとモッツァレラ・牛肉の相性の良さについては言うまでも有りません。
が、バーガーのソースにカポナータを用いたのものは、もっさんも初めて経験します。
カポナータのお野菜はトマト・玉ねぎ・ズッキーニ・ピーマン。
ズッキーニが入る事によって、バーガー全体に「夏らしさ」を齎しています。
これはニクいですねぇ!
演出の上手さ、流石のひと言です!


モッツァレラチーズはたっぷり!
カポナータとパティを包み込む事により、パティ・メインソースのカポナータ・事実上のサブソースたるモッツァレラがほぼ一体化。
このバーガーに於ける「主役一座の立ち位置」、つまりは作り手の意図した味わいを明確に伝えるバイプレイヤーでもあります。
チーズの上には、止めとばかりに生ハム。
生ハムを用いたハンバーガーもちょっと記憶に残る有りません。
いや、初めてだと思いますね。

加熱された生ハム独特の強い旨味が、パティの旨味と素晴らしい相乗効果を発揮。
カポナータ・モッツァレラと共に、皿上のイタリア旅行をも演出しています。


ソースは2種を用意。
白い方はレギュラーメニューのクラシックバーガーにも付いてくる「37ソース」。
タラゴンの香りを効かせたタルタルソースです。
赤い方はこのバーガー専用の燻製BBQソース。

正直、37ステーキハウスさんのバーガーは味変とか要らないくらいに美味しいので、毎回ソースの存在感を忘れそうになります。
前者は酸味と香気で、後者は辛味でバーガーの味わいをキュッと引き締めます。

◯ 本日のデザート盛り合わせ




ランチコースのラストはデザートプレート。
37さんは、デザートもしっかり旨いのが好印象です。

デザートは上から時計回りに



バナナチョコレートケーキ



巨峰のソルベット



ベリーのティラミスでした。



ラストにもう1杯、アイスコーヒーのお代わりを頂きます。
食中はブラックですが、デザートと一緒に〆る際には、ガムとミルクもお願いします。




「飛び道具」とも呼べる傑作パティを持ちながら、決してパティ頼みではない美味しさの組立て。
ハンバーガーのハンバーガーたるは全体のバランスにあり、を体現したひと皿です。
テイスト:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
インパクト:⭐️⭐️⭐️
クリエイティビティ:⭐️⭐️⭐️
グランプリでは採点対象外のハンバーガーではありますが、敢えて満点を付けておきます。
ご馳走様でした。