もっさん、この日は東京へ。
久々にその名の通り、東京駅へ降り立ちました。

さて。
この日8月5日は、2024年に於ける2回目の「夏土用の丑の日」。
所謂「二の丑」です。

夏土用は例年18〜19日間。
12日周期で訪れる「丑の日」が2度重なる確率は、ざっくり6割弱と聞いております。

が、お休みが不定期なもっさんにとって、2度の丑の日が両方ともお休みとなるのは、かなりの低確率でございます。
縁起物ですから仕方がない!
鰻を食べなきゃ(決意)。





「うなぎ 成田新川 東京駅店 (うなぎ なりたしんかわ とうきょうえきてん)」さん。
2024年8月5日訪問。
11時30分入店。



という訳で。
東京駅を出ましたらまっすぐ地下フロアの商業施設「グランスタ八重洲」へ。
お邪魔しましたのは成田市にて鰻問屋を営む「光輝」社の直営ブランド「成田新川」さん。



美味しいという評判は聞いていた鰻屋さんながら、成田の本店さんは車が無いと訪問が厳しい立地。
故に、グランスタの東京駅店さんには以前より目をつけておりました。



世間様的には、二の丑の鰻への興味はどんなもんでしょう?
店内はこれから電車や新幹線で移動と思しき、大きめなバッグをお持ちのサラリーマンさんで満席。
ひと仕事前のパワーランチですかね。
念の為予約しておいて正解でした。

◯ きも焼き



ファーストオーダーは定番のきも焼きと、白焼きから。
日本養殖新聞を読みながら待ちます。




お先に登場は肝焼き。
おっほ! これは中々の迫力!
串には肝が6尾分? 若しくはそれ以上ありそうです。



肝の苦味と、焦げの苦味の相乗効果。
濃厚な肝の旨みに、辛口のタレが切れ味を齎しています。
パツンと弾けるような食感も堪りませんなあ。
いやあ美味しい!

◯ 白焼き 梅




オーダーから20分ほど待って、登場の白焼き。
大サイズの鰻が1尾分となる梅にてお願いしました。




店舗裏手に掲出のポスターに拠れば、鰻は愛知県三河産のブランド鰻「三河鰻咲」とのこと。
先ずは端っこを千切ってそのまま。
淡白な身ごろの美味しさと、焼けた皮目や脂の香ばしさを味わいます。



次いで、お塩と山葵で。
更に山葵醤油と、交互に頂きます。



恥ずかしながらもっさんは、白焼きを山葵醤油で頂くのはこれが初めての経験でした。
タレではなくお醤油で鰻を食べてみる事によって、「白焼きと蒲焼きの違い」が、より自分の中で明確化出来たように思います。
これは、他の鰻屋さんでも同じ経験をしておくべきでしょう。
いや、勉強になります。

◯ うな重 松

白焼きの配膳と同時に、うな重もオーダーしておきました。
こちらは白焼きまでを終えたポーションかしら。
同じくオーダーから20分ほど待っての登場です。





うな重は特大サイズの鰻2尾を用いる、松をお願いしました。
デフォルトで肝吸いとお新香付き。




いやあ、いい色に焼けていますなあ!
鰻はふんわりと柔らかく、はらりと解ける口溶けの良さ。
脂が落ちている分、より身ごろの旨みにフォーカスが当たりますね。



ご飯は大盛りにしておりませんが、中々のヴォリュームです。
辛口でやや濃いめのタレが、否が応でもお箸を加速させますぞ!



鰻は特大が2尾の筈ですが、見えているのは1尾半。
ちゅーことは、アレですよね……?



居ました!
ご飯の内側にもう半尾!
もっさん、所謂「2段重」を頂くのは初めてでございます!
テンション爆上がり!!!
底から掘り起こすように、大口に掻っ込んでフィニッシュです!






音に聞こえた銘店の鰻をたっぷりと堪能。
好立地のみならず、このお味ならばずっと外待ちが続いているのにも納得です。
ご馳走様でした。