あっさり更新です。
「しかたらむかな」さん。
2024年6月14日訪問。
11時20分入店。
神楽坂のデザイナーズマンション「kif annex」にて営業のベーカリー、「しかたらむかな」さん。
前々回の記事にてご紹介した「400℃ PIZZA TOKYO」さんの並びに位置しています。
お邪魔する度、常に行列を目にしており、否応無しに興味を唆られていたお店でした。
しかたらむかなさんのオープン時刻は午前10時30分。
ベーカリーにしては遅めに感じます。
その10時30分より13時迄の入店には、事前にオンラインでの予約が必要です。
予約枠は30分刻み。
あくまで入店時刻の予約であり、パンの取り置きはして貰えません。
お目当てのパンがある場合には、早めの時間の方が安全でしょう。
もっさんは11時を予約し、11時5分に現着。
店舗には最大2組まで入店出来ますが、ひと組毎の滞在時間は長めです。
結果、15分程待っての入店でした。
因みに予約サイトは、もっさんの大嫌いなT◯RETAです。
この日も予約に20分掛かりました。
ガッデム。
こちらは店内の様子。
この日のラインナップは19品。
どのパンも、一般的なベーカリーでは見た事のないものばかりです。
開店から1時間経っていませんが、既に売り切れ間近のものもいくつか出ていました。
しかたらむかなさんのパンの特徴のひとつに、自家製酵母を4種類用いている事が挙げられます。
パンのディスプレイは酵母とパン生地毎に大きく9つのシマに分けられており、其々の特徴をスタッフさんからお聞きしながら商品を選びました。
成る程、こりゃひと組毎のお会計が長い筈ですわ。
さて、帰宅後です。
撮影班スタンバイ!
◯ あんこマスカルポーネ
当日、夕食後のデザートに頂いたのは「あんこマスカルポーネ」。
何度か店名を変えての移転を経験しているしかたらむかなさんの、変わらぬ人気商品とのこと。
今回購入したパンの中では唯一、味の想像が付きやすいものでした。
おっ!
人気というだけあって美味いじゃん!
パン自体にしっかりとした旨味の主張があり、あんことマスカルポーネは裏方に回った格好です。
もっさんは然してパンに詳しい訳ではありませんが、こうしたデザインは珍しいように思います。
いや、これは確かに美味しいですね。
◯ いちご
翌日の朝食に頂いた「いちご」は、しかたらむかなさんの代名詞的な人気商品。
もっさんもこれをお目当てにお邪魔しました。
しかたらむかなさんのパンのもうひとつの特徴は、最大120%にも及ぶ超高加水率。
パンひとつひとつがデカく、ずっしりと重たく、お値段もお高めです。
「いちご」も表面のテクスチャは硬そうですが、手で千切ってみると、クラムの柔らかさにビックリ!
そのしっとりさたるや、何に例えるのが正解なのか?
ものすごーく知恵を絞って出た結果が、「肉まんの生地の内側のとこ」でした。
肉だねのスープが染みて、色が変わっている辺りね。
更に、フルーツの量がまことにハンパない。
これ総重量の半分くらい、レーズンとプルーンとパイナップルじゃね?
いや待て、これはそもそも本当にパンなのだろうか(哲学)?
思考のループに嵌るくらい、斬新で衝撃的な美味しさでした。
◯ 塩味ナッツ
昼食用に仕事場へ持っていった「塩味ナッツ」。
こちらはそこまで加水率が高く無いため、出勤前にスーパーへ寄り、クノールのコンソメスープも買って行きます。
この采配がズバリ的中!
パン全体に効かせてある塩気とペッパーの風味が、コンソメスープとメチャメチャ合います!
普通に千切りながら食べるだけでなく、スープに浸して食べても美味しい。
ナッツはひまわりの種やアーモンド、ピーナッツなど5種。
2種のチーズとも相俟って、大ぶりなパンながら飽きずに楽しく食べきれました。
◯ みたらしのガッシュ
こちらも変わり種。
スタッフさんの強いプッシュに惹かれて買い求めました。
「みたらし」という言葉のイメージ程に甘くは無いのですが、パン全体がしっかりとお醤油味!
惣菜パンを含めても、お醤油味のパンは珍しくないですか?!
また、こちらにもナッツがぎっしり。
塩ナッツを超える7種類のナッツが焼き込まれています。
カットした断面も撮影してお見せすべきでした。
単品は勿論、チーズと合わせてオードブルにも。
お醤油味がとても良いアクセントになってくれます。
こちらは夕食後の晩酌に、クリームチーズを塗って。
スパークリングのお摘みで頂きました。
という事で、もっさんには珍しいパンのご紹介でした。
要予約と言われるとハードルの高さは感じますが、実際に人気のベーカリーさんやドーナツ屋さん等は、並び上等のお店だらけ。
予約を受けてくれるだけ有情と言えるでしょう。
超高加水パンはマジに衝撃的ですよ。
ご馳走様でした。