この日は赤坂を食べ歩いたもっさん。
最後は、お菓子を買い求めます。

向かいましたのは和菓子屋さん。
赤坂きっての有名店へお邪魔します。



「赤坂青野 赤坂サカス店 (あかさかあおの あかさかさかすてん)」さん。
2024年6月13日訪問。
13時54分入店。
赤坂の地にて120年。
5代を跨ぐ老舗の「赤坂青野」さん。
元々、名代のきな粉餅「赤坂もち」や黒糖カステラの「黒塀」で有名なお店です。

近年では夏季に数量限定・事前予約必須で販売される「冷やしみたらし」が大人気に。
もっさんも事前にオンラインから予約して買い求めました。

もっさんが予約したのは、複数ある店舗のうちの赤坂サカス店さん。
千代田線赤坂駅から直通につき、お土産とするにはうってつけです。



が、赤坂サカス店さんは規模的に「店舗」というよりは「売店」ですね。

売り場面積が小さい為、商品のラインナップも少ないです。
念の為、赤坂駅に到着後ショーケースを確認しましたら、矢張り季節商品は殆ど売っていません。



結果、冷やしみたらし以外のお菓子は赤坂見附店さんに連絡。
取り置きしておいて貰い、2つずつ購入しました。

以下は帰宅後。
みたらしは冷蔵庫にてキッチリ冷やしておきましたぞ。
久々に撮影班もスタンバイです。
◯ 赤坂もち



きな粉餅界隈では最早お馴染みのこのパッケージ。
風呂敷包みとしたスタイルは、赤坂青野さんが元祖だそうです。



赤阪青野さんの赤坂もちはお餅に胡桃と黒糖が練り込んであり、黒蜜を後がけしないのが特徴的。



きな粉はたっぷり入っており、全て掛けるとこんな感じになります。
黒蜜が無い分、お餅の味わいはしっかり濃いめ。
胡桃の食感と香ばしさも良いですね。

◯ レモン大福


初夏の季節商品より、レモン大福。
良くある「いちご大福」や「マスカット大福」らとは異なり、果実をまるごと用いている訳ではありません。


が。
白餡にレモン果汁とレモンピールがバチバチに練り込まれており、凡百のレモン饅頭とは一線を画した「レモン圧」を感じさせます。
酸味も結構なレベルで、有り体に言えば遠慮の無い酸っぱさ。

その点を含めても皮や白餡とのバランスが良く、とても上品な美味しさに着地させています。
とても美味しいです。
◯ 水まんじゅう
◯ くず桜



夏季の季節商品のうち、ド定番から2種。
餡子がやや透けて見えるデザインは同様ですが、食感も味わいも異なります。

水まんじゅうの皮は生地を冷やし固めている為、要冷蔵のデリケートなお菓子です。


カットすれば、ゆるめに仕立てたこし餡がとろりと流れ出しそう。
生地と餡子の両者が、文字通り舌の上で蕩けます。


くず桜の皮は葛粉の生地を蒸し上げたもの。
ぷにぷにむちむちな舌触りと噛み応えが堪りません。



こちらは反対に冷えて生地が固まってしまうと美味しく無いので、水まんじゅうとくず桜の両方を買い求めると
「冷蔵は水まんじゅうだけですよ」
とクギを刺されます。
そら(似ていますから)そう(も言われます)よ。

◯ 冷やしみたらし


そして、お目当ての冷やしみたらし。
ひと箱12個入りで、ひとり限定3箱まで予約可。
持ち帰った後、商品名通りしっかり冷やして頂きます。




容器はスチロール製で、プラ製のスプーンが2個付属。
蓋の内側にはビニールが1枚挟まれています。


改めまして、こちらの商品は「冷やしみたらし」。
「みたらし団子」とは謳っていないのが大事な部分です。



お団子の主成分はうるち米ですが、冷やしみたらしは澱粉を練り上げたもの。
上新粉ではなくタピオカ粉です。
団子とは異なりもっちり感が無く、ストンとした歯切れの良さ。
舌触りもプルプルかつ滑らかです。
畢竟、デカくて食べ応えのある和風タピオカです。

みたらし餡がまた素晴らしい。
お醤油とお砂糖の旨みやコクが前面に出ています。
冷やして食べるものですから、味付けはやや塩っぱ目。
甘塩っぱさにキレ味を併せ持つ、素晴らしい美味しさ。
こりゃ来年も買わなきゃ!




みたらし餡はたっぷりと入っていますので、残った餡はまた冷蔵。
翌日の夕食後に、バニラアイスクリームと合わせてデザートにします。
餡がそれなりに濃いめの味わいですので、ラクトアイスよりもアイスクリームと合わせるのが良いと思います。







久しぶりに、餅や大福、餡子の類をガッツリと堪能。
矢張り和菓子は良い。
ご馳走様でした。