もっさん、この日は赤坂見附へ。
千代田線を赤坂にて降り、徒歩にて外堀通りへ。



向かいましたのはこちら。
プルデンシャルタワーでございます。
高層建築は必ず写真に収める田舎者の鑑。

ちな、同施設はかの「ホテル ニュージャパン」の跡地にあり、防火・防災対策に気合の入った設計だそうです。

今回はそのプルデンシャルタワーの敷地内にある商業施設「プルデンシャルプラザ」にて、注目していたピッツェリアへお邪魔します。





「PIZZERIA MANCINI TOKYO (びっつぇりあ まんちーに とうきょう)」さん。
2024年6月13日訪問。
11時30分入店。

今年3月にオープンし、ピッツァファンの耳目を集めた「ピッツェリア マンチーニ 東京」さん。
プロデュースを務められるのは、大西誠氏。
日本ナポリピッツァ職人協会の会長を務めるピッツァイォーロ(ピッツァ職人)であり、日本のピッツァ業界に於いては指折りの重鎮です。

お店の運営元はワイズテーブル社。
ナポリピッツァチェーン店の「サルヴァトーレ クオモ」を保有する企業さんです。
マンチーニ東京さんも「ピッツァ サルヴァトーレ クオモ 永田町」さんの跡地に入っています。
マンチーニ東京とサルヴァトーレ クオモは、事実上の姉妹ブランドと捉えて宜しいでしょう。

◯ 本日のプランツォ:Antichi Sapori 0024 PIZZA Set

大西誠氏が2003年の「PIZZA FEST」にて優勝した際のメニューが「ピッツァ アンティキサポーリ」。

マンチーニ東京さんでは、この世界一に輝いたピッツァが頂けます。
商品名には2024が入っていますので、当時そのままのレシピでは無いのかも知れません。

が、その片鱗は味わえそうです。
もっさんはアンティキサポーリに前菜盛り合わせ、ドルチェの付いたセットをお願いします。



お先に配膳は前菜盛り合わせ。



前菜は真鯛のカルパッチョに



レバーペーストのブルスケッタ、



キャベツとアンチョビのアーリオオーリオ、



インゲン豆のマリネサラダの4品。
お肉系・お魚系・お野菜・お豆と、バランスの良い取り合わせに好感が持てます。




ややあって、登場のピッツァ アンティキサポーリ。



トッピングはプロヴォーラチーズ、セルバチコ、ミニトマト、プロシュート コット。
仕上げにグラナ パダーノ。

ははあ〜〜、これは良いですな。
ピッツァ職人大会の優勝ピッツァというフィルターを通さずとも、とても食べ易く万人向けな構成だと思います。

大西氏がピッツァを作る様子を撮影した動画を、ピッツァマニアの方のSNSで拝見したのですが、やはりこのひと品は人気がある様子。
予め大きなボウルに、刻んだセルバチコとプロヴォーラチーズを合わせたものが用意してありました。

念の為記しておきますが、大西氏はいつでも必ずお店にいらっしゃる訳では有りません。




この日の窯を担当されたのは、数年はキャリアのありそうなピッツァイォーラ(女性ピッツァ職人)さん。
焼き上がったピッツァはコルニチョーネ(フチ)の形成にやや難あり。
結果、ふつう、の域を出ないピッツァという感想に落ち着きました。



この日のドルチェはイチゴのティラミス。
う〜〜ん。
ティラミスは、ココアパウダーあってこそのティラミスですかなあ。
イチゴ味ではココアの代役は荷が勝ち過ぎるように思います。



食後に追加オーダーしたエスプレッソ。
明確な渋みと酸味の主張があり、良い豆を使っていると感じました。



マンチーニ東京さんは、同じくワイズテーブル社傘下の「ポール バセット 永田町店」さんと同居しています。
メニューにはそうと謳っていなかったのですが、恐らくコーヒーメニューはそちらのものが出てくるのだと思われます。






サルヴァトーレ クオモから独立したブランドではありますが、総じて、カジュアルなチェーン展開レストランの域を出ないという印象でした。

故にそのフルスペックを体験したいのであれば、事前に大西氏が出勤しているスケジュールを抑えてから出掛けるべきでしょう。
ある意味、ピッツァマニア向けなお店とも言えます。
ご馳走様でした。




久々の薪窯撮影。
薪窯は恐らく、ナポリのジャンニ アクント社製。
天上まで高く伸びた鏡面仕上げの外装パネルが実に特徴的です。