あっさり更新です。





「PST 六本木 (ぴーえすてぃー ろっぽんぎ)」さん。
2024年5月4日訪問。
13時5分入店。

国立新美術館近くにて営業の「PST 六本木」さん。
もっさん的に、都内でも5本の指に入ると思っているピッツェリアです。

ディナー営業がメインのお店ですので、ランチ営業はウィークエンドのみ。
割合では予約して来店するお客さんの方が多い印象です。

もっさんの現着時点で店内は満席。
一旦店外から店内を窺うと、もっさんがリスペクトするピッツァイォーロ(ピッツァ職人)のひとりで、同店オーナーの玉城翼氏は残念ながら不在の様子。
故に、「今日はパスでええかな〜」と思っておりましたが……。

どなたがピッツァを作っておられるかと思いきや、お若い女性の方でした。
遠目からにも、その業前は中々のものと見受けられます。
こいつは興味が出て参りましたぞ!
結果、15分ほど待っての入店でした。

◯ 本日のプランツォ:Margherita di bufala

⁡この日のピッツァ窯を担当されたピッツァイォーラは西野玲奈氏。
オーダーは水牛モッツァレラのマルゲリータにて、お手並み拝見と洒落込みます。

好都合な事に、西野氏の手元が良く見える、カウンター席への着座でした。
生地の成形やピッツァ窯へ塩を打たれる様などは、正しく師匠譲り。




完成のマルゲリータ ディ ブファラ。
畝りを出し、焦げを付けたコルニチョーネ(フチ)など、SAVOY系ピッツァの特徴が良く出ています。




流石に、未だ師には及ばずとは言え、お作りになったピッツァは立派なものと言って良いでしょう。

もっさんは玉城翼氏を、都内でも5本の指に入るピッツァイオーロだと思っています。
方や、西野氏の職人歴は2年ちょいとお聞きしました。
将来がまことに楽しみな職人さんです。

◯ Homemade Kyoto Uji matcha Panna cotta
◯ Espresso double





食後にはきっちりドルチェ&カッフェをキメます。
ドルチェには抹茶のパンナコッタ。
カッフェはいつものエスプレッソをお願いしました。




パンナコッタは本体とジェラート、ソースも全て抹茶味で統一。
餡子を添えた上で、更に抹茶を振りかけています。
PSTさんはお値段的に「高級ピッツェリア」の部類ですが、それでもここまで凝って、和に寄せたドルチェは珍しいように思います。



西野氏はお若いながら、年上のフロアスタッフにもキビキビと指示を飛ばすなど、堂々たる職人っぷり、シェフっぷりに感心しました。
また周囲のスタッフもしっかりとサポートが出来ている事で、きちんとお値段に見合う、客側も満足の行くサービスが提供されています。
お値段に実力が伴わないお店は見倣って、どうぞ。
ご馳走様でした。

※おまけ



こちらは昨年頂いた、玉城氏の手による水牛モッツァレラのマルゲリータ。
西野氏のピッツァと比べて成形がより真円に近く、コルニチョーネも高さや幅が一定にキープされています。
散らしたモッツァレラチーズは大きさの粒が揃っており、配置も均等で綺麗です。
もっさんが「都内でも屈指の腕っこき」と認める所以です。