もっさん、この日はちょいと早起き。
向かった先は浅草でございます。
TXを浅草駅にて下車し、浅草ROXを左手に国際通りを南下。
一丁目交差点を過ぎますと、目的のお店に行列が見えて参ります。
「紅鶴 (べにづる)」さん。
2024年3月18日訪問。
9時52分入店。
パンケーキでは関東圏屈指の有名店。
かつ、海外にもその評判が轟いているお店となれば、間違いなく名前が挙がるのは紅鶴さんでしょう。
もっさんは2020年に一度訪問済み。
今の浅草界隈の人の多さは、当時とは比べ物になりません。
その最大の要因は海外からの観光客が戻ってきた事であり、紅鶴さんもご多分に漏れません。
紅鶴さんへの入店は、整理券による完全予約制。
受付開始は当日の朝8時30分です。
もっさんは並びを警戒して、7時52分に現着。
既に7名が並んでおり、8番手に付けます。
そこから三三五五と並びが増えて行き、8時半の時点では30名超え。
うち7割以上が、海外の方のように見受けられました。
無事に整理券をゲット。
開店は9時半ですが、もっさんはその後の予定の兼ね合いもあり、10時にて予約をお願いします。
軽く朝茶なんぞで時間を潰しつつ、9時50分にはお店へ戻ります。
整理券の確認があり、入店は9時52分でした。
尚この時点で、最速の入店は13時30分となっていました。
◯ 本日のブランチ：蜂蜜とバター、苺とクリーム ピスタチオアイス添え、本日の生果汁
紅鶴さんのパンケーキメニューは、レギュラー5種にシーズナルを加えた全6種。
このうち最もシンプルな基本的メニューが「蜂蜜とバター」。
もっさんは未食でしたので、先ずはこれをお願いします。
整理券の発行時点で、パンケーキは2つ頂く事を告げてあります。
寧ろその時点で言っておかないと、後からの追加は出来ません。
また、紅鶴さんはワンドリンク制です。
日替わりの生果汁はピンクグレープフルーツとの事。
そちらをお願いしましょう。
オーダー後、20分程待ちまして。
お先に登場はグレープフルーツジュース。
ややあって配膳の、蜂蜜とバター。
大きくカットし、パンケーキへ立てかけたバターが印象的です。
パンケーキの厚みは5cm程度かしら？
3枚重ねの上段は中段・下段よりもやや小さめに焼いており、積み上げた際に崩れにくくなっています。
では頂く準備をしましょう。
手始めにバターを4：3：3を目安にカット。
大きなものが下になるよう、パンケーキの間に挟んでいきます。
これで少し待てば、挟まれたバターはひとりでに溶けてくれます。
もっさんのやり様を見ていた外国のお客さん方が、両サイドから
「Oh! Professional……」
「Jesus! It’s so cool!」
と、感心しておられました。
まあ、それ程でもありますわ(慢心)。
紅鶴さんのパンケーキは、生地に米粉を用いています。
スフレスタイルのパンケーキならではのふんわりとした柔らかさの中に、むっちりとした歯触りを残す食感がとても特徴的です。
焼き目の香りも、ちょっとだけお煎餅チックですね。
作法に則って魔王様ムーブをキメつつ、最上段のバターを塗り溶かします。
次いで、蜂蜜をたらりんぱ。
この際、蜂蜜は上段から溢れない量に止めておくのが、もっさん流でございます。
最下段のパンケーキは敢えて蜂蜜と触れさせない事で、上段はあまあま、下段はほんのり塩味のみと、味わいにグラデーションを付けて頂きます。
うまい(炎柱並感)！！
バターを仕込んでいる間に、ふたつ目のパンケーキも登場していました。
シーズナルメニューの「苺とクリーム ピスタチオアイス添え」です。
バターが溶けるのを待つ間に、こちらを頂きましょう。
この日用いられた苺は、佐賀県産の「いちごさん」。
平均糖度が14度と、国産の苺では相当に甘い部類。
かつ、適度な酸味を併せ持つ品種と聞いております。
フレッシュ苺に苺クリーム、苺ソースの波状攻撃。
古のタクティクスで言うところの「三段撃ち」です。
もう見ているだけで美味しい！
これは明らかに、パンケーキ・苺・苺クリームをいっぺんにお口へ放り込むデザインでしょう。
紅鶴さんの生地は甘さを抑えてありますので、苺の鮮烈な甘酸っぱさとコントラストを生じています。
苺クリームも甘さは控えめですが、それ故にミルクの旨みがしっかりと感じられます。
苺ソースは自家製のコンフィクチュールかしら？
こちらは明確に甘く酸っぱい仕上げ。
少量でも存在感を発揮し、苺とパンケーキの間をバランス良く取り持っています。
素晴らしいデザインです！
添えられたピスタチオアイスクリームには、ピスタチオそのものを埋め込んであります。
香ばしさと食感の演出が実に良き！
この工夫は初めて見ましたが、こんなん美味いに決まってますやん。
自身のパンケーキランキングに於いて、スフレスタイルパンケーキのトップタイ。
いや、相変わらず美味しい！
早起きした甲斐のあるお店です。
ご馳走様でした。
