もっさん、この日は下北沢へ。
同地を訪れるのは2023年10月以来、約3か月ぶりです。

未だ未だブックマーク店舗が多いエリアですから、今後もこのくらいのペースで通えると良いかなと。
飲食以外にも古着屋さん等のファッション関係で見どころが多く、飽きる事が無い街ですね。

そんなシモキタでの食べ歩き。
名うてのハンバーガーショップからスタートです。





「YUMMY BURGER (やみーばーがー)」さん。
2024年1月18日訪問。
11時31分入店。

「スマッシュバーガー訪問強化月間」。
その第3弾は2022年5月のオープンより、一貫してスマッシュパティを提供しておられる「ヤミーバーガー」さんへ。



もっさんは昨年開催された「ジャパンバーガーカップ2023」への出場で、ヤミーバーガーさんを知りました。
また同年には世田谷区商店街連合会から「世田谷キラリ輝く個店グランプリ 2023」に選出されています。

評判のハンバーガーを是非食べてみたいとバーガーブックマークの上位に据えており、この機会にお邪魔しました。
◯ 本日のランチ:ヤミースマッシュバーガー ダブル、自家製レモネード

ヤミーバーガーさんでは、2ラインのコンテンツを展開。
ひとつはトマトやレタスが入り、複数のソースを重ねる「ハンバーガー」。
もう一方は野菜抜き、ソースも簡略化された「スマッシュバーガー」。
パティは両方ともスマッシュパティを用いています。

⁡もっさんは迷わず後者をチョイス。
シングルからトリプルまで選べるパティはダブルでお願いします。



お先に配膳はレモネード。
はっきりと甘い味付けですが、酸味・苦味とのバランスは良き。
甘党にはおススメです。



そして登場のスマッシュバーガーダブルパティ。

アツゥイ!
バーガー熱っつ!
カウンターからはシェフのお手元が見えないのですが、これはドレス(積み重ね)をグリドルの上で行っているのでしょうか。
お皿もきちんと温められています。

ハンバーガーがとても熱々+お皿がホカホカのコンボは、実に素晴らしい!
特に後者が出来るお店は希少です。
もっさん的にハンバーガーショップではほぼ経験が無いと言ってよく、思い当たるのは「税・サ 別」の高級レストランやステーキハウスばかりですから。
お店の個性のひとつとして、武器になり得るサービスです。



では頂く準備をば。
On Your Marks。



パティは一枚が120g、ダブルで240g。
マダム曰く、用いるお肉はUSビーフのブラックアンガス種。
部位はチャックロール(肩ロース)を、ブロック肉での仕入れだそうです。
ミンチは店内にて10mmの超粗挽き。
これを丸いコテでギューッとスマッシュ!
……しているのですが、パティはそこそこの厚みを持たせています。
優しめスマッシュとでも言えば良いかしら?
何にせよこの手法が、他店のスマッシュパティと一線を画す大きな特徴となっていました。
その食感はスマッシュパティ・ノーマルパティの中間に位置し、正しく「良いとこ取り」。
焦がした表面はサクサクとした歯触り。
噛む度に口内にてはらりと解けるお肉の粒感、脂の旨み。
パティに厚みを持たせることで、10mmミンチの大きさや脂身の混ぜ込み具合が最大限に活かされています。
めがっさ美味しい!
またパティの径が、バンズに合わせたサイズに焼き上がっている点も見逃せません。

当ブログでは再三に渡って述べておりますが、もっさんはハンバーガーというお料理を「サンドイッチの亜種」と捉えております。
故に「持ち易さ・食べ易さ」はハンバーガーの大事なファクター。
パティの径とバンズの径が合っているハンバーガーは、やっぱり持ち易いですし、途中でパティがズレずに食べ易いですよね。



そのバンスは峰屋さん謹製の豆乳バンズ。
この豆乳バンズがまた傑作。
見た目はフランスパンチックで硬そうな雰囲気ですが、実際の食感は柔らかく、歯切れも良いです。
スマッシュパティの旨みをおおらかに受け止めています。


他の具材はチェダーチーズ、グリルドオニオン、刻んだスィートピクルス。
三者三様の存在感を発揮しています。

バンズに塗られたハニーマスタードの印象は然程に強くなく、上記の3パーツから出る甘み・酸味・塩気が事実上のソースとなっていました。
味わいとしてはピクルスの甘酸っぱさが前に出ています。



別添えのサウザンアイランドソースを乗せれば更に甘酸っぱさが増し、食べ口もライトに。
後半の味変兼ブースター役としてうってつけです。



一言でこのバーガーの感想を言うなれば
「度肝を抜かれた!」
という事になります。
微に入り細を穿ったスマッシュバーガー。
本当に細かな点まで良く練られたデザインと、それを現実のものとする技量に感服です。
アメリカン調の店内の雰囲気も良いですし、マダムの接客にも好感が持てます。


1点だけ、画竜点睛を欠くと言わざるを得ないのがバーガーペーパー。
こちらは米国食肉輸出連合会が作成したものと思われます。
アメリカンビーフの各種ロゴが入っており、食べる前からワクワク感を出してくれる良いデザインなのですが、実用としては耐水性が低すぎました。
かなり早食いなもっさんをして、食べ終える頃には漏れ出た水分で手がベタベタに。
偶々質の悪いものに当たっただけかも知れませんが、このペーパーは頂けませんですなあ。
バーガー食べ歩きも100軒を超えましたが、まだまだ驚きにも感動にも出会えますね!
これだから食べ歩きはやめられない!
ご馳走様でした。