もっさん、この日は東長崎へ。
時系列的には「手打蕎麦 じゆうさん」さんでお蕎麦を頂いた後の事です。

もっさん、この10日程前に親知らずの抜歯を行いまして。
この日は朝イチで術後の抜糸。
漸く、口の開け閉めに制限が無くなり、食べ歩きを再開出来ました。

日本蕎麦は全然行けましたが、他に柔らかくて食べ易くて、うま〜〜い食べ物って何じゃろう?





「鰻家 (うなぎや)」さん。
2023年12月25日訪問。
13時25分訪問。
検討した結果、鰻に辿り着きました。
ちゅー事で2軒目は鰻!
西武池袋線東長崎駅南口の商店街「長崎銀座」。
その南端に近い場所で営業の「鰻家」さんにお邪魔しました。

創業昭和44(1969)年。
かの本田宗一郎氏が愛した鰻屋さんだと、界隈では有名だとか。



もっさんは飛び込みでの入店でしたが、14時の時点で1階小上がりのテーブル2脚と、カウンター4席が満席となっていました。
2階にはお座敷があるようです。

客層は地元の常連さんを中心に、接待と思われるビジネスランチも。
訪問時間が決まっているのであれば、予約しての来店が望ましいでしょう。

◯ 本日のランチ:うな重 特上
鰻家さんのうな重及び蒲焼きは、梅・竹・松・特・特上と5種のラインナップ。
梅から特までは500円刻みで価格が上がっていきますが、特と特上の間だけは2,000円の差。

ここだけ価格差が大きいですね?
ナンデ???
お聞きしてみたら、特上だけ用いる鰻そのものが違うそうな。

ほーん、成程。
ならばうな重を特上でお願いしましょう。
肝吸いも付けちゃいます。
尚、結果として周りのお客さんも、ご年配の方を含めて特上オーダーばっかりでした。
鰻はオーダーが入ってから捌く本格派です。
当然時間も掛かりますが、こちとら暇人でございます。
お茶を啜りつつ、喜んで待ちますとも。



たっぷり30分弱待って、登場のうな重。




ぱっかんと。
よし!
見ただけでもう旨い!



特上の鰻は6年ものだそう。
結構なサイズを、これは1尾半かしら?
ご飯が見えないうな重はテンションが上がりますよね!




身ごろもふっくらと厚みがあります。
その食感たるや、ふわっふわ!
皮目までトロリの、超柔らか仕上げ!
これじゃこれじゃ。
これぞ正に、今のもっさんが望んでいた鰻ですよ!


タレも好みの辛口タイプ。
甘さは抑え、醤油の美味しさが前に出ています。

その味付けは知る限りの関東スタイルのうな重の中で、最も薄味でした。
⁡が、鰻のジューシィさや脂の旨さと相俟ってか、ちっとも不足には感じません。
ははあ、こんな手もあるものか!
これは相当に練られたデザインのうな重だなと、感心しきりでした。



肝吸いには定番のお麩の他に、春雨や蒲鉾、椎茸と具沢山。
ありそうで、実際にはあんまり見ない手法だと思います。


お新香は蒲焼きのタレに合わせてか、こちらもあっさりと薄味の仕立て。
配膳の際にも若女将さんから、お醤油をどうぞと一声ありました。
君はお醤油を掛けても良いし、掛けなくても良い。


これまでに頂いたうな重の中でも、屈指の美味しさ!
自身の好みに合うという点では、頭ひとつふたつ抜けていましたね。
次回はお酒とおつまみメニューも是非。
ご馳走様でした。