冒頭に、今回の令和6年能登半島地震にて被災された方々にお見舞い申し上げます。
寒い時期ですので、くれぐれもご自愛下さい。


「もっさんの食べ歩きブログ」をご覧の皆様。
改めまして、新年明けまして御目出度うございます。
当ブログ主幸、もっさんでございます。

昨年はお休みを頂きました「もっさんグランプリ」を、今年は再開致します。
当ブログにアップした記事の中より、選りすぐりのお店やお料理を紹介する企画でございます。

もっさんが2023年に投稿した記事は、全部で202本。
昨年は特にお休みすることなく、コンスタントに更新を続けられました。

2023年版グランプリのレギュレーションは、2021年版と同様です。
Amebaブロガー以外の読者様へご説明しますと、アメブロにはブログ内の記事を

「テーマ」

として分類する機能があります。
2023年、10本以上の記事を書いたテーマと投稿数は以下の通りです。

ラーメン:21本
ハンバーガー:21本
ピッツァ:13本
そば・うどん・和食麺類:19本
寿司・海鮮丼:15本
とんかつ:12本
カレー:33本

上記テーマのうちから各部門の部門賞を決定。
同テーマに入らないお料理の中からは「審査員特別賞」を、お店のサービスや雰囲気を評価する「店舗部門賞」も選定します。

また、2024年からのグランプリのレギュレーション変更に伴い、「M.M.D.部門」をひと足お先に新設します。
MMDとは即ち「Most Memorable Dish」。
10年経っても忘れないであろう、「記憶に残るお料理」を選定する部門です。

そして、2023年投稿記事の中から、もっさんが最も心を揺さぶられた1品には

「最優秀賞」

をお贈り致します。

では、さっそく各賞の発表です

☆ もっさんグランプリ2023 ☆

☆ 審査員特別賞 ☆




「RB’s ひつじ屋」さんの「ひつじのたたき」




RB’s ひつじ屋さんへの初訪問は2023年9月。
新松戸というロケーションの良さもあり、年末迄に4回お邪魔しました。



4回とも必ずオーダーしたのが、このひと皿。
臭みを感じさせないタタキはとても美味しく、酸味の強めなタレが食欲をガンガンに刺激してくれます。



もっさんの友人らにもハマる人続出。
全会一致での審査員特別賞選出でした。

☆ ラーメン部門 大賞 ☆




「桜上水 船越」さんの「チャーシューワンタンメン(塩)、大盛り、味付玉子」




2023年、ラーメン界に現れた超新星が「船越」さん。
TRY新人賞も獲得し、後半の話題を独占したと言っても過言では無い有名店です。




ラーメンクリエイター渡辺樹庵氏率いる「渡なべ」での経験を活かし、オープン初年度からとんでもなく完成度の高いラーメンを提供。




初めて食べる筈なのにどこか懐かしさを感じさせる風格や、ジャンクに見えて緻密なデザインが、ラーメンオタクのみならず間口の広いファン層を獲得しています。
2024年も各メディアの賞レースに絡んでくる事は疑いないでしょう。

☆ ハンバーガー部門 大賞 ☆




「ウルフギャング・ステーキハウス Teppan」さんの「シグネチャーバーガー」




毎年必ず接戦となるのがこの部門。
2023年は一定の期間で立て続けにハンバーガーを食べる機会が多く、それぞれが名うてのお店揃いだけあって、充実したハンバーガー体験を送れたと思います。



その中でも、もっさんが最も美味しいと感じたのがウルフギャング・ステーキハウスさんの新業態である「鉄板焼きレストラン」にて頂いたハンバーガーでした。



ハンバーガーの根幹である「パンとパティの美味しさ」。
これを、塩味のみで表現する潔さ。
ハンバーガーの王道にして、ストロングスタイルを往く逸品です。






また、鉄板焼きとハンバーガーの相性も良かったですね。
調理の様子を具に見られるというのは、一般的なハンバーガーショップでは出来ない体験です。
高級レストランらしい「ハレの日」の演出と合わせて、満足度を大きく高めていますを

☆ ピッツァ部門 大賞 ☆




「pizza da vinci Tokyo」さんの「秋トリュフを使った濃厚卵のビスマルク」




昨年の41軒から大きく数を減らしたピッツァ部門。
都内の有名ピッツェリアを、ほぼ回り終えた点が影響しました。



そんな2023年のピッツァ歴に於いて、唯一の「同メニューで2回の登場」となったのが、ダ ヴィンチ トウキョウさんのビスマルク。




トリュフ、卵、チーズ、生ハム。
これらが作り出す極上のハーモニーには、並のビスマルクでは太刀打ちすら叶いません。
都内全域で食べられるナポリピッツァの中でも、最高の1枚のひとつでしょう。

☆ そば・うどん・和食麺類部門 大賞 ☆




「手打蕎麦 じゆうさん」さんの「田舎蕎麦」




蕎麦、うどん、冷麦らで争われる和食麺類部門。
こちらは候補が3つあり悩まされましたが、大晦日に更新した「じゆうさん」さんが、頭ひとつ抜けていたという結論に至りました。




もっさんはさして日本蕎麦に詳しい訳でもなく、多くを語ることは出来ません。
が、そのもっさんをして、自分史上最も美味しいお蕎麦でした。
具材や種物無しの「もりそば」で、ここまで満足感が得られるお食事も然う然うに有りません。

☆ 寿司・海鮮丼部門 大賞 ☆




「立ち喰い鮨 ブラボー」さんの「桜鱒の握り」



昨年頂いた寿司・海鮮丼の中でも「ズバ抜けて」良かったのが立ち喰い鮨 ブラボーさんでした。
もっさんがお邪魔した時点では、店名の通りスタンディングスタイルでしたが、現在では座ってお寿司の頂ける「寿し処  花笑み」さんにリニューアルしています。



大将の尾崎純氏は、予約困難な立ち喰い鮨店でセカンドを務められた方。
故にその握りは姿勢良く、かつ堂々としたものです。



どのネタも美味しかったのですが、特に素晴らしかったのは「桜鱒の握り」。
漬けに用いるカエシに桜の葉を仕込んであり、クン!と立ち上がってくる桜の香りが実に良き!
漬けの塩梅も完璧。
美味しさにブッ魂消ました。

☆ とんかつ部門 大賞 ☆




「とんかつ七井戸」さんの「厚切りヒレかつ定食」



チキンカツで著名なとんかつ専門店、七井戸さん。
もっさんはそのチキンカツを頂くことは出来ておりませんが、狙っていた厚切りヒレかつがとんでもなく美味しかった!




ヒレかつはご飯に乗せておくだけで肉汁がじわ〜〜〜っと滴ってきます。
低温上げの衣の軽さと相俟って、お肉の肉質の良さや柔らかさが十全に引き出されています。




ご飯とお味噌汁がまた旨い!
定食として隙の見当たらない構成。
2023年で最高のヒレカツ定食でした。

☆ カレー部門 大賞 ☆




「吉田カレー」さんの「キーマカレー甘口、大盛り、トッピング:豚、ダブルキーマ、アチャール」




当ブログに於ける昨年後半のトピックは、カレーの記事が急増した事でした。
2023年末の時点で、当ブログにて掲載済みの「カレー」の記事は59本。
うち半数以上の33本が、2023年後半にアップした記事です。



これ迄に食べた事のなかった、所謂「スパイスカレー」にチャレンジするとともに、欧風カレーなども雑多に食べ歩きました。




その中でひとつと言われれば、真っ先に名を挙げるのは吉田カレーさん。
元々キーマカレーは大好きでしたが、ここまでもっさんの「好みの味」にガッチリと符合したひと皿は、後にも先にも有りません。
こうした出会いが有りますから、食べ歩きは辞められません!

☆ お店部門 大賞 ☆



「トマト」さん



荻窪の欧風カレー&シチュー専門店、トマトさん。
2時間待つのが当たり前のお店ですが、それだけの価値は十二分にあるお店です。

お料理の美味しさは勿論ですが、小美濃シェフと奥様の接客が本当に素晴らしい。
特に奥様のフロア対応は気遣いと気配りが完璧。
お料理の満足度を1段も2段も上げています。

お会計をする際に、ぺこりと頭を下げられるシェフの笑顔がまた素敵。
1度訪れれば、すっかりファンになってしまう事請け合いです。

☆ M.M.D. 部門 大賞 ☆



「トマト」さんの「ビーフタンカレー、季節の野菜入り」及び「シーフードカレー」




そのトマトさんで頂いたカレー2種が、「最も記憶に残ったお料理」をダブルで受賞です。




もっさんの拙い知見では中々上手く説明がし辛いのですが、トマトさんのカレーは一般的な欧風カレーに比して、かなり多くのスパイスを用いています。




が。
「尖っている」とか「攻めている」という感想が、まるで出て来ません。
過剰に感じないのは、矢張りカレーの味わいが完成されているからだと思います。
貫禄の、M.M.D. 選出でございます。

☆☆ もっさんグランプリ2023 ☆☆
☆☆ 最優秀賞 ☆☆




「洋食 紅亭」さんの「ドレス・ド・オムライス」




何故、オムライスなのか。
何故、人はオムライスに惹かれるのか。
この問いに答えることのできる者が、いるであろうか。

何故、生きるのか。
何故、喰らうのか。
何故、歌うのか。
何故、踊るのか。
人が何故オムライスに惹かれるのかという問いは、おそらくはそういう問いと同じレベルに存在する問いである。

同じ神に向かって捧げられた問いである。

洋食 紅亭のドレス・ド・オムライス。
これはとてつもないひと皿だぜ。



という訳で(?)。
2023年のグランプリ最優秀賞は、洋食 紅亭さんのドレス・ド・オムライスを選出致しました。



その美しさたるや、もっさんの食べ歩き史上に於いて、他に類を見ません。
隔絶の感すらあります。

その上で、まあ〜〜〜これが驚愕の美味しさ!
ガチにメチャメチャ旨い!



提供自体が年に数回という事を鑑みると、もっさんにとっても「生涯のひと皿」であった可能性が高いですね。

シェフと奥様の接客がまた暖かくて、堪らなく良いんですよ。
全もっさん会議、満場一致でのMVPです!!!


以上、もっさんグランプリ2023の発表でした。
毎年の事ですが、今回ご紹介したお店へ

「行ってみたい!」

と思われる読者様がお一方でもいらっしゃれば、当記事の目論見としては大成功でございます。

本年も是非「もっさんの食べ歩きブログ」を宜しくお願い致します。
もっさんでした。