もっさん、この日は公津の杜へ。
旅の道連れはこの方々。

両さん デビルマン 「「「お疲れさんでーす」」」

華も色気もないおじさん4名。
またも、こちらへお邪魔しました。





「Pizzeria e Bar Legame (ぴっつぇりあ え ばーる れがーめ)」さん。
2023年12月3日訪問。
18時50分入店。

成田市が誇る、某食べ◯グ「ピザ百名店 2023」の1軒。
ピッツェリア エ バール レガーメさん。
もっさんは勝手にホーム扱いとしているお店でございます。

今年の6月にもおじさん達で訪問した訳ですが、その後

両さん「冬にもう一回行きたい」

という話になりまして。
4人揃っての再訪となりました。

◯ イル ポッジョ スプマンテ



もっさんの乾杯ドリンクは、お馴染みのスプマンテ。
おしゃーい!
今日は飲むぞ食うぞ!



レガーメさん名物、お通しのピクルス。
すっかり我々のお気に入りです。
やや抑えめな味付けが後を引くんじゃ。
◯ 前菜盛り合わせ







前菜はドーンと9点の盛り合わせ。
相変わらずヴォリュームがおかしい。



白眉はやはり、シェフご自身の釣果である鹿島沖のタコ。
軽く塩で湯掻いて、オリーブオイルを掛け回しています。
分厚いスライスで、噛めば噛むほど味わいが溢れ出してきます。


次点は白インゲン豆のサラダ。
舌先で容易く潰れるお豆の柔らかさと、オニオンのサクサク食感がコントラストを生じています。
甘酸っぱい味付けが、食欲をグングンと掻き立てて来ますぞ。



もっさんの推しは、ブロッコリーのアーリオオーリオ。
やや濃いめの味付けが、ブロッコリーの甘みを引き出しています。



おじさん達に人気だったのは、これもレガーメさん名物料理、キャロットのスフレ。
正直、料理名だけを言われても頭に「???」が浮かびますよね。
卵とニンジンの、驚くべき相性の良さ!
食べてみれば分かりますぞ!

◯ ポルポ アフォガート




前菜ふた皿目は、ポルポ アフォガート。
同じくシェフ自身の釣果、鹿島産のタコのトマト煮込みです。



硬くなるギリギリを見極めた煮込みの匙加減が、タコの柔らかさとサクッとした歯切れの良さとを両立させています。
タコの何たるかを知り尽くした、釣りキチならではの業前です。
メチャ旨し!
◯ マルゲリータ 

さて、ピッツァを頂きます。
今回はこのふたりからリクエストがありまして

両さん 「王道ど真ん中のピッツァを食べてみたい」



ほなシェフ、ナポリを代表するアレでお願いしましょうか。



ピッツァ1枚目は、ド定番のピッツァ マルゲリータ。



コルニチョーネ(フチ)はぷっくりと高く盛り上げ、生地は強めに焼き切っています。
生地そのものの旨さと、焼成の技術に自信があるからこそ出来る、トマトソース少なめの仕立て。
草薙シェフが作るこのピッツァに惚れ込んで、レガーメさんへ通わせて貰っています。


コルニチョーネを千切って、オリーブオイル ノヴェッロを付けたり、先ほどのタコのトマトソースを付けてみるのも美味しい。
複数名でお邪魔したが故の醍醐味です。

◯ モマ ビアンコ

デビルマン「白ワインのおススメ有ります?」



師匠のリクエストに、草薙シェフが用意してくれたのはモマ ビアンコ。
イタリアはエミリア=ロマーニャ州産の辛口ワインです。

もっさんもちょいとお味見。
スッキリとした喉越しに、膨よかな甘みも感じさせます。

◯ 鹿と猪のラグー タリアテッレ


プリモピアット2皿目はパスタ。
なんと今回はジビエが来ました。
地物の鹿と猪のラグーソースへ、タリアテッレを合わせています。


ジビエ2種は荒めのミンチで。
各種スパイスの働きが絶妙!
お肉の旨みを引き出し、臭みを綺麗に消しています。

注目したいのはパスタにたっぷりと振り掛けられた、牛蒡のフリット。
山のもの同士の組み合わせで、これまたジビエの美味しさを引き出していますね。
シャリシャリな食感も実に良き!
技ありのデザイン、流石です!
◯ あんぽ柿と国産チーズのクアトロ フォルマッジ

パディントン「まだ行けそうでっか?」
デビルマン「行ける行ける!」

食いしん坊どもが食べたい足りないそうですので、掟破りのプリモピアット3皿目。

ピッツァ2枚目はビアンコ(トマトソースを用いないピッツァ)にて、草彅シェフに丸投げします。





シェフが用意したのは、4種の国産チーズに、あんぽ柿?!
チーズは北海道の白糠酪恵舎、および飛騨高山のトリデンテ社製。
⁡本場のイタリア・カンパニア州のメーカーに勝るとも劣らないチーズを生産する、国内の雄です。



完成のピッツァは、あんぽ柿と国産チーズのクアトロ フォルマッジ。



味わいの主役は、ウォッシュチーズのロビオーラ。
熟成が進むと表面が赤くなっていくチーズです。

チーズの組み合わせのみで、クリームのような滑らかさとホワイトソースのような旨みを演出するのは、草薙シェフの真骨頂です。
実にウォッシュらしいクセのある香りと塩気を、モッツァレラ他3種のチーズが良い塩梅にニュートラライズ。



更にあんぽ柿の甘さが、ピッツァ全体の印象をとてもまろやかに変えてきます。

ワインのアテは勿論、お食事としても実に美味しい。
チーズの奥深さを感じさせてくれますね。
勉強になる一枚でした。

◯ 白河高原清流豚のロースト




すっかり油断していたところに、ドン!と登場のセコンド(メイン料理)!
草薙シェフ、スーシェフ翔ちゃんの得意素材、白河高原清流豚のローストです。
もう見ただけで旨いよ!



熾烈なジャンケン勝負を勝ち抜き、もっさんが1番大きなお肉をゲット(笑)。



カットの断面はご覧の通り。
肉汁と脂身が煌めいています。
完璧な火通しであることの、何よりの証左ですね。


付け合わせはポテトのガリガリ揚げ。
これがマジにガリガリのホクホク!
ふたりとも、色んなお料理を知ってはるなあと感心させられます。
◯ 和シードル ゴールド

デビルマン「〆にデザートワインか、シードルが無いかな?」

聞いてみましょう!
有りました!



長野県上高井郡のワイナリー「ドメーヌ 長谷」の和シードル ゴールド。
同ワイナリー直営のリンゴ農園「ヒカルファーム」で収穫されたシナノゴールドを主体に作られたシードルです。



お酒にさして詳しくもないもっさんをして、驚く程の美味しさ。
純国産で、ここまでのシードルが出来るとは!

◯ ティラミス
◯ マンゴージェラート

草薙シェフはドルチェの名手でもあります。
ドルチェはティラミスとマンゴージェラートをダブルでお願いします。






普段はカッフェとドルチェを合わせますが、シードルとあまあ〜〜いドルチェを合わせるのも乙なもんですな。
お酒もお料理もたっぷり満喫。
今回もお世話になりました。
ご馳走様でした。