もっさん、この日はお仕事が半ドンでした。
ちゅーて、13時半前に職場から解放されても、さあ都内へ出掛けようかっていう気にもなりませんね。
ランチタイムが終わりかける頃合いです。
ならば近場でと思い、もっさんが降り立ったのは新松戸駅でございます。
比較的遅めの時間までやっているお店を目指して歩いておりますと……。
あれ？？
以前から注目していたエスニック料理店さん、営業しておられますやん？
火曜日はお休みという情報を見ておりましたが、ガセネタだったようです。
食べ◯グを鵜呑みにしてはならない(戒め)。
予定変更！
喜び勇んでの、突発的初訪問です。
「RB’s ひつじ屋 (あーるびーず ひつじや)」さん。
2023年9月5日訪問。
13時49分入店。
新松戸に本店を、神田小川町に支店を持つ「ひつじ屋」さん。
以前は代々木で営業、今年2月に閉業した「ビストロ ひつじや」さんから、暖簾分け的なスタンスで独立されたお店だそうです。
店名のRとBは、オーナーシェフのラム・バハドゥール氏のイニシャルと、インド神話最大級の英雄である「ラーマ」、覚者たる「ブッダ」のイニシャルのダブルミーニングとか。
そのオーナーシェフ、ラム・バハドゥール氏。
来日前はコルカタのハイアット リージェンシーホテルでシェフを務められた方。
当然ひつじ屋さんでも、タンドール料理やインドカレーが提供されています。
が、ひつじ屋さんの真骨頂は、店名そのままに世界各国の羊肉料理が頂ける事でしょう。
ざっとメニューを眺めても、お料理の名称に含まれる国や地域は
チュニジア、アラビア、北アフリカ、バングラディシュ、ニュージーランド、ブラジル、モンゴル、南米、アフガン
ぱっと見で、これだけありました。
兎に角、食べた事の無い羊料理の目白押し。
メニューだけでこんなにもワクワクとさせてくれるお店も、然う然うに有りません。
◯本日のランチ：ひつじのたたき、ひつじやスペシャルプレート
前述の通り、偶発的にお邪魔する運びとなったひつじ屋さん。
テーブルにはランチタイムメニューが置かれていますが、もっさんが食べたかったお料理はディナーメニューに記載されている筈です。
さあランチタイムでも食べられるかしら？と思っていましたら。
もっさんの食いっ気を感じ取られたのか、スタッフさんがスッとディナーメニューも持ってきて下さいました。
行けるやん！
では遠慮なく、ディナーメニューからお目当てをオーダーです。
◯ ひつじのたたき Mサイズ
ファーストオーダーはお店の名物「ひつじのたたき」。
メニューにも「当店のお薦めNo.1」とありました。
いやあ楽しみ！
ややあって登場は、ひつじのたたき。
ひと口大にスライスされたラムが、お皿にズラりと。
これこれ！
これを食べてみたかったんですよ！
メニューには「レアステーキ」との表記がありますが、ラム肉はほぼ生の状態です。
お肉の表面、ごく薄い層のみに火が入るように炙られています。
有り体に言って「期待半分・不安半分」でオーダーしたのですが、これが絶品！
もぐもぐと噛めば、赤身肉ならではの強い旨みの主張が口内へブワッと弾けます。
後味にふわっとラムっぽい香りが広がりますが、さして気にならないレベルです。
全く臭みがなく、下手なお刺身よりも余程食べ易いです！
たっぷりと掛け回されたタレは、酸味を前面に出した味わいです。
お醤油とお酢と、何かの柑橘果汁かしら？
簡単には、ポン酢の雰囲気ですね。
ラムをお薬味の玉ねぎと一緒に頬張れば、鰹のたたきを想起させる味わいに。
猛烈に白いご飯が欲しくなりますぞ！
多分ターメリックライスしか置いてないと思いますが(笑)。
◯ ひつじやスペシャルプレート
続けてのオーダーは、少し変わった立ち位置のお料理です。
ディナーメニューのトップにデカデカと写真は載っているのですが、メニュー名称の記載が無いんですよ。
オーダー出来るかお聞きしたところ、出来ますとの回答。
では是非お願いします。
オーナーシェフのバハドゥール氏に拠ると、代々木時代の前任のシェフのスペシャリテを引き継いだお料理とのこと。
このお料理の名前を「スペシャルプレート」としているのは、もっさんがそう呼んでいるだけです。
一応、シェフにも確認は取りましたが。
ややあって登場のスペシャルプレート。
ラムチョップのローストとカレーチャーハン、サラダがワンプレートに乗っています。
濃厚なタレで付け焼きにしたラムチョップが、どーんと3本！
しかも1本1本のカットに、中々の厚みがありますぞ！
お皿に取って、フォーク&ナイフで解体します。
お肉は柔らかく、噛めば旨みと脂がジュワジュワ！
うっま！
こりゃ旨いです！
タレは濃いめのあまから味。
しっかりとした甘さのあるお醤油味で、「焼き鳥のタレ」等をオマージュした作りと思われます。
白いご飯が(
こちらはセットのチャーハン。
多分チャーハンで良いのだと思います。
スパイスの使い方からも、現地の味というよりは「日本式カレー」をリスペクトしたものでしょう。
どこか、馴染みのある味わいです。
美味い美味い。
残りのスペアリブ2本ですが、ちまちま食べるお料理ではあるまい！
カトラリーを放り投げて、手掴みでガシガシ行きます。
骨ぎしのお肉をしゃぶり取るのが最高！
めちゃめちゃ美味しい！
すいません、やっぱりライスも1枚下さい。
◯ チーズナンセット
〆は矢張りカレーで。
ビリヤニと迷いましたが、ナンも食べたくなりましたのでチーズナンとカレー、サラダ、ソフトドリンクのセットをお願いします。
カレーはど定番のバターチキンカレーを中辛で。
鶏肉はとても柔らか。
カレーはトマトの甘みが前面に出ており、初手は相当に甘く感じました。
が、食べ進めるうちにジワジワと辛さの主張が増して行きます。
チーズナンはふんわりと柔らかく焼き上げられており、間にチーズもたっぷりと。
焼き立てを持って来てくれますので、すぐに食べたいんですが、熱くて持てません。
この写真もかなり痩せ我慢して撮りました(笑)！
チーズの脂気と甘さが、カレーの甘酸っぱさにとても良く合っています。
セットドリンクはマンゴーラッシーをチョイス。
ふぅ〜〜〜。
満足まんぞく。
ラムの美味しさに感動！
他所のお店では滅多にお目にかかれない部位のお料理もありましたので、次回はそちらにチャレンジするつもりでおります。
今後も通わせて頂きます。
ご馳走様でした。