六本木ヒルズにてハンバーガー2連食をキメたもっさん。
両方とも素晴らしいハンバーガーでしたので、テンションはageageでございます。

最近は目的のお食事を終えましたら、駅チカのカフェなどでひと涼みしてから帰宅するのがルーティーンになっております。
涼みついでに、食べ歩きのテンションを維持したまま、なるべく早めにインプレッションの下書きもしてしまいます。

この日も、エスプレッソを舐めつつ2軒分の下書きを終えましたら……。
徐に、レストランフロアへ戻ります(!?)。





「鮨 みつ川 六本木ヒルズ店 (すし みつかわ ろっぽんぎひるずてん)」さん。
2023年7月20日訪問。
13時4分入店。

軽くコーヒーを嗜んだ後、少し小腹が空いたのでお寿司を摘みます。
お寿司屋さんの使い方として、何ひとつ間違っていませんね。

六本木ヒルズ内、ウェストウォーク5階レストランフロアにて営業の「鮨 みつ川」さん。
先にお邪魔したダル・マットさんの向かい側にあり、これまでも見知ってはいたお店でした。

今回初めて、まじまじと店頭に掲出のお品書きを確認。
おや!
ランチはかなりお得なお値段のコースもあるんですね。
これは、近いうちにお邪魔してみねば。

というのが、1時間くらい前の話です(笑)。
うまうまと戻ってきてしまいました。

◯本日のランチ:平日限定ランチコース

オーダーは平日限定のランチコースをお願いします。
握り7貫と巻物、お椀のセットです。

尚、ランチコースは予約が出来ません。
お昼には他におまかせもあり、こちらは予約可。
「ランチは高い方のコースのみ予約出来ます」は、お寿司屋さんあるあるですね。



お先にお茶とお手拭きの配膳。
お絞りとは別にお手拭きが出てくるのは、今時らしいと言って良いでしょうか。
やや消毒臭さは有りますが、有り難い気配りです。



湯呑みは円よりも三角形に寄せたような形状です。
持ち易さ重視のデザインなのかしら?
更に細かな凹凸もあり、洗うのが大変そうに見えました。

⁡◯ 鱸



お寿司は1貫ずつ、カウンターのお皿への配膳。
このお皿も素敵な色合いです。




握りは鱸からスタート。
シャリを覆うような長めの切っつけ。
脂の乗りもバッチリで旨し!

◯ あかいか




荒く叩いた烏賊は、塩と酢橘でサッパリと食べさせます。
内側には白胡麻を忍ばせてあり、味・香り・食感のハーモニーが実にお美事!
この日の白眉でした。

◯ 甘海老




みつ川さんのシャリは白酢の仕立て。
やや薄口、甘めであっさり。
対して煮切りはやや濃いめで、キレのある味付け。

この甘海老などは、みつ川さんのシャリと煮切りのバランスを体現していたように思います。
海老の甘さが際立っていました。
とろ〜り、ねっとりの舌触りも堪えられません。

◯ カンパチ




う〜〜ん、コレも脂が乗ってますねぇ!
お味は勿論ながら、皮目の煌めきを活かした、握りの姿勢の良さにも惚れ惚れします。

◯ 鯵




これは恐らく熟成を入れてあるネタかと思います。
強い旨みが、スパーンと口内に弾けましたぞ!

◯ 鰹とあいなめの山かけ



6貫目は趣向を変えて小丼の作りに。
鰹とあいなめの山かけ丼でした。




鰹を山かけにするイメージは余り無かったのですが、いや、コレは合いますね!
とろろが藁焼きの香りを纏っており、中々にインパクトのある味わいでした。

◯ ひよこ




茹で玉子から黄身をくり抜き、芝海老の卵入りのおぼろに入れ替えたものをひよこと呼ぶそうです。
もっさんは初めて頂くネタでした。
白身はプレーンで、おぼろはしっかりと甘い。
そのコントラストが面白く、美味しい1貫です。

◯ うなきゅう 手巻き
◯ お椀




皮目を香ばしく炙った鰻を熱々のまま巻いています。
海苔のパリパリ、鰻のサクサク、胡瓜のシャキシャキ。
鰻の美味しさを、三者三様の食感が更に盛り上げてきます。



あおさのお味噌汁との相性も抜群!
暑い日のツボを突いたような1貫です。
素晴らしい!

⁡みつ川さんは金沢市に本店があり、六本木ヒルズと北海道のニセコに支店を持っています。
その地理的関係から、ヒルズ店さんで用いるネタも、大半は金沢と北海道からの仕入れだそうです。



東京のお寿司屋さんでは「厚岸のウニ」「塩釜のマグロ」「富山の白エビ」など、日本各地から届いたネタを握るのが当たり前のように感じていましたが、産地を絞ったお寿司というのも興味深いですなあ。

また季節を変えてお邪魔したいです。
ご馳走様でした。