日本橋にて美味しい蟹ご飯を頂いたもっさん
ランチの2軒目はお寿司と決めていました
海産物に海産物を被せていくスタイルです



「鮨の与志喜 (すしのよしき)」さん
2022年6月1日訪問
11時42分入店

先にお邪魔したかに福さんは、日本橋川の南岸に位置します
そこから日本橋を渡って、界隈のメインストリートである中央通りを北上
暫く歩きますと、コレド室町テラスのすぐ脇に目的のビルが見えてきました



こちらは「海老屋ビル」という商業ビルで、1階に入っている美術商さんがオーナーのようです
マップアプリでこのビルを検索して頂くと、何かもう凄い区割りの土地に建っている事が分かります
三井はココを買いたかっただろうなー(笑)!

ま、ビル談義は正直どうでも良いです
6月も続く、すし訪問強化月間
日本橋室町のブックマーク店にて、握り寿司を頂きます

◯本日のランチ:お任せ特上にぎり

与志喜さんのランチタイムメニューは、お任せ握りのみ
お寿司10貫+巻物に先付け、お椀、デザートのセットです

◯ 先付け




初手はもっさんの大好物、子持ち昆布
やや濃いめの味付けが実に旨し
これはおビール様が欲しくなりますわ

◯ 平目



この日はカウンターに座りましたので、お寿司は1貫ずつ握っての提供でした



シャリは赤酢仕立てでマイルドな味わい
煮切りは用いず、小皿に醤油のスタイルです



与志喜さんの大将はまだお若い方ですが、兎に角、握りの「姿形」が良いです!
どのお寿司もビシッと綺麗に握られており、食べ手の食欲を刺激してくれます

◯ 鯵




皮の剥ぎ方、皮ぎしの残し方に独自の感性が見て取れます
〆加減が秀逸で美味しい!

◯ 平貝




個人的に平貝は、海苔との相性がメチャメチャに良い食材だと思っているんですよね
為に、帯び付けは嬉しい握り方です

◯ お椀




ここでお椀の登場
あおさのお味噌汁でした
お出汁が良く効いています

◯ 〆鯖




素敵な包丁仕事!
塩と酢の効かせ方がまた素晴らしい、最高の〆具合です
この日の白眉でした

◯ 小肌




いや、やっぱり綺麗ですねえ!
色艶が良い状態でキープされている為、皮目の模様が鮮やかに出ています
小肌もまた、最高の〆具合でした

◯ かます




一転、かますは焦げ目が出るまでしっかりと炙ったワイルドな見た目に
脂の旨味がグイッと立ち上がってきます
うっま!

◯ 赤身




与志喜さんのマグロは、有名仲卸「石司」さんからの仕入れ
この日は北海道噴火湾産でした
先に頂いた炙りかますに負けない、香りの立ち方
これは良いマグロですわ〜

◯ トロ




その流れからのトロ!
これはヤバい
あ〜〜〜、蕩けるんじゃ〜〜
細かな包丁仕事も、一段と磨きがかかっていますね

◯ とろたく




マグロ3連発、最後の刺客はとろたく
極細に刻んだ沢庵のシャキシャキ食感に、叩いたマグロの柔らかさがコントラストを生じています
とろたくだけ10貫が出て来ても、大満足して帰りますね(笑)!

◯ 干瓢




巻物は干瓢巻き
断面からは胡瓜が多すぎるように見えたのですが、甘め濃いめに煮染められた干瓢とベストバランスでした

◯ 穴子




穴子は握る前にさっとひと炙り
ふんわりと柔らかくて旨い!
煮詰めではなくお塩で、あっさりと食べさせます

◯ デザート




セットの〆は水菓子
この日は旬の台湾産のパイナップルでした
フィリピン産のパイナップルに比べて高いとは聞いていますが、台湾産の存在感が高まっていますよね
筋が少なく、柔らかくて美味いと思います

気鋭による、見事なお寿司の数々
与志喜さんの大将は自らの寿司を「新 江戸前鮨」と謳っています
さしてお寿司には詳しくないもっさんにも、その一端を感じる事が出来ました
個人的な好みでは、是非煮切りでも頂いてみたいところです
ご馳走様でした