もっさん、この日は恵比寿へ
日比谷線の恵比寿駅から地上に上がりますと、右手に直ぐ見えるのがこちらのアーケード



「恵比寿銀座」です



なんとか銀座と名付けたがるのは商店街あるあるです
が、今時は正直あんまり流行らないネーミングだと思われます
後は、なんとかロード商店街とかが有りますね

今時分に新しい商店街を作る場合には、どんな名前にするのが一般的なのでしょうね?
言うて、新しい商店街が出来ましたっていう話もあんまり聞きませんけれど

まあ、商店街談義は一旦置きましょう
今回は、先日から始めたすし訪問強化月間
早くも2軒目にお邪魔します





「松栄 恵比寿本店 (まつえ えびすほんてん)」さん
2022年5月12日訪問
開店待ちの先頭
11時30分入店

すし訪問強化月間を始めるに当たって、もっさんの求める条件(主にお値段)に合致するお店のリストアップを行いました
その中でも最上位にランクインしたのが、松栄さんでした



松栄さんは渋谷や六本木にもお店を展開していますが、今回は恵比寿の本店さんにお邪魔しました
恵比寿銀座にあっても、和風な佇まいがひときわ目立つファサードです

この日、もっさんは特に予約を取っておりませんでしたので、開店少し前から待つ事にしました
開店と同時、及び食事中に予約のお客さんは3組来店
複数人数でお邪魔するなら、平日でも念の為予約をしておいた方が良さようです

◯本日のランチ:にぎり 松

松栄さんのランチは「にぎり」と「コース」に分かれています
予約のお客さんはコースのオーダーばかりだったかしら

もっさんのオーダーはにぎりの「松」
お寿司14貫に小付2皿、玉子焼き、お椀のセットを頂きます

◯  小付



お先に登場は三陸産ワカメのサラダ仕立て



ポン酢の酸味に茗荷のシャキシャキ感で、食欲がビンビンに刺激されますぞ!
スターターとして満点の付く一皿です




小付の2皿目
赤貝の紐と胡瓜、所謂「ひもきゅう」
これにクラゲを添えたお摘み仕立て




もっさん、この頃は禁酒期間だったんですよねぇ〜〜
これはお酒が欲しくなりますよ!

◯  平目



お寿司は函館産の平目からスタート
強い旨味と歯応えが堪りません




カウンターでのお食事でしたが、1貫ずつ握って貰えるのは嬉しいですね

◯ 真鯛 昆布締め



鯛は鹿児島県出水産
湯引きをして立てた皮目に、細かな包丁仕事



シャリの美味しさやネタの良さは勿論ですが、仕事の入れようが本当に素晴らしいです

◯ 平貝





平貝はシャリとネタの間に海苔を仕込み、仕上げに柚子をたっぷりと絞っています
両者の香気に、サクサクとした強い食感!
思わず背筋がピンと伸びるような美味さでした

◯ 本鮪



松栄さんのマグロは、やま幸さんからの仕入れ
この日は宮崎県塩釜産の旋網でした



味わいからして、冷凍を経ていないチルド輸送品の生マグロかと思われます
もっさんの拙い写真だけでも、十二分に旨さが伝わるのではないでしょうか

◯  ばふんうに



雲丹は一風変わった形の軍艦で
一般的な軍艦よりも、パリッと炙られた海苔の香りが立っているように思います



この日の雲丹は根室産のミョウバン無添加
ロシア(北方四島)産の雲丹もそこまで悪くは有りませんが、矢張り道内産は甘みが頭ひとつ分抜けていますね

◯ のど黒



のど黒は長崎県対馬産
これを小丼仕立てとし、カラスミを振り掛けています



のど黒を炭火で香ばしく炙る事で、皮目のパリパリ食感と脂の旨味を際立たせています
脂の甘さと、シャリの甘さの競演!
この日の白眉でした

◯ 浅漬け



ごくごく浅めに漬けた胡瓜
口内をさっぱりとリセットすると共に、握りの後半戦に向けて胃袋のエンジンを掛け直してくれました
技アリなバイプレイヤーです

◯ 金目鯛




脂の乗った金目鯛は、やや厚めの切っつけ
こちらも皮目の美味しさをしっかりと活かしています
美味いな〜〜

◯ 椀




お椀はアラ出汁のお味噌汁でした
量は少ないですが、熱々なのが嬉しいです
ズズー

◯ 鯵




脂の乗りが最高!
中央部をぱかんと割るような切っつけが特徴的ですね
ちょんと乗せられた生姜も程良く効いています

◯ 鰹




こちらも写真だけで十分じゃないかしら?
見たまんまの美味しさです!

◯ 赤貝




もっさん的に、お寿司屋さんでしか食べない食材の筆頭が赤貝です
コリッコリのプリップリでうまし

◯ 金華さば



宮城県石巻産の金華鯖は、棒寿司で出て来ました
この不意打ちにはビックリ



提供前に一本から切り出した後で、ちょいと添えるのはディジョンマスタード
脂の乗った濃ゆい味わいに、キレ味を演出しています
これもメチャ旨でした

◯ 本鮪 中落ち 



中落ちは握る直前に仕上げた「叩き立て」
板さんが

「今、裏で叩いたばっかりです」

と説明して下さったのですが、恥ずかしながらもっさんには意味が分からず、キョトンとしてしまいました



いざ頂いてみて、漸く意味が分かりました!
細かく叩かれた中落ちは驚く程にフワッフワ!!
こんな鮪は食べた事が有りません!



乗せているのはウズラの黄身の醤油漬け
味わいにパンチ力が増し、更にポイント倍点!
笑っちゃうくらいの美味しさをでした

◯ 穴子2種
◯ 玉子焼き



最後に穴子の握りと玉子焼きが出てきて、ひと通りが終了



穴子は塩と詰め、2貫というのがニクいですね!
もっさんは炙って塩を振った穴子のお寿司を初めて頂いたのですが、いや、これは旨いもんですなあ
この2貫だけでも、もう3セットお願いしたいくらいです(笑)


クオリティ、コスパ共に大大大満足!
大好きな渋谷の「まつもと」さんに加えて、ランチ寿司のベンチマーク入り決定です
続けて通いたいお店が増えました
ご馳走様でした