もっさん、この日は公津の杜へ
お邪魔しますのは愛して止まないピッツェリア
早くも4度目の訪問となりました


「Pizzeria e Bar Legame (ぴっつぇりあ え ばーる れがーめ)」さん

もっさんの食べ歩き遍歴は、言う程長くも多くも有りません
その中でも「例外中の例外」なのがレガーメさん

足掛け半年間で4回の訪問は初の出来事です
また、普段は専らランチタイムにしか出歩きませんので、ディナーを求めて遠出をするのも滅多にない事です

今回もゆったりと優雅にチェーナ(ディナー)を頂こうとやって参りましたが、まん防期間中につきひと組90分制
おっしゃ、ドンドン持って来い(笑)

◯ イル ポッジォ スプマンテ
レガーメさんへお邪魔した際に、もっさんが選んでオーダーするのはスプマンテとドルチェ&カッフェのみ
後はシェフかカメリエーラさんに「前菜」「ピッツァ」「パスタ」と言うだけで美味しいものが出て来ますので、ブン投げてしまいましょう



スプマンテはイル ポッジォ
キリッと辛口で喉越し爽やか


お通しはビーツ入りのピクルス
甘酸っぱくて美味いんです
◯ 魚貝のアンティパストミスト

スプマンテのオーダーと同時に、カメリエーラさんへ草薙シェフの釣果を確認
これもお馴染みの儀式となりました

奥から当の釣りキチ本人が出て来て、今日は魚介のアンティパストミスト(前菜盛り合わせ)にしませんか、と提案されました
シェフのおススメとあらば是非も無い!
それを頂きましょう






登場の前菜は豪華8点盛り
煮て焼いて揚げてと、相変わらず魚介の扱いがお見事



この日の釣果、アカムツ(ノドグロ)はカルパッチョとカマ焼きに
カマ焼きの写真から、喉の部分の黒いところがお分かり頂けるかしら



白眉はカジキマグロのロースト
シンプルかつストレートな美味さ
絶品!


珍しいお料理、鯛のソプレッサータ
ソプレッサータとは豚の頭部で作るイタリア版の煮凝りのこと
これを特大サイズの鯛の頭部でアレンジ
プルンと滑らかな舌触りの中に、鯛の旨味がバッチリと凝縮されています
これも旨かった!

◯ シェフに丸投げ!ピッツァ
◯ アルビア ロゼ⁡

前菜を平らげたタイミングでシェフからお声が掛かり、ピッツァ作りをご覧になりませんか?との事
勿論!
喜んで拝見させて頂きます!


ビニールシートで覆われたピッツァ調理台
用意されていたのは芯から外したコーンとパンチェッタ
草薙シェフへの丸投げピッツァ、本日は「マイス」の様ですな


マイスはイタリア語でそのまんま「とうもろこし」の意⁡
メインとなるトッッピングは千葉県香取郡多古町産の「しあわせコーン」に、シェフお手製の白河清流豚のパンチェッタコッタ(豚バラ肉のハム)
合わせるチーズは北海道産「チーズ工房 白糠酪恵舎」のチーズ2種にグラナ パダーノ


こちらは焼成に入る前のピッツァ
木製の「パーラ」と呼ばれる器具の上に乗せられています

パーラは大きな木ベラといった感じの見た目ですね
ピッツァイォーロ(ピッツァ職人)はこれを用いて、ピッツァ窯にピッツァを滑り混ませます

本格的なナポリピッツァの作成工程では最も大きなアクションであり、熟練のピッツァイォーロさんの所作は格好良いんですよ
ピッツェリアで窯前に座った際は、見逃せないポイントです



カメリエーラさんにペアリングしてもらったワインはバローネ リカーゾリのアルビア ロゼ
ピッツェリアでロゼワインを頂くのは初めてです


しっかりとしたボディがあり、フルーティな辛口
花束のような華やかさのあるアロマ
これは美味しいロゼでした(ダイマ)



さあ、焼き上がりましたピッツァ マイス
偶然にもこの日から、生地へ国産のイタリア小麦の全粒粉を加えたそう


草薙シェフのピッツァは高温の薪窯でビシッと焼き切っており、コルニチョーネ(フチ)の色付きに惚れ惚れします
舌触りと風味も実に素晴らしいです


しあわせコーンは丸ごと1本分を使用!
コーンの甘みにパンチェッタの塩気、後掛けにしたブラックペッパーの辛味が絶妙なコントラストを生じています


生地とトッピングを取り持つチーズにモッツァレラではなく、スカモルツァ ビアンカを持ってくるあたりが、まあニクい!
スカモルツァはごく簡単に言うと、乾燥と熟成を加えたモッツァレラですね
水分が少なくなっている分旨味も凝縮されますし、食感もやや硬めです
こいつはグリルドが旨いんですよ!

チーズはもう1種類、トーマ シラヌカも乗っています
こちらはトーマ ピエモンテーゼと呼ばれるチーズの白糠酪恵舎スタイル
草薙シェフ曰く、ワインと合わせてそのまま食べても美味しいそうですが、加熱すると更に美味しくなるのだとか


コーンを使ったピッツァには「子供向け」という印象があるかと思います
レガーメさんのピッツァ マイスは非常に全体のバランスが良く、かつメリハリの効いた贅沢な味わい
こいつは是非とも、ワインと合わせて頂くべきですね!
めっちゃ美味い!

◯ 丸投げパスタ
レガーメさんにお邪魔して、ピッツァ1枚で帰る心算は毛頭ございません
パスタもお任せでオーダーします
前菜がガッツリ魚介でしたので、お肉系のパスタと予想します



完成したパスタはタリアテッレ、白川清流豚のラグーソース
こんなんもう、見ただけで美味いやんけ(逆ギレ)!!


やや甘口のラグーソースが絶品!
豚ミンチのやや強めな噛み応えが、ムッチリ柔らかな手打ちパスタと素晴らしく高相性です


もっさんの中でラグーは牛肉のイメージが強かったのですが、豚肉でもメッチャ美味しいものなんですね
お肉だけを食べたら、ライス持って来い!と叫びたくなりますぞ(笑)
ガチに、これまでのもっさんの人生で一番美味しいパスタでした!
◯ パンナコッタ
◯ マンゴージェラート
◯ エスプレッソ


お腹いっぱいになりましたので、食後のドルチェ&カッフェを頂きます


マンゴージェラートがヤバウマ!
マンゴーの果汁感がしっかりと前面に出ており、ガツンと甘く、かつサッパリ
量がたっぷりなのも嬉しいですね

写真では見えませんが、お皿には少量のグラノーラが敷かれています
食感に遊びが加わっているのは素敵なアイディアです

パンナコッタ
ミルク感が濃厚でおいちい!
果実がゴロゴロと入ったベリーソースがまた美味い
この組み合わせはズルいわ〜


尚、もっさんのオーダーはドルチェ2種のみなのですが、心の綺麗な人にのみティラミスやカットメロンが見えるかも知れません
若しくは、食い意地の張った人に幻が見えています



最近ちょくちょく頂いているエスプレッソで〆
にがうま

もっさんはこれまで殆どコーヒーを飲んでこなかったのですが、ピッツェリアにはイタリア製のエスプレッソマシーンを置いていたり、拘りの豆を使っているお店が多いので、この機会に勉強していきたいと思っております

何を頂いても美味しいので、最早実家のような安心感(笑)
もっさんが勝手に「ホームグラウンド」認定しているお店ですので、今後も偶にお邪魔すると思います
ご馳走様でした