もっさん、この日は柏へ。
緊急事態宣言下につき、都内への食べ歩きは暫くお休み中です。
ここ最近は更新の頻度が下がっており、忸怩たる思いです。

さて。
もっさん、普段都内へ出掛ける際には「時間のリソースを有効活用する」等と嘯いて、1回の食べ歩きにつき2軒3軒を廻っております。
が、1軒しか行かないつもりならば、それはソレで気楽なもんですよ。
食べる量をセーブしなくて良いですからね(笑)。

という訳で、美味しいピッツァをお腹いっぱい頂きに出掛けます!!



「Pizzeria Tintarella (ぴっつぇりあ てぃんたれっら)」さん。

ティンタレッラさんへはこれで3度目の訪問。
柏エリアのみならず、所謂「東葛地域」でもトップのお店でしょう。

もっと足繁く通いたいのですが、新店開拓を優先するコレクター気質の所為で間が空きがちです。
今回はディナータイムに、予約を取ってお邪魔しました。

◯ ゴッチャブル フリッザンテ

「まん防」の期間中であった為、柏市内ではどのお店も酒類の販売は無し。
その影響かと思うのですが、ティンタレッラさんでは1テーブルに1本、本来は有料のミネラルウォーターをサービスしてくれます。
こいつぁ、中々に太っ腹ですね!




提供されるミネラルウォーターは「サン ベネデット」の500mlペットボトルと、「ゴッチャブル」の750mlグラスボトル。
それぞれに炭酸あり、炭酸なし、計4種が用意されています。
もっさんはゴッチャブルのフリッザンテ(炭酸水)を、遠慮なく頂きます!
このお水はウマいんですよ。

◯ ナポリ風柔らか蛸のサラダ

ここ最近のもっさん、ピッツェリアにてガッツリとお食事を頂く際の前菜は、海産物をセレクトする事が多くなっています。


お先に登場は週替わりのおススメメニューより、蛸のサラダ。
サラダと言っても、葉物は言い訳くらいの量しかありませんね(笑)。


イタリア語で言う「インサラータ」がサラダですが、魚介のインサラータをお願いすると野菜は添え物程度の扱いになる気がします。
為に、ほぼもっさんの想像通りのお料理が出て来ました。


柔らかくボイルした蛸は、ストンと軽く歯の通る柔らかさ。
すっきりとしたヴィネガーで味付けされています。
要するに「イタリア風酢蛸」ですかね。
さっと振りかけたペッパーの香りも良く効いており、実に美味しいです。

◯ カキの薪窯焼 レモンとEXバージンオイルで

こちらも週替わりメニューから。
この週のイチオシとの事ですから、牡蠣が大好物のもっさんが避けては通れませんぞ!


こちらがその焼き牡蠣。
とても熱々の状態で配膳されますから、テーブルにお皿を置かれた瞬間の香りからして、もう堪らないですよ!


牡蠣はやや小振りながら、加熱によってしっかりと旨味が凝縮されています。
プリっとした弾力のある舌触りが最高!

ティンタレッラさん自慢の薪窯は、イタリアのステファノ フェッラーラ社製。
400度から450度にも上る高温の輻射熱を用いて短時間で焼き上げる事により、焼き過ぎを防ぎ、身が縮まずに調理出来るのでしょう。
正に、ピッツェリアならではの調理方法です。


余談ながら、もっさんは生牡蠣を「塩、EXVオリーブオイル、レモン果汁」で頂くのが大好きなんです。
所謂オイスターバー等でもこれらをリクエストする程なのですが、焼き牡蠣でもこの組み合わせは最高ですね!
実に美味しいです。

◯ ニンニクを効かせた生ホタテのマリナーラ



いよいよピッツァを頂きます。
1枚目はまたも週替わりメニューより、ホタテをトッピングしたマリナーラ。


貝柱が甘くて美味い!
薄くカットされたニンニクは通常のマリナーラよりも多めにトッピングされており、ホタテの甘さを一層引き立てています。

両者共に、トマトソースの甘酸っぱさとの相性も良いですね。
シラスを使ったマリナーラは定番のひとつですが、貝類も合うものですなあ。
定期的に頂きたくなる、美味しいピッツァです。

◯ チコリ



2枚目はもっさんの大好きな「肉ピッツァ」をオーダー。
今回もピッツァは全てピッコラ(小サイズ)でお願いしていますが、ティンタレッラさんのピッツァはサイズダウンしてもトッピングが多めでボリューミィなのが嬉しいです。


チコリ(豚バラ肉のコンフィ)が柔らかくて、メチャメチャ旨い!
塩気も実に良い塩梅です。

リコッタチーズがまた、良い仕事をしていますね。
酸味と柔らかな食感が、食べ口をあっさりとライトな方向へシフトしています。
ビアンカの肉ピッツァはどうしても食べ口が重たくなりがちですから、これは技ありの一枚です!

◯ マイアローナ



更に肉ピッツァをもう1枚!
マルゲリータにモルタデッラハム、ヴューステル(ウィンナーソーセージ)、チコリ、サラミをトッピングしたピッツァ、マイアローナです。

正に加工肉の多国籍軍といった様相で、どこを齧ってもお肉の美味しさが口いっぱいに広がります。
天国かな?


例によってトマトソース、チーズもたっぷりとトッピングされていますが、実にバランスの良い味わいであり、食べ手を飽きさせません。
素晴らしいデザインです。

◯ シュトラチャテッラ

最後に少し変わり種のピッツァを頂きます。
素揚げした生地に後乗せでトッピングを行なう、ブリュスケッタ フリッタと呼ばれるタイプの揚げピッツァです。




登場した揚げピッツァ。
コルニチョーネ(フチ)がポーンと膨らみ、かなりの高さになっていますね。


メインのトッピングは水牛モッツァレラ、ミニトマト、ルッコラ。
更にチーズとオリーブオイルです。


シュトラチャテッラとは「ブッラータチーズの中に詰まっている、裂いたモッツァレラチーズと生クリーム」の事です。
このピッツァの水牛モッツァレラは生クリームと和えてあり、シュトラチャテッラを再現しています。

因みに、ティンタレッラさんのメニューに記載された商品名は上記の通り「シュトラチャテッラ」ですが、このワードだと恐らく検索に引っ掛かりません。
ストラチャテッラ、で探すとヒットします。


ピッツァカッターとフォークで切り崩しながら頂きます。
ディープフライで、パリパリザクザクな生地がメッチャ美味い!
水牛モッツァレラのムッチリとした柔らかさがコントラストを生じており、普通のピッツァには無いようなド派手な食感です。


トマトとルッコラのフレッシュさが揚げピッツァの罪深さを中和していますので(笑)、サラダ感覚でサクッと頂けます。
ペコリーノとグラナ パダーノの塩気も程よく効いており、スプマンテと合わせるのもアリでしょうね!

◯ そのべ苺のティラミス
◯ そのべ苺の生イチゴソルベット
◯ 紅茶

予定通りピッツァをお腹いっぱいになるまで頂きましたので、食後のドルチェとカッフェで〆としましょう。


ドルチェは、地元柏市の「そのべ農園」産のイチゴを用いたスペシャリタを2種。
カッフェはいつも通り、紅茶をホットで頂きます。



苺のティラミス。
ココアパウダーがアラザンに変わると、見た目からティラミスらしさが薄れますね。
その分、大粒のイチゴ2個がどーんと存在感を発揮しています。



イチゴシロップ染み染みの生地がうまし。
ティンタレッラさんのドルチェは、本場イタリアに倣ってビシッと甘めの味わい。
フレッシュイチゴの甘酸っぱさと爽やかさが引き立ちます。



方や、苺のソルベット。
ひと口食べれば、イチゴの果汁を贅沢に使っている事が分かります。
ソルベ独特のねっとりとした舌触りに、種のプチプチとした食感が実に良き。
おいちい!!



ティンタレッラさんの紅茶は、大きめなカップにたっぷりと淹れてもらえるのが凄く気に入っています。
ふう、満足まんぞく。

ハイクオリティ確約のピッツェリア。
お邪魔する度に新たな発見があるので、また次回の訪問が楽しみになります。
ご馳走様でした。