もっさん、この日は稲毛へ。

……この書き出しで気付いた方が居られるやも知れませんが、今回は1ヵ月以上ぶりに筆を取る、ガチ更新でございます。

全国の緊急事態宣言の解除、その約2週間後には、予定より少し早く東京アラートの解除。
食べ歩き人のひとりとして、待ちに待った解除でもありました。


いわゆる自主規制ではありますが、既に皆さんも幾度となく目になさったであろう上掲の政府発表。
これに従って、ステップ③への移行までは千葉県外への移動を控えておりました。

とは申せ、もっさんは職種的に在宅ワークなど出来ず、自宅のある流山市から千葉市内まで、ずーっと出勤を続けていた訳なんですよね。
感染リスク等を踏まえた上で、千葉県内、かつ日々の通勤経路内である柏市、松戸市、市川市、船橋市、そして千葉市での食べ歩きは解禁とさせて頂きました。


さて。
緊急事態宣言下の外出自粛期間中も、美味しいもの探しには余念が無かったもっさん。
前述の状況に備えて、特に千葉市内とその周辺エリアの情報収集に勤しんでおりました。

そんな中で、かなり気になるピッツェリアを発見!
久々の食べ歩きは、ピッツァから再開しましょう!!




という訳でお邪魔しましたこちらのお店。
「Per te (ぺるて)」さん。
2020年5月29日訪問。
11時33分着。予約済み。11時45分供食。

先ずは、こちらをご覧ありたい。


今まさにピッツァを焼かんとする道化師が描かれたプレート。
これぞ、イタリアはナポリに本部を置く「真のナポリピッツァ協会」認定店の証。
「伝統的なナポリピッツァが食べられるお店ですよ」という、同協会からのお墨付きです。

っさんもピッツァの食べ歩きに関しては、まだまだ素人の域を出ません。
こうした認定店は関東近郊に20店強あるのですが、実際にピッツァを頂くのは今回が初めて。
否が応にも期待は高まるってもんです!

◯本日のプランツォ:マルゲリータ 500、ランチドリンク:アイスティー

ペルテさんの看板メニューは、通常のマルゲリータのチーズを水牛モッツァレラに変えたマルゲリータ・エクストラ。
曰く「日本一のマルゲリータ」!
実はもっさんも、この謳い文句に惹かれて訪問を決めました。

日本一の称号は大言壮語でも何でもありません。
ペルテさんのオーナーシェフである鈴川充高氏は、2018年に日本で開催された「カプートカップ ナポリピッツァ職人世界選手権 日本大会」の、S.T.G.部門優勝者。

S.T.G.とは「伝統的特産品保証 (Specialita Tradizionale Garantita)」の略だそうです。
ナポリ伝来の「昔ながらのマルゲリータとマリナーラ」を競う部門という事になりますね。


同部門に於いて初となる、審査員5名全員満点の500点を獲得されたのが鈴川氏。
イタリア語で「五百」を意味する「チンクエチェント」が、そのままこのピッツァの商品名「マルゲリータ 500 (Margherita Cinquecento)」に冠されています。





そして登場のチンクエチェント。
でかし!
iPhoneの測定では直径32cmでした。

下のお皿の直径よりピッツァが大きいのは、ピッツェリアでは良くある事です(笑)。
これ、ボリュームアップして見えるように態とやってらっしゃるのかしら?

今回は前置きが長い(笑)。
では頂きます。
むんずと。


生地はとても薄く延ばされており、てろん、と中央部が垂れる柔らかさ。
むっちりもっちりな噛み応え。
うまし!!


トマトソースはあっさりとした味わい。
トマトの甘みが良く活きています。
たっぷりと散らされた水牛モッツァレラは、そのコクとミルク感、香りがビシっと立ちあがってくるかのようです。
勿論、キュキュっと締まる食感も堪えられません。
 

コルニチョーネ(フチ)。
焼き色は強めにこんがりと。
比例して、香りも強く主張して来ます。
筒状に高く盛り上がったフチの内側は、ほぼ中空となっており、サクサクと軽い食感です。

このピッツァ、兎に角メチャメチャ美味しいです!
流石は真のナポリピッツァ協会認定店!
他所との差は何処にあるんだと問われると、ちょっと良く分からないんですが(笑)。

通常メニューには載らない限定ピッツァにも興味がありますし、これは通わせて貰わねばなりませんぞ。
因みにこの日の限定ピッツァは、シラスとタコのピッツァ、サルシッチャとレモンのピッツァの2種類でした。


例によって、薪窯をパチり。
白と金のタイルに、 銅色の店名プレートが映えますねえ!
ご馳走様でした。