前回の記事でお伝えしたように、2019年最初の食べ歩きは「ラーメン初め」から始まることとなりました。


んじゃお次は当然ハンバーガーだぜ、という事になるのだけれど、まあバーガー屋さんって正月休みが長いのね(笑)。


勿論、早ければ2日から営業してらっしゃる所もありますよ。

が、候補にしたお店は11日から営業再開だそうで。


開かぬなら開くまで待とうバーガー屋。

ちょいと遅めのバーガー初めと洒落込もうぜ。




という訳でお邪魔しましたこちらのお店。

「7025 Franklin Ave. (7025 ふらんくりん あべにゅー)」さん。

2019年1月14日訪問。

13時28分着。店外に6名待ち。14時11分供食。


五反田駅から徒歩で8分。

バーガー屋さんっぽい建物を探しながら歩いたので、うっかり通り過ぎそうになる(笑)。

宅配用のバイクが無かったら、こちらの見た目は完全に「隠れ家的フレンチ or イタリアンレストラン」って感じでしょ?

もっさんは例によってランチタイムの終わり際を狙ったのだけれど、早く着いちゃった。

その後のお客さんの様子を見た限りでは、14時着なら待ち無しでスイスイ入れたっぽい感じでしたね。



中庭が見えるテラス側のテーブルに案内されました。

どうにも素敵過ぎて、ハンバーガーを食べるっていう雰囲気にゃならないねぇ(笑)。


さて、いつもの如くスタッフのお姉さんにインタヴューですよ。

こちらのおススメメニューと、人気メニューを教えてクレメンス。


「男性から人気でしたら、ベーコンチーズかゴールデンブラウンオニオンチーズ。

当店のおススメも、ゴールデンブラウンかマッシュルームチーズですね」


成る程成る程。

ならば、そのおススメから攻めてみますか。


◯本日のランチ:マッシュルームチーズバーガー ラージサイズ(1/3ポンド)




うむ、美しい。

敢えて上側のバンズや野菜類を乗せずに配膳されます。

このスタイルこそ、フランクリン・アベニューの真骨頂。

テラスからの光で逆光になっておりますので、写真が見難いのはご勘弁の程を。


さて!

どうやって食べましょうかね?(笑)


『通』は先ずバンズとパティだけを食べて、その後に野菜類を追加するらしいよ。

皆さん、器用な事でんな〜〜。


……まあ、やるだけやってみっか。

しかしですね、わしはそんなに器用な方では無いのです。


という訳で、ここ最近は常に持ち歩いている秘密兵器の登場だ!


ぷすっ。

100円ショップで買った竹串(15cm 50本入り)!!

ペーパーにバーガーを移動する際など、崩れなくなるので便利です。


とは言え、ナイフ&フォークスタイルはこれでやっと2回目なんだよなあ。

よいしょ、よいしょ。




なんとかなった!

押さえつけ過ぎて、バンズが大分潰れちゃったな。

では、改めて頂きます。

ぱくん。


バンズ。

業務用パン製造大手のサンワローラン社謹製。

柔らかくフカフカで、パン単体でも普通以上に美味しい。

表面のセサミが効いてますよ。


クラウンバンズは厚みのあるスライスで、切り口のみを軽くトーストしてある。

結果、この厚みと柔らかさが、ナイフ&フォークによるカット工程の最大の敵となった(笑)。


牛100%パティ。

火通しはきっちりとウェルダンに。

粗挽きのミンチを用いる事で内側は肉汁を逃すこと無くジューシィに、外側はむちっとした弾力をキープ。

牛肉らしく、かつ赤身らしく濃い味わいと強めの食感を堪能できる。


今の日本バーガー界では珍しくもないパーツながら、それを29年前からやっていたのは驚きだとしか言いようが無い。


マッシュルーム。

予め赤ワインで煮込んであると見えて、ワインの風味と旨味がかなり主張してくる。

それを更に、提供前にガーリックバターで軽く炒めてあるのかな。

火を通したキノコ独特の香りに加えて、赤ワイン、バター、ニンニクの香り。

その組み立て、絶妙なり。


また、食感を活かした火加減も完璧。

柔らかさの中に生マッシュルームらしい歯応えがあり、メチャ美味い。


チーズ。

メニューにはスイスチーズとのみ記載。

明記はされていないが、グリュイエールチーズだと思う、多分ね。

コクや香りは単体でも十分に素晴らしいのだが、ワイン風味のマッシュルーム、及び肉汁とのマリアージュたるや、格別である。

いやこれ、文字通り「格」が違いますわ。

脱帽。




野菜いるか??? これに?

まあ付いてくるからには頂きますけど。

パセリの下にサワークリームも隠れてるしね。



一応、ひと工夫すっかな。

この野菜類も、ぜーんぶ半分サイズにカットして。



組み立て直す!

どうだ、それっぽくなっただろう(笑)。


お、ピクルスの酸味とトマトの甘酸っぱさ、かなり良い感じに入って来ますね!

レタス?

君は無くても困らないかな(笑)。



老舗の凄味をひしひしと感じる一皿。

一個の料理として、完成度がとんでも無く高い。

恐らくは、もっさんのオールタイムベストバーガーにランクインし続ける一皿となるであろう。

ご馳走様でした。



◯本日おかわりのランチ:ゴールデンブラウンオニオンチーズバーガー ラージサイズ




こちらもお姉さんおススメ、かつ、人気という一品。

ゴールデンはチェダーチーズの事かな。

ブラウンオニオンはそのまんまですね。


さて、こちらは最初っからビルドして、と。


クラウンバンズを乗せたら、

喰らえ! 我が必殺の竹串二刀流!




流石にトマトが潰れるかあ〜〜、コンチキショ。

これはわしの腕ではなく、ナイフの切れ味の所為にしちゃっていいかな(笑)。

そこ以外は、なんとか見れる出来栄えですかね。


尚、こちらは1/4カットまで試した模様(笑)。


チェダーチーズ。

バーガー界における大正義、チェダー。

先程のグリュイエールがマリアージュならば、こちらは「最強タッグ」である。

香りでは一歩劣るものの、コクとパンチの強い味わいは、ハンバーガーとは切っても切り離せない。

結論としては両方とても美味しかった(笑)。


ローストオニオン。

飴色になるまでローストされたオニオン。

カラメルのようなほろ苦さと、それを上回る甘み。

丁寧な仕事ですなあ。

あ、ケチャップとの相性も最高ですよ!


野菜類。

こちらのバーガーは全体的に濃い目の味わいとなるので、レタスのフレッシュさと食感が際立った。

いらない子扱いしてゴメンね(笑)。

この辺り、バーガーって不思議だよなあ〜。



バーガー好きでは無い方にとっても、こちらへは一度行ってみる価値がありますよ!

グルメバーガーショップにおける、もっさんのお勧め最右翼です。

ご馳走様でした。