もっさん、仕事帰りに松戸駅へ。

駅の近くで軽く夕飯を食べて帰ろうかなという魂胆です。


おや?

西口を降りてすぐ、以前には不二家さんがあった跡地に、新しくお店が入ったみたいですね。

お祝いのお花が沢山出てますよ。

何屋さんかしら?


おお! 四川担々麺!

こりゃあ夕飯に丁度良いじゃないですか!

ちょいと寄って行きましょう!



という訳でお邪魔しましたこちらのお店。

「四川担々麺 どういうわけで、」さん。

2018年6月18日訪問。

21時21分着。待ち無し。21時34分着丼。


お先に店外のポスターで、メニューの確認をば。

汁ありの担々麺に、汁無しの担々麺、エスニックテイストの汁無し担々麺。

メインはこの3つのようですね。

最近は汁無し担々麺を良く頂いてますからね、汁無しを試させて頂く事にしましょうか。


ほう!

胡麻擦り鉢!

スタッフさんに食券をお渡しすると、直ぐにこちらが出てきましたよ。


確かに担々麺と言えばゴマは付き物だけど、コレが出て来た経験は過去に無かった。

こいつはちょっと面白いアイディアじゃないですか。

ゴリゴリ。


◯本日の1杯:汁無し担々麺 つゆが無いわけで、



うむ! 美味しそう!

これは見た目からして美味そうな予感しかしないぞ。

カラシビは辛さ2痺れ2のデフォルトを指定しています。


先ずはかき混ぜずに、麺を一口。


軽めのウェーブが入った、平打ちの中太麺。

もっちもちな弾力ある歯応えが特徴的。


この時点で、シビれが結構来ますね。(フラグ)

最近の汁無しに使う麺としては、麺そのものの味、香りの主張は拍子抜けする程抑えめ。

食感と相まって、中華麺というよりうどんみたい。


よし、全体をよーく混ぜましょう。

ぐーるぐーる、と。

こんなもんかな。

改めて頂きます。



……アラ?

これ、わしやってもた??


と、いうのが既にアップ済の、前回訪問のあらましでした。

2口でシビれが効き過ぎて、後は味なんぞぜーんぜん分からなかったよ。


さりとて、そのままにも捨て置けぬ。

もう一回リベンジに行ってきました。

2018年7月2日再訪。

20時15分着。待ち無し。20時22分着丼。


◯本日の1杯:四川担々麺 つゆが有るわけで、


仕切り直しの1杯は、汁有りの担々麺から。

お店のスタッフさん曰く


「スープがある分、汁無しより刺激は少なく感じますね」


とのこと。

ここでもう一度、辛さ2痺れ2のデフォルトを試してみて、アカンようであればもう一回出直しの覚悟を決めておる(笑)。


胡麻を擦り擦りしつつ待っていると、担々麺の着丼です。



ふうむ。

矢張り、ネギの上に振られた粉山椒はそこそこの量があるなあ。

汁無しの時と同量に見える。

……ヤベーかな、こりゃ。


まあジタバタしても仕方あるまい。

先ずはスープを一口。


初手、酸味の主張と山椒の香りから。

続けて胡麻の味わいと香り。


一拍置いて、ガツンと動物系の旨味、脂の甘み。

動物系スープもかなり濃厚に作ってますね。

鶏及び豚によるスープのようだが、味わいは豚の主張がかなり強い。


特製辣油の辛味と、山椒の痺れがグワッと膨らんでフィニッシュ。

うん、これならカラシビともに美味しく食べられるレベルだ。

ほっ(安堵)。


スープはクリーミィと表現して良いかな。

ザラつくことなく、滑らかなとろみがある。

これは練り胡麻の効果と見た。


その坦々スープを彩るのは、自家製辣油と山椒。

粉山椒は香りとキレのある痺れを出す為に、毎日挽いているのだとか。

確かに香りは鮮烈と言って良いレベルだし、粉山椒にありがちなエグ味を殆ど感じない。


スープ全体の味わいでは、酸っぱさの主張がかなり大きい。

後述する肉味噌の甘みは出ているものの、辣油と山椒の香り、そして酸味が、スープ全体を大きく覆っている。

胡麻がクドく無く、美味しい。


麺、行きましょう。

緩めのウェーブとねじれが連続する、平打ちの中太麺。

低加水タイプで、汁無しの麺より細身なものの、とろみのある坦々スープが良く絡む。

もちもちとした食感はほぼ同様。


麺そのものの味、香りの主張は抑えめ。

こちらの麺は、余り前面に出てこないバランスでデザインされているようですね。

自慢の辣油と山椒を際立たせたいのだと思います。


具材、肉味噌から。

から、といってもほぼ唯一の具材ですな。

甜麺醤などの、甘味噌風味がかなり強い。

味わいは(こう言ってしまっていいものか)、「エ●ラ焼肉のタレ」にとても良く似ている。

つまり、間違いなく旨い!

お肉は大きめの粗挽き肉を使用。

弾力が強く、この食感はなかなか面白い。



擦り胡麻。

胡麻を擦る際の目安として、プチプチという音が小さくなるラインまでやってみた。

結果、汁あり担々麺はそもそもスープに胡麻の風味が強いので、擦り胡麻は埋没気味。


少々荒く擦るくらいの方が、胡麻の味わいが立ったのかも知れない。

っていうか、後で見返したらメニューにもそうおススメされてましたわ。

失敗失敗。



練り上げられたデザインに感心させられる1杯。

ひと口に「担々麺」と言っても、その定義はべらぼうに広い。

その中で、「どういうわけで、」さんのラーメンとしてきちんとオリジナリティを訴えられているし、他に無い強みを表現出来ている。

味わいのみならず、店舗そのものが女性客の取り込みをかなり意識していると思われるので、その点でも興味が尽きない。

ご馳走様でした。


さて……。


汁無し担々麺にリベンジと行きますか!

次回へ続きます。