私はスポーツ観戦が子供のころから好きです。

バレーボールや女子プロレス、フィギュアスケート… いろんなものにハマりましたがその原点がプロ野球でした。

父が巨人ファンだったようで、一緒にテレビを観ていてルールを教えてもらううちに好きになった感じですね。若い頃の原辰徳さんがかっこよくてねぇー! 根っからミーハーなもので。。(笑)

 

でもずーっと野球を観てたわけではなく、たまにどハマりするって感じでした。


久しぶりに野球熱が高まり、2017年シーズンから埼玉西武ライオンズファンになったのですが、そのきっかけになったのがタイトルの「球辞苑」という番組でした。

 

 

私が最初に観たのが2015年の年末、「改訂版」という名前の特番でした。


番組の設定として『球辞苑』という辞典を編集していて、編集会議をしている、というものなんですね。

 

当時の編集長がチュートリアルの徳井さん、記者がナイツの塙さん、編集委員としてライターのキビタキビオさん、メジャー通のAKI猪瀬さん、データスタジアムのアナリストなどがいて、そこに毎回野球OBや現役選手などのゲストが来て、毎回ひとつのテーマについて掘り下げていきます。ナレーションがナイツ土屋さん。

 

いろいろあって途中から塙さんが編集長代行となり、記者は野球好きの芸人が週替わりで呼ばれるようになりました。

存続の危機を乗り越え、今でもプロ野球がオフになるとこの番組が開幕します。

 

とりあげるテーマが、毎回マニアックなんですね。

初期で言うと「アンダースロー」という今では全球団で2、3人しかいないような投法だったり、「ファースト」という一番地味に見える守備位置だったり、「ホームスチール」という年間で企図割合が1%というレアなプレーをわざわざとりあげ、いろいろな角度から深掘りする。

でもそこが、野球ファンからするとおもしろいところなんですよね。

あの世界の王貞治さんに、打撃のことは一切聞かずに一塁の守備のことだけインタビューするという、どうかしてる番組なのです(笑)

 

いろいろな選手やOBが取材を受けて細かい技法を語ってくれるため、現役選手にも参考にする人が多いそうで。

そう聞くと難しそうですが、それを芸人である徳井さんや塙さんがおもしろくいじったり、ゲストで呼ぶOBも話がおもしろい人が多いので、けっこう笑える番組になっています。

 

野球好きでもマニアックだなあと思うのに、不思議なことに野球に詳しくないけどこの番組は好きだという人がいるんですね、Twitterの反応を見ると。

さっき言ったようなちょっと笑える番組作りもあると思いますが、プロの人がひとつのことを突き詰める様子っていうのは、その分野だけに限らず、いろんなことに通じるものがあるのかなと。

 

私もこの番組を見て、やたら西武ライオンズの選手がたくさん出てくるので、西武を応援したくなり、それから二度の優勝、そこからの最下位や主力選手の流出など、天国と地獄の両方を味わえて、球辞苑には感謝しております…(笑)

 

 

その球辞苑の最新回が、先週放送の「2022改訂版 バッテリー編」。

去年やそれ以前に扱ったテーマを振り返りつつ、オフに入って取材したVTRを付け加えたもの。

 

「ワインドアップ」、「延長戦」、「ノーボールツーストライク」、「完投」、「アンダースロー」… こう書いてもどうやってこれで50分やったんだ、と思うテーマですが(笑) 実際観てるとあっという間なんですよ、50分が。

 

この中でちょっと感動したのが「完投」。日ハムの加藤貴之投手が取材されてたのですが。

栗山前監督が、割と奇策好きというか、常識に捉われない采配をする人で、先発しても5回あたりで必ず打たれ始める加藤投手を「ショートスターター」という、先発させても5回以前に交代させる変わった使い方をしてたんですね。

 

5回まで投げないと、投手には勝利投手の権利が発生せず、たとえ勝ってたとしても勝ち投手にはなれません。

やはり昔からの考え方として、先発投手の勝利数というのは大きな評価基準であり、目標にもなるんですよね。なのでこの加藤投手の使われ方は、他球団ファンから見てもなんとなく気の毒というか。

 

その加藤投手が、新庄監督になって方針転換し、本人の努力もあって完投できる投手になった。

ライオンズファンからしたら大変痛いですが(笑)

加藤投手はショートスターターとしても球辞苑に出演してたので、感慨深かった。ちょっと泣けた。


長い間見ていると、選手の成長がわかるのが、プロ野球のいいところだと思う。

私は飽きっぽい性格なので、ひとつのスポーツを応援し続けたりできないですが、子供の頃からひとつの球団のファンだったりしたら、ひとりの選手のデビューから引退まで見届けることになりますからね。すごいことだなと思います。私には無理だ。

 

最後のテーマ「アンダースロー」。ナレーションで、球辞苑はアンダースローをずっと応援してるって言ってたけど、嘘じゃん。里崎さんが攻略法をしゃべっちゃって、そこから出演した投手が打たれ始めたのは野球ファンには有名なんですよ(笑)


しかも今回登場したのがライオンズの與座海人投手。。フラグやん!(泣)

取材に協力的なので、何かと球辞苑にライオンズの選手が登場するのですが、しゃべり過ぎるんですよね。。。球辞苑ファンでありライオンズファンである私はけっこう複雑です…

大丈夫かなあ、與座くん。今年も頼むよ。

 

 

プロ野球のオフシーズン、選手が出る番組がここ数年決まってますね。

今夜のジョブチューン、明日のジャンクSPORTS。

でも毎週見られるのは球辞苑、あと知らなかったんだけどテレ東の木曜深夜で、「サンドナイツがプロ野球選手だけの居酒屋はじめました」てのが始まったらしい。なんだそれ!

アメブロでサンドの2人とナイツ塙をフォローしてるのに知らなかった! 要チェックですね。

 

 

 

プロ野球というか、西武ライオンズの応援を6シーズンしてきたのですが…

3月末から10月まで、ほとんど毎日試合があって、しかもそれが3時間以上。

飽きたというより正直疲れました(笑)

今年から連日みっちり見るのはやめて、ほどほどにしようと思います。


しかしほどほどって難しいな。時間が取れる週末はなるべく観るって感じかな。

あと、球場に全然行けてないので、リニューアルされたベルーナドームに行くのが今年の目標かな。コロナが落ち着いた時期を見計らってね。