10月5日、今iphone4Sで話題のApple社の創始者、スティーブジョブズ氏が亡くなりました。
私は、iphoneを使ってますがApple信者まではいきません。
ですが、このニュースを聞いたときには大きなショックを受けました。
市場がアッと驚くものを発明し続け、それを「触ってみたい!」「欲しい!!」と思わせる圧倒的なプレゼン力。
スティーブジョブズ氏なくして、Appleが今後アッと驚かせる商品をリリースできるのか疑ってしまうほどです。
そのスティーブジョブズ氏の伝説にもなっているという、スタンフォード大学での2005年の卒業式のスピーチを最近初めて見て、感極まるものがあったので紹介したいと思います。
これは、これから未来に羽ばたく大学生への卒業スピーチですが、社会人としての日々の繰り返しで、仕事も人生もルーティンワーク化している乾いた心に染み渡るスピーチでした。
「今日が人生最後の日なら、今日することは自分がしたいことだろうか」
確かに、会社に雇われて働いていく以上、したいことをするのにも限度があります。
ただ、一度きりの人生なので、後悔はしないようこのスピーチを教訓の一つとして生きていきたいと思いました。
本当にご冥福をお祈りします。
最後に、ウィキペディアに載っていた、著名人のスティーブジョブズ氏への評価のコメントを紹介しておきます。
スティーブのように深い影響力を与えられる人間は、めったにいない。その影響はこれからの多くの世代にも受け継がれるだろう。
スティーブは米国のイノベーターの中で最も偉大な一人でした。違う考えを持つことに勇敢で、世界を変えられるという信念に大胆で、そしてそれを成し遂げることに十分優秀でした。この星で最も成功した会社の1つをガレージから作り上げることで、彼は米国の独創性の精神を実証した。スティーブは毎日が最後の日であるかのように生き、私たちの生活を変え、全産業を再定義し、私たち一人一人が世界を見る方法を変えました。
ジョブズには1000マイル先の水平線が見えていた。しかし彼にはそこに到達するまでに通らなければならない道の詳細は見えていなかった。それが彼の天才性であり落ち度でもあった。
—ジェイ・エリオット
他人の脳みそを盗むのはジョブズにとって普通のやり方さ。まず人のアイデアを鼻であしらっておいて、その1週間後には、素晴らしいアイデアを思いついたなんていいながら戻ってくる。そのアイデアというのは、もちろん1週間前に誰かがジョブズに話したアイデアなんだ。我々はジョブズのことを現実歪曲空間と呼んでいたのさ。
—ジェフ・ラスキン
スティーブはまさに刺激的な存在だ。放漫で、暴虐で、激しく、無い物ねだりの完全主義者だ。彼はまた、未成熟で、かよわく、感じやすく、傷つきやすくもある。そして精力的で、構想力があり、カリスマ的で、さらにおおむねは強情で、譲らず、まったく我慢のならない男だ。
—ジョン・スカリー
人は私がクソ野郎についての本を書いていると聞きつけるや否やスティーブ・ジョブズについての話を話し始めただろう。シリコンバレーでいかにジョブズが恐れられているか、そのレベルには驚嘆するものがある。彼は人を震え上がらせ、悲嘆にくれさせる。だが、彼はほとんどいつも正しく、たとえ間違えている時でも、その創造性の豊かさには目を見張るものがある。
—ロバート・サットン(スタンフォード大教授)
民主主義に沿ってたんじゃ、素晴らしい商品なんて創れっこない。闘争本能の固まりのような独裁者が必要なんだよ。
—ジャン・ルイ・ガセー(Be社創業者、元アップル社員)