万清楼さんの美味しい朝ごはんをゆったりのんびり頂いて、
お部屋に戻ってポケgoレイドをやって、
散らかった荷物をキャリーケースに詰め込んでいる間も、
いっこうに雨足の弱くなる気配は無し…。

あきらめて予定通り、坂道&長い石段必須の熊野那智大社に向けて宿を出発しました。

御本殿前に一番近い駐車場まで登る道も相当な九十九折りの山道で、
雨で視界も悪く、恐る恐る車で上って行きました。

駐車場、大雨にもかかわらず満車に近い状態。
晴れてたら満車で止められなかったってことですね。


雨に打たれてしっとりと美しい朱塗りの礼殿。




御神木の胎内くぐりもあまりの豪雨に断念



晴れてれば人が多くて長蛇の列だから、雨の日こそやるべきだと思ったんですが、

その好奇心を超える雨の量でした…。


覗いてみたら本当に中が空洞になっていて、根元から入って少し上に登って外に出る階段が付いてました。



本殿のすぐ隣にある那智山青岸渡寺で、夫が御朱印を頂いている間もひとりぶらぶら。




この時点では雨粒が写真に映るぐらいの大雨。


お寺を出て少し歩くと三重塔があり、

那智の瀧と調和した姿が見られます。



この那智の瀧の下にある飛瀧神社では御瀧そのものが御神体として祀られています。



その飛瀧神社にもぜひお参りしたいものですが、

さてそこまでどうやって移動するか…。


車を置いてきた駐車場まで戻って、車で瀧壷近くの駐車場まで移動するというのが最初の計画でした。

なにせ大雨でしたから。


それが、この時点でなぜか雨が少し小降りに…。

神様のいたずらというやつでしょうか…。


途中まで下ってきてるし徒歩でも下りられるんじゃない?

なんて思ってしまったんですよね…。


その結果がこの延々と続く岩段です。



石段というより岩段です。

雨で滑りやすくなっているし、一段の段差が微妙に大きくて下りづらい。


足元を確かめながら一歩一歩踏ん張って降りるので、

足にも負担が大きくて、

いったいどこまで続くのー!と、泣きたくなりました。


そりゃあ那智の御瀧ですから、舐めてはいけませんでした。


下って下って、やっとたどり着いた飛瀧神社です。



ここまで20分以上かかったかしら。

夫は念願の御朱印も頂き、一応満足して帰路へ。


そのためには、下りたんだから上らなければなりません。

一番早いのは来たときの岩段をまた上るルートかなぁ。
しかし足と心臓が耐えられるか…。


ちょっと自信がなかったので、バス道を少し歩いて表から参道を上ることにしました。

結局徒歩で一周する形になりました。


表参道もお土産物屋さんが並ぶ結構な段数の石段ですが、
岩段ではなく石段なので上りやすかったです。

鳥居をくぐってからもさらに石段が続きます。


鳥居をくぐったら鹿さんが居ました。



鹿さんに励まされながら石段を登りました。



やっとのことで礼殿の下までたどり着き、元の駐車場まで戻れました。

めでたし、めでたし。


とんでもなく汗だくになりました。

夫はこんなこともあろうかと、着替えを何枚も用意していて大正解でした。


私は車中で着替えるわけにもいかないのでボディシートで汗を抑えてやっと一息。



予定になかった徒歩移動で、

熊野古道を満喫できた気がする!と満足していたのですが、


「 熊野古道とは、紀伊半島南部にある熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社)と、伊勢や大阪・和歌山、高野及び吉野とを結ぶ古い街道の総称」


本当の熊野古道は那智大社へ向かうまでの古い街道で、こんな程度ではない距離なんですよね。


雨でなかったら夫婦杉からの熊野古道(杉並木、石段267段)も体験したかったなぁと思いました。

次はぜひ!
と言っても、また来るなら近いうちに来ないと体力的に無理かもw

実は翌日から2日間ほど太ももに激痛が走りました。

大変な思いもしましたが、達成感に満ちた熊野那智大社詣となりました〜。


次の目的地、熊野本宮大社へと続きます。