【30秒で分かる前回のまとめ】
現状の防水層がどんな防水なのかで、
改修工事の方法が変わってきます。
【"狭間2"について】
工事方法が変わってくるのは、
大きく2つの理由で分かれます。
1つ目は、現状の防水層の上に、新しい防水層を被せる(または塗る)方法。
2つ目は、依頼を受けた防水業者さんによりますが、現状の防水層を撤去してから、新しい防水をする方法。
※お客様が防水層(屋上、バルコニーなど)を洗濯物干しで使用している、ほとんど使用していない、お子様が滑り台で遊んでいるなど、日常的にどれくらい歩行頻度(使用方法)によって、少しずつ変わってきます。
ご要望(日常の使用)によって、工事方法が変わり、ご予算も少しずつ変わってきます。
まとめここまでです。
『ここから、今回です!』
〜前回より抜粋〜
防水材料は、万能なものではありませんので、防水性能を維持したまま、ご要望にお応えできるにはどうしたらいいのかを考えます。
➡︎屋上の使用方法について
1、屋上に上がり喫煙などの休憩スペースとして使用している。洗濯物を干すなど。(常時、屋上防水の上を歩行)
2、ベンチなどがありくつろぐことができる。
(常時、防水の上を歩行+ベンチなどの置き物)
3、なかなか動かせないエアコンの室外機、変電設備、ケーブルラック、物置きなど、容易に動かせないもの。
1、2は、聞いてすぐに案が浮かびます。
3、の場合は、事前にお伝えすることがあります。防水性能を確保する為に必要なことがありますが、現状難しいとなれば条件が出てきます。
また、日常的な負担を減らすこと、場合によっては事前に準備をして工事後に少しだけご使用に対してご協力頂くこともあります。
➡︎屋上防水後の日常的な負担軽減について
1、防水の上にモノを置く
(防水層が凹んできます。)
2、防水の上のモノを動かす
(防水の上で、引きずりながらモノを動かすと防水層の破断や破損の原因になります。)
3、屋上にアンテナ架台をつくる、携帯アンテナを設置する、物置きを置く。
(元々何も無かったところへ何かを設置する場合、防水層を一部撤去することになります。防水層を撤去した後に、雨漏りしないように防水をしていきます。その防水は、周りの防水層との間に隙間をつくらないことが求められます。)
(また、元々何も無かったところへ、物置きなどを置く場合は、防水層を保護するようにゴムパットを下全面でなくとも一定間隔で敷くことをおススメします。物置きの場合、物置きの下にホームセンターなどで売っているブロックを置くことが多いと思います。ブロックに物置きの重さが加わり防水層へ負荷がかかり破断などになる場合があります。屋上防水工事の際、動かせるのであれば動かして頂ければ防水性能というところで大変助かります。もし、動かせない場合は…次回少しお伝えします。)
下手な長文を、ここまで読んで頂きましてありがとうございます。
なにかのご参考になれば幸いです。