インプラントの骨造成
私が所属しているインプラントのスタディーグループ 「ソクラテスの会」でインプラント高度技術修得医の認定証をいただきました。
いくつになってもこういう立派な証書をもらうと嬉しいものです。
N2Graftと言うのは新しいタイプの骨造成です。
インプラントの周囲は骨で囲まれてなければなりません。
インプラント周囲の骨が不足している場合に骨造成が必要になるのです。
従来の方法だと歯肉と骨造成するための人工骨の間に遮断膜が必要とされていました。
ただこの膜を使用すると歯肉の血流を阻害するので感染を起こしやすくなってしまいます。
教科所的にはこの遮断膜が必要とされているのですが最新の研究結果でこの膜がなくても骨を造れる事がわかりました。
こうする事で感染のリスクが減るのとともに傷の治癒も良いのです。
今ではインプラントの骨造成には欠かせない手法になって います。
既存の常識を疑ってみる!
こういう事は日常生活にも良くある事ですよね。
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考えかたを変えましょう。
歯医者にはどういう時に行くのでしょうか?
歯が痛い、歯がグラグラするなどの何らかの症状がでてから歯医者に行く。
このような方が大多数ではないでしょうか?
もちろん痛い歯があったら治療が必要です。
動いて抜けそうな歯があったら抜歯をする必要があるかもしれません。
そこで歯医者に行って神経をとったり歯を抜いたりして治療することになります。
この事について一度じっくりと考えてみてください。
歯が生えてすぐに最初から虫歯の歯もないですし、歯周病の歯もありません。
虫歯になって歯に穴があく前、歯の表面が少しだけ溶けだした時、歯周病でいうと少し歯ぐきが赤くなった時があったのです。
この段階であれば生活習慣を見直すだけで何もする必要がありません。
生活習慣が原因で起きる病気ですから、虫歯も歯周病も「生活習慣病」と言われていますね。
歯を悪くする習慣には
① ブラッシング不良
(自分ではしっかり磨いているつもりでも・・・・)
② 食生活の不良(甘い物の摂り方など)
③ 歯ぎしり、食いしばり
(自分では気づいていない場合も多くあります)
※チョコレートなどの甘い物を食べていけないわけではありません。
疲れている時は自分も良くチョコを食べますよ!摂り方の問題なんです。
この悪い習慣を改善しないと虫歯や歯周病が再発してしまいます。
また治療を延々と繰り返すという負のサイクルに突入です。
「歯が悪くなってから歯医者に行けばいい」と思っていたら要注意。
なんと言っても「予防」が一番。 考え方を変えましょう。