猛暑、健康・植物にも影響 | 水サーバー

猛暑、健康・植物にも影響

 広島、福山両市などでは7月6日以降、最高気温が30度を超える「真夏日」が続いている。紫外線(UV)対策のヘアケアが注目を集め、プールがにぎわう一方で、熱中症患者の増加や植物へのダメージなど、猛暑と少雨の悪影響も出ている。


 紫外線を浴びて傷んだ髪の手入れに効果的といわれる、美容室の「ヘッドスパ」が人気だ。「TAYA」広島本通店(中区)は、紫外線を防ぐトリートメントを6月から導入。7月末までに女性を中心に約500人が利用した。


 一方で、7月の熱中症とみられる症状による搬送は、広島市で128件に上った。福山市は89件でうち1人が亡くなった。両市とも昨年の約2.7倍に達した。広島市消防局は「例年、8月の方が搬送数は多く、さらに注意が必要。こまめに水分補給をするなど自己管理に努めて」と訴える。


 中国地方の7月の降水量は、平年の約27%にとどまった。同じく真夏日が続く庄原市の国営備北丘陵公園では、例年なら水やりが必要ないエリアで、変色した芝生や枯れかけた樹木が目立つ。


 広島地方気象台は、今季3度目の「高温と少雨に関する県気象情報」を発令中。中国地方は今後2週間近く、気温が高く降水量が少ない状態が続きそうだ。


出典:中国新聞