県内夏山の遭難止まらず 県警が注意呼び掛け
県内の山岳は30日も遭難が相次ぎ、1人が行方不明、4人が救助されたり軽傷を負ったりした。今年の夏山遭難は過去最多だった昨年を上回るペースで、県警は同日、「臨時登山情報」を出して注意を呼び掛けた。
八ケ岳連峰では午後5時20分ごろ、浜松市の無職富永冨士男さん(75)の家族から「縞枯山の坪庭で(富永さんと)はぐれてしまい、見つからない」との通報が茅野署にあった。午前11時ごろ、散策コースを家族ら4人で歩いていると、富永さ んが1人で先に進んではぐれたという。赤岳の山荘でも三重県の男性(71)が目まいや嘔吐(おうと)などの症状で歩けなくなり、ヘリコプターで茅野市内の病院に運ばれた。
北アルプスでは、奥穂高岳で下山中の千葉県の男性(62)が約20メートル滑落し全身打撲などの軽傷。大黒岳では滋賀県の男性(64)がバランスを崩し約15メートル転落、頭を切るなどした。常念岳と蝶ケ岳の間の稜線(りょうせん)でも鳥取県の女性(66)が体調を崩して歩けなくなり救助された。
県警地域課によると、今年の夏山遭難31件(29日現在)のうち、転滑落、転倒、病気が8割強。「登山前の体調管理や登山中の水分補給に気を配り、下山中の転倒に細心の注意をしてほしい」としている。
出典:信濃毎日新聞