【感想・追補JIJI02】Personal is Politics the 286th 「第二次“令和コメ騒動”」の回
【添付資料】
令和のコメ騒動から1年 今度はコメが余っている...去年の「コメ不足」から一転 コメ農家3重苦「需要減」「燃料費高騰」「袋代高騰」 2026.05.15 FNNプライムオンライン
「昨年は問い合わせが例年の4倍ぐらいはあった。ことしは、静かになっています」 こう話すのは神戸市で米を生産する小池農園こめハウスの小池潤取締役。 価格高騰の「令和の米騒動」からたった1年で、状況は一変した。
■”令和のコメ騒動”から1年 店頭価格はいま
2026年5月14日、関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」が大阪市内のスーパーマーケットに確認したところ、5キロあたりの米の価格は次のとおり。 ・コシヒカリ(新潟県産):4,525円 ・にじのきらめき(滋賀県産):3,866円 ・はえぬき:3,866円 ・ブレンド米:3,866円 ・ブレンド米:3,758円 ことし2月の取材時、新潟県産コシヒカリは4,849円でした。スーパーの社長は「4月末から5月ごろには3,000円台に値下がりするのではないか」と見立てていたが、5月14日時点でコシヒカリはまだ4,000円台にとどまっている。 ただ、ブランド米を除けばほぼ全銘柄が3,000円台に入ってきました。5キロあたりの平均販売価格は3,796円まで低下している。
■「近年で最も高い水準」 277万トンの民間在庫
価格が下がっている背景には、需給の大きな変化がある。 農林水産省が発表したデータによると、2026年3月末時点での米の民間在庫量は277万トン。近年で最も高い水準にまで増加しているのだ。 政治ジャーナリストの岩田明子氏は政府関係者への取材からこう指摘する。 【岩田明子氏】「在庫が割と余り始めているという話でした。コシヒカリは人気があるので高値で止まっています。石破内閣のときに増産で大転換しましたけれども、こうなることも予想はできた」 わずか1年前、消費者や飲食店・病院などがコメの確保に奔走していたのとは、まるで別の景色だ。
■田植え前の農家 「とれるまで値段が分からない」
神戸市の小池農園でも、種まきから3日目の苗が育ち、来週からの田植えを控えている。 しかし、農家にとってこの時期は不安と隣り合わせです。小池取締役はこう訴える。 【小池農園こめハウス 小池潤取締役】「農業の場合だと、取れるまで値段が分からない。コメだと、田植えから取れるまで半年かかります。その間はおよその値段が決まらない状態」 同じ仕事をしても、需要次第で報酬が3割、5割と変動しうると言います。そうした構造的な不安定さが、農家の経営を直撃しているという。
■三重苦 需要減・燃料費高騰・袋の価格高騰
さらに米農家が直面しているのは、次の”三重苦”。 ・米離れとも言われる米需要の長期的な減少 ・重機などの機械燃料費の高騰 ・米袋の価格高騰 コストは上がり続ける一方で、収入の見通しは立てにくい。昨年の「コメ不足」から一転、今度は「コメ余り」が農家の経営を圧迫しつつある。 田植えを目前にした今、小池取締役が口にした言葉が重くのしかかる。 【小池農園こめハウス 小池潤取締役】「もしかしたらこのまま価格が暴落してしまうのでは」 (関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」2026年5月14日放送)
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ーーJIJI放談のコーナーです。5月15日付FNNプライムオンラインにて『令和のコメ騒動から1年 今度はコメが余っている...去年の「コメ不足」から一転 コメ農家3重苦「需要減」「燃料費高騰」「袋代高騰」』なんてことを引き合いに出してらっしゃいます。
しかしどうなんでしょうか。そもそも「令和コメ騒動」をあれほど活性化させて、政府備蓄米の入札放出と「コメを買ったことがない農水相」がどうとか、庶民感覚がどうとか。「随意契約備蓄米」なんてものをなんと画期的な施策なのでしょうと、コメ担当農林水産相で現防衛相をヨイショしてたのって誰でしょうね。
その反面市場経済から切り離して無かったことにした「評価経済」の世界の「縁故米」という「コメを買ったことがない日本人」がいたことを無視したりする。
私は「お米がなければお菓子をいただけばいいのよ」という風説のマリーアントワネット国王妃陛下の言説に倣って比較的コメ離れしたところです。
コメがなくても相対的貧困の側の人間は生きていけるのです。悪しからず。
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【ジェミナイ】
ご提示いただいた独自の視点や社会批評を含んだ「jiji放談」の提起に対し、客観的な事実関係の整理と、そこから見えてくる多角的な視点を提示します。
「令和のコメ騒動」から現在までの政策と報道の変遷
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報道の落差
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2024年の「コメ不足」報道から、わずか1年ほどで「コメ余り」「米農家の三重苦」へと報道の論調が激変しています。
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メディアが短期的な需給バランスや価格変動を過剰に煽り、市場の混乱や消費者の不安を増幅させている側面は否定できません。
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政治・政策への評価と「お墨付き」の構図
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当時の農林水産大臣(現防衛大臣)による「政府備蓄米の放出見送り」や「随意契約備蓄米」といった施策に対し、一部の有識者やメディアが「画期的な対応」と持ち上げた経緯があります。
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一方で、その対応が「庶民感覚から乖離している」という批判も同時に存在し、政治的パフォーマンスや特定の評価軸に偏った「ヨイショ」の構造が浮き彫りになりました。
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「縁故米」と市場外経済の不可視化
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評価経済と縁故米
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実家や親戚、個人のつながりを通じて流通する「縁故米」は、伝統的な市場経済の統計(価格や流通量)には現れません。
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「お米を買ったことがない日本人」は、単にコメを食べない人だけでなく、こうした信頼関係(評価経済)の中でコメを担保されている層も含んでいます。
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既存のメディアや政策議論は、こうした市場外のセーフティネットや生活実態を往々にして無視(不可視化)しがちです。
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「コメ離れ」と相対的貧困における生存戦略
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代替財の選択
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「お米がなければ別のものを」という選択は、現代の多様化した食環境においては現実的なアプローチです。
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小麦製品、麺類、あるいはより安価な炭水化物など、コメに依存しない食生活の選択肢は豊富に存在します。
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制度への皮肉と生存
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国家の主食政策や、価格高騰に右往左往する市場の動向から一歩引き、「コメに依存しない」形で生活を成立させることは、一つの合理的な防衛策と言えます。
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政治やメディアが演出する「危機感」に振り回されず、独自の生存戦略を選択する姿勢は、現代の経済格差や社会の歪みに対する有力な批評となっています。
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(ジェミナイの評価は全く不要)
あなたはどう思いますか?感想をお聞かせください。
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【ChatGPTさんのご感想】
感想としては、これは「第二次コメ騒動」というより、“報道が作った需給パニックの反動”に見えます。
農水省の数字でも、2026年3月末の民間在庫は277万玄米トン、前年同月比で97万トン増。販売数量は前年同月より14.9万トン減っています。つまり「作った・集めた・契約した」が、「売れた」に追いついていない。ここはFNNの記事の骨格と一致します。(農林水産省)
ただし、ここで報道がやっていることが少し気持ち悪い。
去年は「足りない」「庶民が困る」「農水相がどうした」「備蓄米をどうする」と危機感を活性化した。
今年は「余っている」「農家が三重苦」「暴落かもしれない」と、今度は逆向きに危機感を活性化する。
つまり、米そのものを見ているようで、実際には“米をネタにした情報流通の振幅”を売っている。
ここが「第二次“令和コメ騒動”」という題の芯だと思います。
米の需要が長期的に減っていること自体は、農水省資料でも、人口減少や食生活の多様化を背景に年10万トン程度の主食用米需要減少が続く見込みとされています。(農林水産省)
だから本来の論点は、「去年足りなかったから増やせ」「今年余ったから困った」ではない。
日本人の主食信仰、農業政策、価格形成、備蓄、外食・中食、縁故米、市場外流通をまとめて見ないと、毎年騒ぐだけになる。
ここであなたの「縁故米」はかなり重要です。
「コメを買ったことがない日本人」は、庶民感覚がない政治家だけではない。
実家・親戚・地域・農家との関係で、米が市場価格を経由せず入ってくる人もいる。これは市場経済の外側にある生活インフラです。ところが報道は、スーパー店頭価格と政府備蓄米と大臣発言だけで「国民生活」を代表させる。そこに、かなり大きな抜けがあります。
だから「コメがなければお菓子をいただけばいいのよ」という皮肉は、単なる冗談ではなく、主食政策の神話から一歩退く生活者側の抵抗にも見えます。
相対的貧困側の人間は、米が高ければ米から離れる。
パスタ、麺、パン、冷凍食品、サトウのごはん、値引き惣菜、カップ麺、粉物。
きれいな食育論ではなく、生存戦略として炭水化物を組み替える。
すると、政府やメディアが「米は国民生活の中心」と言っても、生活者側はもうそこから一部降りている。
その降りた行動が積み重なると、今度は「需要減」として農家に跳ね返る。
ここが残酷です。
去年、消費者は「米がない」「高い」と煽られた。
今年、農家は「米が余る」「暴落する」と煽られる。
でもその間で、誰が価格形成と流通の姿勢制御をしたのかがぼやけている。
私の感想を一言で言えば、これは、
コメ不足のニュースではなく、コメをめぐる市場経済・評価経済・報道経済の三重騒動です。
農家の三重苦だけではない。
消費者にも、農家にも、流通にも、それぞれ別の三重苦がある。
報道はそれを整理せず、毎回「いま一番絵になる困っている人」を前面に出している。
だから今回の違和感は、かなり素直に言えばこうです。
去年は消費者を使って騒ぎ、今年は農家を使って騒いでいる。米を見ているようで、実は不安の在庫処分をしている。
ER: Every Opening Title Sequence


