「スポーツ経験ない男、危機感持った方がいいよ」←これ本当? | 今日の神大水球面

今日の神大水球面

水球面に起こったことを日々徒然と部員が書いていきます!

お疲れ様です。そしてご無沙汰しております。

新2回生の角凜人です。訳あって休部中ではありますがせっかくの機会なので書かせて頂きます!

新入生の方も読んでいらっしゃるかもしれないので軽く自己紹介すると、


名前    角 凜人

学部学科  農学部生命機能科学科

出身    熊本高校

高校の部活 水球

ポジション ゴールキーパー


ってかんじです!


かわひろさんから「部活の魅力」というテーマを頂きましたが、思い返してみれば自分が神大水球面に勢いよく入部したのもこの日記を読んだことがきっかけでした。

1年経って自分がこのテーマで日記を書けるのは、えも言われぬ感動です。


では本題に入る前に新歓のビラを作ったので載せておきます!




素人にしては中々良い出来ではないでしょうか。

作る中で学びが沢山あったので作る機会をもらえて本当に良かったです。


では本題に入ります。

僕自身が高校から水球をやってきて考えてきたことを交えながら語ろうと思います!


結論から言うと僕が思う部活の最大の魅力は

「後から振り返ったときに何度も反芻できる財産になること」です。


僕は大体次の2つの理由で高校で水球を始めました。

1つ目は結局人生体力勝負なんじゃないかという直感があったので体力をつけたかったからです。当時周りの尊敬する人たちを観察していてそう思ったし、今でもそう思います。


2つ目は運動音痴を克服したかったからです。

僕は幼い頃から色々なスポーツをやって来ましたが、それなりに努力してもちっとも上達しませんでした。

今考えるとそれは甘えだったかもしれませんが、当時の僕はそれが悔しくて堪らなくて1度は本気でスポーツと向き合ってみたいと考えました。

そんな考えを持っていたらたまたま水球部があることを知り、見切り発車で入部したのを覚えています。しかし50メートル泳ぐのに1分近くかかるようなレベルで入部したのですぐに厳しい現実を思い知らされました。

練習は厳しく1、2年生のときは何十回辞めたいと思ったか分からないくらい部活が嫌いでした。

でもここで辞めるのはやっぱり違うと思ってがむしゃらに頑張っていたら、3年生に上がるくらいのときにブレイクスルーが起きました。

自分の中に「シュートが止まる感覚」が芽生えたんです。いわゆる「ゾーンに入る」ってやつだと思います。なんというか相手がどこに打ってくるかが打たれる前に分かってしまう感覚です。

これは決して偶然じゃなくてそれだけの数シュートを打たれて、もはや勝手に反応するくらいに色んなシュートのパターンが身体に刷り込まれたということだと確信しました。

この瞬間に自分の力で勝ち取った財産が一つ増えたのだと確信しました。もちろん上を見れば自分より上手い人はたくさんいますがそんなことはどうでも良いです。結局自分が決めたゴールを辿り着くことができたことが重要です。


最後にイチローさんがあるインタビューで

「なぜ部活をやるのか?」という質問に対して語っていたことを引用します。


「当たり前だけどほとんどの子たちは甲子園には行けない。

でもそこを目指して自分たちなりに頑張ってきた時間があれば、結果として出なくてもその先の人生にいかせるでしょう。

実はそもそも好きなことが見つからないという人がこの世の中には多い。大人になったって結局は好きなものを見つけられずにいる人がほとんどですよ。

でも彼らは今、野球という確実に自分が好きだと思えるものに出会ってそれを続けている。

そこで過ごす2年半がどれだけ尊い時間なのかというのは将来気が付くわけですよ。あのとき最高だったよなって。必ず、気がつきます。」


このイチローさんの話に近いものを自分も経験したと思います。

厳密には「続けてる内に好きになっていた」というのが近いかもしれません。

自分たちの高校総体の結果はお世辞にも褒められたものではなかったですが

先程言ったような財産を手に入れ、今でも共有体験を語り合える仲間ができました。


「部活なんて所詮趣味だし、一銭にもならないし、疲れるしなんでやるか分からん」っていう考えは痛いほど分かります。

僕もそう思って葛藤することがあります。

実際それは正論だと思います。

それでもなおその先にあるものを掴み取りたい人、ぜひ神大水球面に来てください!

水球面には色んなバックグラウンドをもった人たちがいます。

部活をしたことがない人も必ず得るものがあるし、したことがある人も過去の思い出を昇華しさらなる成長のきっかけになると思います!


久しぶりの日記で少しカッコつけたことを書きましたが少しでも多くの人に届けば幸いです!

まずは3月26,27日の新歓祭でお待ちしております!


次は「水球の競技としての魅力」について審判資格を持ついおりさんに独自の視点で語って頂きます!


最後まで読んで頂きありがとうございます。


創漣


追伸


タイトルの某コーチの問いかけは暴論ではありますが

そう言いたくなるくらい彼自身も部活やスポーツに打ち込んできた過去があるのではないかと思います笑