「早く言ってきなよ」Mちゃんに背中を押され、K君の前に立った私。
Mちゃんは少し離れた所でぐるぐる自転車に乗って遊んでいる。
私「久しぶり…だね」K君「あいつ(Mちゃん)相変わらずだなあ」二人とも微笑んだ。
何が相変わらずなのかな?わかんないけど、でもなんかいい雰囲気。
小学校の頃はこんな風に話せた事ってなかったな。やっぱ勇気を出してみてよかった。
私「えっと…また付き合ってほしいんだ」…いっちゃった。
「俺、今付き合ってるやつがいるんだ。でも誰にも秘密にしてくれるなら付き合ってもいいよ」
K君からの返事は意外なものだったが、(またK君と付き合える!)という思いの方が嬉しくてその条件で承諾してしまった。
今から冷静に考えると、それって結局二股ってこと。大人になってそんな男に会っても絶対に好きになんてならないと思うけど、私にとって初恋のK君…そんな男でもやっぱり初恋の思い出の中にいるK君は「そんな男」にはならないんだよね。いつまでたっても。
そしてまた私とK君は付き合い始めた。
今度は前と違って秘密の恋だけど、それでも毎日電話したり、学校は違って会う事はないけど前よりももっと親密になってた、と思う。
順調に交際が続いていき、そんな時、私の学校に転校生がやってくる。
その転校生とはK君と同じ学校だった子で、私とも小学校が同じで知ってる子だった。