ラ・フォル・ジュルネTOKYO | 一日一花

一日一花

花や写真などその日気になったことの記録

特にクラシックに詳しいわけでも、耳がよくて音にこだわりがあるわけでも、何か楽器が弾けるわけでもないけれど、クラシックコンサートに行くのは好きです。
 
ラ・フォル・ジュルネは年に1回開かれるクラシックの音楽祭で、コロナ後昨年再開され、東京フォーラムを中心に今年は5/3~5/5。
 
一コマ約45分くらいの演奏を、高くて3000円、最低1500円で聴けるのだから嬉しい催しだ。
 
私は、今回は1日2コマずつ毎日通った。毎日天気が良くて、コマとコマの間、薫風の中を歩いたりするのも楽しかった。ただし、昼食難民になるので、来年はそこの対策を考えないといけないな。
 
いろんな指揮者のいろんな楽団の曲を聞き、どれも素晴らしかったのだけれど、最後2コマで行われた12月末に引退を表明されている井上道義さん指揮の新日フィルの演目はことのほかよかったなあ。
 
レスピーギの「ローマの祭り」は花火大会の最後ででこれでもかというほど花火が打ちあがって終わるような終わり方は思わず声が出てしまいそうだった(もちろん、だれが演奏してもそういう曲なんだけれど)。
 
最終のコマは、ゴジラのテーマで有名な伊福部昭さんの演目だったのだが、「ヴァイオリンと管弦楽のための協奏狂詩曲」の一部が、ゴジラのテーマに使われていることを知れたことも楽しかった。
 
昔は、クラシックコンサートはいつの間にか寝ていることも多かったけれど、最近はちゃんと目と耳を開いて聴いていられる。
よく知られた曲もいいけれど、初めて知る曲もいいものです。