アマプラで中国のSFドラマ「三体」を観た | オヤジのブログ

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最近、AmazonPrimeで配信開始になった、中国のSF小説を元にしたドラマ「三体」を見始めた。
三体はブロ友のぱいさんがよく記事にしてて、なかなか本を買うところまではいかなかったものの、興味はあってずっと見たいと思っていた。
このところ、ゆるキャン△の第3シーズンとか、第七皇子とか、怪獣8号も、見てたアニメが大分終わってしまい、次何を見ようかと思っていたところに、お薦めでこれが出てきた。
アニメの頭になっていたので実写かぁと思ったものの、サスペンス風の冒頭からちょっと引き込まれ、最終話まで観た。
全30話、一日3話ずつくらい見始めて一週間目くらい。

 

あらすじ(のようなもの)
北京オリンピックの開幕を控えた中国。
女性物理学者の楊冬(ヤン・ドン)が「物理学は存在しない」という謎のメッセージを残して服毒自殺で亡くなっているのが発見される。

中国のみならず、このところ、世界各地で科学者の自殺が相次いで起きていた。
ある日、ナノ物理を研究しているの汪淼(ワン・ミャオ)の元へ、科学者の自殺の件を調査している公安の刑事、史強(シー・チアン)が尋ねてくる。

軍部の喫緊の呼び出しで、本日午後から会議があり出席してほしいという。
しかも事前に汪淼のスケジュールを押さえ、調整までしているという。
史強の横柄な態度に憤りを覚えながらも応じない訳にはいかない汪淼。
午後になり迎えの車で現地へ向かうと、そこは、中国アジアのみならず、欧米各国の要人が参加する、ある秘密会議の本部。

史強はそこの一員だった。
中国の代表で会議の主催者でもある少将や、相変わらず横柄な史強から色々説明を受ける汪淼。

そこで、その魅力的な姿に思わずカメラを向けた楊冬が亡くなっていたこと、そして、亡くなった科学者達は皆、その直前に、科学境界(フロンティア)と名乗る謎の団体と接触していたことも明らか
にされる。

実は科学境界には汪淼も一度誘いを受けたことがあった。
得体の知れない団体で以後深く関わることは無かったのだが、少将の話によれば、科学境界と接触のあった科学者は自殺するか科学境界の会員になっているかのどちらかで、だからこそ、秘密会議としては、汪淼にその科学境界の会員になって内情をさぐってもらいたい、要はスパイになれというのだった。
一度は断った汪淼だったが、楊冬の恋人だった丁儀や、楊冬の母親の葉文潔とあって話を聞くうちに、本人が意識しないうちに事件に引き込まれていく。

科学境界の集会に参加した汪淼はそこで射撃手と七面鳥の話を聞く。

それは、射撃の名手が気まぐれで10cm間隔に的開けた穴を、その的に住む二次元生物の物理学者が勘違いし、穴は必ず10cm間隔にあいているものだと定義づけるというもの。

また、11時に給餌がある農場で、七面鳥の科学者は、11時には必ず農場主から餌がもらえるものと定義づけるが、クリスマスの日にやってきた農場主からはえさがもらえずその代わり…
偶発的な事象を法則と見間違えているだけど、本当は物理学なんてものは存在しないのではないかという考え方。
その集会で汪淼は、以前、自分を科学境界に誘った、同じナノ物理の研究者、申玉菲と再会し、汪淼が研究開発を進めている、ナノ・マテリアルを使ったフライングブレード(飛刃)の開発を止めるよ
うに警告を受けるのだが・・・

(もう最初の方忘れかけ、記憶で書いているので間違ってたらゴメンまあほぼこんな感じ 笑)

 

ん~なんつったらいいか・・・・
タイトルになってはいるけれど、三体自体はそれほどじゃなくて、重要なのは高次な文明を持った異星人の存在の方で(え?)、要は女性一人の私怨による全人類への復讐劇みたいなことで良い?(えぇ?)

・・・・なんてことを冗談っぽく思っていたら、26話でその通りの事を言ってた。やっぱそうなんだ。笑

ドラマは北京オリンピック開幕を控えた中国が舞台で、40~50年前の文化大革命の頃の回想を交えつつの進行になる。

文革って分かってるでしょ?的に違反とか処罰とか名誉回復とかいった内容が出てくるのは、中国国内ドラマだからなのかな。

ドラマ本筋もさることながら、その頃と50年後の現在の対比も興味深くておもしろかった。

(こんなラインプリンタ・テープ穿孔機なんかよく残ってたな)

その「現在」も、北京オリンピックの頃の話なので2008年頃なのかな。
パソコンの起動音がXPっぽかったり、ラップトップの画面がXGAだったり、outlookのmnsのロゴが懐かしかったり、車なんかも、ちょっと新しすぎる車もないでもないような気はするが概ね当時の車使>ってたり、結構芸が細かい。
それにしてもVWが多い、汪淼のも史強が乗っているのもVW。

そういえば、ン十年前に上海に行った時もやたらジェッタが走ってて、なんでも中国に工場があるだかで、そのおかげでVWが多いっていうような話を現地ガイドのお兄さんから聞いた気がする、知らん
けど。

内容の方は、展開のテンポもよく、そして三体問題そのものもそうだけど、射撃手と農場主の話とか、人海戦術コンピュータとか、蝗害の話とか、色おもしろい。

加えて、キャラが良くて、人はいい感じだけどなんか冴えない感じなのにナノ物理の第一人者とか、いかにも粗野でデリカシーなさげな感じだけど実は思慮深く観察力と洞察力に優れた熱血警官とか、
いわくありげな老婦人とか、何を考えているのか今ひとつ分からない堅物に見えて実は部下や仲間を信頼しているらしい軍人とか、10人力で美人で忠実な部下の女刑事とか、美人で薄命な女性科学者た
ちとか、同じく美人で薄命な女記者とか、登場人物が魅力的でおもしろく観た。

特に汪淼・史強の最強コンビと10人力で有能な史強の部下、徐冰冰(シュービンビン)がまた健気で・・・・w

それにしても、まあ、ぱいさんも言ってたけど、女性は皆揃ってありえないほど美人で、却ってえ~っていう感じだけど目の保養(なんだそりゃ)。

ただまあ、異星人が他の天体を侵略しなきゃならない理由としての三体っていうのと、同じく異星人が通信に太陽を利用できなかった理由がおそらく三つの太陽のせいってことなんだけど、まあそこは
別に三体で無くても成立しそうな感じだし、次元展開とかで陽子サイズの電子頭脳を作成する(ちょっと意味が分からないけど)などという高度な文明があるなら、いきなり400年もかけて大移動する>より前に、近くに太陽一つだけで居住可能な天体を見つけてさっさとテラフォーミング(この場合は三体フォーミングか?)でもしたほうが効率的では?何て思ったり。
あと、ゲームの場面、今のプレステなんかだともっとリアルな映像な気もするけど、ゲーム三体の場面はこれも2008年のクオリティに合わせてるのかちょっと低解像度?。

ゴーグルとグローブを付けただけでゲームの中にプレイヤーの容姿が反映されるのは何でだ?
バターとかチーズをワイヤーで切るやつがるけど、あれもそれなりにコツや力も必要で、でもまさかアレをバター切るみたいには・・・・
いくらナノブレードが鋭くても、タンカーの推力と慣性だけであの状態に・・・?
それ以前に瞬間的にはタンカーの膨大な推力を受け止めることになると思うのだけど、そんなに細い柱で大丈夫?なんてことを思ってみたり。
しかしまあ、いかに意外性を狙うにしても、よくもまあ主要キャラをこうもやすやすと、慕星なんかあんな事で・・史強はまさかそんなことは・・・ゴ・・ゴホンゴホン
まあそんな事はさておいて、それでも30話があっという間に感じるほどおもしろかった。
ひどくバラバラの雑感を書き連ねてみたけど、そんな訳で時間と機会がある方は観たらいいかも。
1話1時間弱で30話もあるからおすすめはしないけど。
  

ちなみに、写真は適当に貼ったので話と合わないものもあるけれどどうかよしなに。                                 

あと、今回多分に改行とかめちゃくちゃになってると思うけれど、アメブロの編集画面の「編集幅で表示」がうちのfirefoxですごく変で、幅の端がまったく分からないせいなので、こちらもあしからず。

 

え?文の内容の方がめちゃくちゃ?

そ、それもどうかひとつよしなに・・