家庭菜園というほどじゃないけど、少し前からなすやらきゅうりやらミニトマトやら育て始めた。
と言っても、ただ植えただけで、勝手に育っているのだが・・
すでに小さいきゅうりが幾本か
ミニトマトも花が咲いている
なすも葉が大きくなってきている
バジルもよい芳香を漂わせてる
子供の頃、実家では、理科の教師だった親父が色々庭に植えていて、梅、桃、梨、ぶどうなんかの果物をはじめ、とうもろこし、トマト、ジャガイモ、なす、ネギとかの野菜なんかも普通にあって、ハッカやら紫蘇やらパセリやらレモングラスとかはそこら中に生えてて、母は料理の度に庭に取りに行ってたりしたし、月桂樹とかの大物もあったり、他にポポーとかウイキョウとかなんとか、聞いたこともないようなものもあったり、食べられるものに関してだけでもこんな感じなのに、花とか木も含めると、とんでもない種類が植えられており、一体どんな庭なんだよという感じだった。
家族で旅行などに行くと、かならず地元のホームセンターとかに寄っては苗を買い求めたり、山とかを散策したときなどにすっと林道を外れては、大事そうに何かの種とかを紙に包んで取ってきたり、そうやって地道に集めてきたんだろうな。
でも、家を立て直した時に、母が大胆にも庭を大部分アスファルト舗装にしちゃったんだよね・・・・
まあ、当時父は存命だったし、了解を得てなんだろうけど、それにしてもまあ思い切ったなあという感じだった。
後から聞いたら、造園業者が残ってる庭の方からも許可も得ずに色々持ってったそうで、大分貴重な草木が含まれていたらしい。
まあそんなことも今は昔の話。
それより、実家の納戸や物置に、正体不明の広口の瓶がたくさんあるんだけど、どうしたものか・・・・・
おそらく、そうした梅だのなつめだのスモモだの、当時の庭からの収穫品のリキュール漬けだと思うのだが・・・・・
親父が亡くなって20以上経ち、そして家族はもう俺しか残ってないんだけど・・・・・
・・・・・・・・・・・・・少なくとも飲む勇気は・・ない。