映画「スーパーヒーロームービ!!-最'笑'超人列伝-」2008年 米
ドジで冴えない高校生のリックは、幼いころに両親を亡くし、今は叔父叔母の家に暮らしていた。
隣に住む同級生ジルに思いを寄せているが、彼女は陽キャグループ、住む世界がまったく違う。
彼女にはランスというボーイフレンド（いじめっ子）もいるし、親友のトレイにはいい加減諦めろと言われる始末。
そんなある日、学校の社会科見学(?)で大手製薬会社のアマルガメイテッド製薬の研究施設を訪れることになったリックたち。
研究施設では動物を使った様々な実験が行われていた。
ジルに見とれて気もそぞろのリックは、研究対象の鳥を燃やしてしまったり、ランスたちに動物たちのフンの上に転ばされてしまったりと、ここでもドジを連発し、さんざんな目に遭う。
挙句に、所員のずさんな管理で逃げ出した実験用のトンボに首を噛まれ、高熱を発して意識もうろうとなる。
そのトンボは遺伝子操作により、超感覚や怪力、皮膚の強化などがなされたトンボだった。
具合が悪くなったリックは勝手に見学会を抜け出し家に帰って寝込んでしまい、目覚めたときは三日が過ぎていた。
そして噛まれた後遺症か、手がやたらねばついており、物にくっついて離れなくなってしまう。
そのおかげでランスの怒りを買ってしまい、殴られそうになるが、なぜかいつもより身が軽くなり、ランスのパンチを紙一重でよけてしまう。
（結局一発喰らってしまうが）
そのうえ、ねばつく手で垂直の壁も自由に這って歩けるようになり、トラックにぶつかってもびくともしない体になっていた。
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冒頭はバットマンかな。
あとはトビー・マグワイヤ版のスパイダーマンそのまま。
ざっとおとなしめにあらすじを書いたけど、実際にはおふざけ、不謹慎、お下劣満載で、よくまあこんなの映画にできたなっていう感じ。
たとえば、〇ンコだのオシッ〇だのが笑いのタネになるのは当たり前。スティーブン・ホーキング博士を実名でそっくりさんが演じているんだけど、下品なことを言わせてみたり、車いすが暴走してとんでもないところに突っ込ませてみたり、車に轢かれそうになったおばあさんを押し出して救ったのはいいけれど、力が余り過ぎてとんでもないところに突っ込んじゃったり（リードにぶら下がった犬が、じりじり上がってくのがシュールっていうかこりゃダメだろ）、墓地で、亡くなったおばさんと間違えて(?)若い他人奥さんの遺体に抱きいたおじさんが、間違いに気づいてるのにさらに棺の中に閉じこもろうとしたり、ずっとこんな感じ。
まあ、スパイダーマンのストーリーを堂々とパクるくらいだからそういう映画なんだろうけど、こりゃやりすぎだわ。
あ、トム・クルーズのそっくりさんの扱いもひどかったな。（似てるか？）
これ絶対本人から苦情きてるよね。多分。
観てもいいけど、観なくても、ほぼ何の影響もない映画。
観なくていいけど、観たらちょっとだけ笑える映画。
スカッっとはしない。もやっともしないけど。
ばかだね～って思って終わり。
時間損した・・・って思うかな、そうでもないか。
※後ほど加筆修正予定。