床屋 | オヤジのブログ

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昨年秋に鬱症状の診断を貰い、そのせいか人の多いところとか人と話すのが億劫で、3ヶ月ほど床屋にいけなかった。

実はその間に、店の戸を開けるところまでは行ったのだけれど、開けた途端まわれ右して帰ってきてたということが何度か。 笑

まあ、どうせあまり人と会わないので、どうでもいいやと思って・・・

でも、さすがに自分でも鬱陶しくなってきたので、意を決して床屋に行くことにした。

どうせなら、ちょっと離れた場所にある誰も自分を知らないところがいいなと、隣町に初めて入る床屋を探した。

人と相対する時間と費用を節約するため、1,000円台のスピードカットの店。

電話で聞いたら、今の時間帯空いてる、というので行ってみたらすでに3人ほど先に座っていたのだが、回転が早いらしく10分と待たずに順番が来た。

ここは最低料金でも顔剃りをしてくれるらしい。

床屋で顔剃りなんて久しぶり。

 

こういう場面で思い出すのが昔見たサスペンス劇場。

元ネタは西村京太郎原作「優しい脅迫者」かな。

主人公の秘密を握る佐藤B作演じる脅迫者が、伊藤蘭が営む床屋を訪れて、顔を剃られながら強請話をするのだが・・・

あの場麺がふっと頭に浮かぶ。

あと話はかわるけど、この話に連動して思い出すのが、小松政夫演じる中年男が若い浮気相手を持ったことから、長年連れ添った妻を殺そうとするのだが、一度息を吹き替えした妻と会話したことで、実は本当に妻を愛してたことに気づき・・・

これはかなり辛い悲しい話で、ドラマだとは分かっていても、時々思い出して切ない気持ちになるんだよなあ・・・

 

なんてことを思っているうちに作業はカットに移り、8割バリカン、2割ハサミであっという間に散髪終了。

こりゃ早い訳だわ。

いつも行っていた床屋も早いとおもってたけど、ここは輪をかけて早くてしかも上手い。

その代わり客あしらいはドライで機械的。

客とスタッフの雑談なんてものも一切聞こえない。

だけど、むしろそれがありがたい。

 

本当はここで洗髪もお願いしたいところだけど、ブログに何度か書いているとおり、自分の髪の毛にアレルギー反応が出るという異常体質なので、散髪後はすぐに風呂に入って全身を洗わないと発疹とかゆみで死にそうになる。

そんなわけで、カットのみで速攻家に帰り風呂に入る。

にも関わらず、結局その日は、顔が腫れ上がるような感覚と目のかゆみがひどくて、加えて全身かゆみがでて何も手につかない状況。さらに、アレルギーを抑える薬を飲んだら今度は猛烈な眠気とだるさでエライことになった。

 

おかげで一昨日はブログ更新もできなかった。

 

床屋と髪の毛のある人形が嫌いな理由はこれ。