Linuxマシンでプリンタからの印刷 | オヤジのブログ

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昨日、義父から書類の印刷を依頼された。
 

しかし、ご存知かどうか、うちのパソコンはほとんどがLinuxでプリンタとの相性はまったく良くない。


実際はだいぶ前からプリンタのメーカーからもLinux用のドライバが降りてくるようになっていて、息子の2019年製のCanonTS8330なんかだと有線はもちろん無線でスキャナまで使えるようになってる。
 

だけど、家内の実家にあるCanonのインクジェット複合機MX420は干支が一回廻っちゃうくらいの古参。

 

そのためせっかく出してもらってるドライバもすでに更新が止まってしまっていて今のLinuxではコンパイルすらできない。
(32ビットアーキテクチャとか入ると動くのかもしれないが)

さて、どうしよう、ざっと思い浮かぶのは…

1.メーカーにドライバ作成を依頼する
2.プリンタドライバを自分で書く
3.白旗を持って今すぐ義父のところに謝りにいく
4.USBメモリ経由でドライバのある他のパソコンから印刷する
5.USBメモリ経由でプリンタから直にPDFで印刷する


1はこれからじゃ間に合わない。
2は何年かかるか分からない、というか一生掛かってもできる気がしない。
3はなんか悔しい。
4はプリンタにつなげられるWindowsPCを持っている家内と、同じくmacを持っている息子が居ない。
5は、常々つながらないプリンタにはこの方法!!と思っていたのだけれど、なんと、Canonのプリンタって、Canonのプリンタ・スキャナで読み込んで作ったPDFか、Canonのツールで作ったPDFファイルしか扱えないんだそうだ。(え~!)

 

 


もちろん、うちの得体の知れないLinuxPCから出したPDFなんか鼻も引っ掛けられる訳がない。
案の定「?」表示でサムネすら表示されない。

……あぁでも、書類の印刷ってことでPDFにしか目が向いていなかったけど、大概のプリンタがそうであるように、このプリンタはUSBに入ったJPEGとかPNGとか、TIFFと言った画像ファイルも印刷できる。(まあ、デジカメの写真をそのままダイレクトに印刷できる!ってのがあの頃の売りだったからな)
だからPDFはダメでも、画像データにして出力すればいいんでは?
ただし、一度勤め先でやむにやまれずWORD文書をJPEGやPNGに変換して出したことがあるけど、文字の像がボヤけたりしてうまくいかなかった。
圧縮しないTIFFだったら多分大丈夫かな~?
ということで、TIFFデータにして画像としてUSBメモリ経由で出したら、ケーブルにつないで直接出力したのと遜色ない出来栄えとなった。


ちなみに、TIFF形式って古い画像形式で、ビットマップ形式のデータを無劣化で複数まとめて保存できる形式。
圧縮しないのでデータ容量は大きくなるけどプリンタで出力した時もきれい。
今回は全体でも数十KB程度の文書ファイルが1頁あたり6MBくらいの容量になったけど、フロッピーの時代ならいざ知らず、メディアの単位がGBからTBになろうとしてる昨今、数MBなんてどうでもいいという気もしないでもない。
それに一時的なファイルだしね。

ま、そんなわけで、相変わらずプリンタつながらないLinuxな我が家ではるけれど、それほどは困っていない。

まあ最近はプリンタで写真出したりすることもあんまりないし、公的な申請手続きなんかもwebからできちゃったりするし、何より年賀状で使わなくなったからな。