映画「禁じられた遊び」2023年 | オヤジのブログ

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映画「禁じられた遊び」2023年

 


----あらすじ----

郊外というには少し離れすぎだが、念願の一戸建ての庭。

庭でトカゲを見つけた息子、捕まえたと思ったのは切り離された尻尾だけ。

気味悪がる母親。
トカゲは尻尾を切り離してその隙に逃げるんだと父。
切れた尻尾は根元からまた生えてくると聞くと、息子は、じゃあ尻尾の方からも体が生えてくるの?と息子。
いたずら心を起こした父は「ああ、生えてくるよ。尻尾を地面に埋めて呪文を唱えるんだ。エロムエッサイム~」

真に受けた息子はそれから毎日庭にでて呪文を唱え始める。

あまりに熱心なので、見かねた父親が後ろから声を掛けたとき、土の中から本当にトカゲが飛び出し逃げていく。
(まさか・・・)
勤め先のオフィス、出勤した父親に外線が入る。

それは警察署からの交通事故の知らせだった。

今朝姿を見たばかりの妻子が事故で危篤状態なのだという。
急いで病院へ向かう父親、ICUの息子は心停止状態で、電気ショックを加えられるが心拍が戻らない。

その時、突然停電が起きたと思うまもなく大きな雷鳴と激しい光があたりを照らす。
瞬間的に室内の機器にサージが走り火花が飛び散ると、神の偶然か止まっていた心拍計が鼓動を刻み始める。

息子は助かった、だが、母親は・・・・・

新築の家に運び込まれた棺、居間でがっくりと気落ちする父親に、握った手を開いて見せる息子。

「埋めてもいい?」
それは遺体の損傷が酷く、ちぎれかけていた母親の手指だった。
息子はそれから毎日庭に祈りかけるのだった・・・

「エロイム エッサイム・・・」


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結構見知った顔の俳優さんやタレントさんたちが顔を揃えているようなので、それなりに力の入った作品なんだろうと思う。
思うのだが、いかんせん、なんだかどこかで見たような既視感バリバリの内容とビジュアルで、それほど新鮮味を感じないのはなぜだろう。
・幸せ絶頂の家族に訪れる突然の悲劇
・愛しい家族のため禁断の死者蘇りの秘術に手を出す
・蘇ったのは本人とは似て非なるものだった
・さらなる惨劇が起きて・・・
あ~、ちょっとシチュエーションが違うけどそもそもが「猿の手」じゃん。
あと、Amazonプライムの評価にもあったけどペットセメタリーとかもそうだし、最近だとキアヌ・リーブスの「レプリカズ」とか、「ラザロエフェクト」とか、「この子は邪悪」なんかも似たような感じかな。
もっと、そのもの!!っていうのもあったような気がする。残念ながら今思い出せないけど。
まあそんな訳で似たような前例がたくさんある中に出すのだから、余程斬新な作品なのだろうなと思ったら、王道(褒めてない)過ぎてちょっと拍子抜け。
まさしく上の箇条書きのような展開どおりに進んでいって、最後のオチも途中から分かってしまうほど。
本来ならこの映画は禁断の死人の蘇り以外にも、奥さんの執念深さや嫉妬深さも話の肝だと思うのだけど、そのあたりの説明が不足ぎみで、浮気どころか旦那と会話もろくにしてないヒロインがあれほど奥さんに嫌われるその理由づけがしっかり来ていないので、話が唐突というか違和感しか感じない。

母子の能力の由来が曖昧なのも今ひとつ。(エンディングに集合写真入れられてもねぇ)
取ってつけたような霊媒師の惨殺シーンとかいらないから、もっと面白いギミック、トリックを考えてよね、っていう感じ。
ヒロインのお嬢さん、オイラも知ってる人気の人だけど、無駄遣い、あ~あもったいねぇなと思う。
クリーチャーも残念ながら常識(どんな?)の範囲内だし、あれなら、出るタイミングと場所をわきまえた、白塗りに目のまわりを黒く塗っただけの俊雄くんの方がよっぽど怖い。
酷評になって申し訳ないんだけど、話としてはまとまっているけれど、こじんまりしてると言うかなんか薄っぺらいんだわ。
ごめんなさい、何一つ響かなかった。
 

あ、いや面白いと思うんだよ、初めてこういう作品見る人とか。

あと、タレントさんのファンの方なんかはね。

 

おいらホラー映画見すぎちゃったのかな。

ディズニーアニメ20本くらい見直したら出直してきます。