AmazonPrimeで次元大介を見たんだけど | オヤジのブログ

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Amazonプライム「次元大介」2023年

 

 

----概要----

 

決闘の相手を一発で仕留め損ねた次元大介、どうやら、相棒のコンバットマグナムに長年のガタがきているらしい。

しかし、「そんじょそこらの武器屋」では、修理どころか、どんなに細かく調べてみても、どこが悪いのかすら分からない。

その武器屋から、世界一のガンスミスがいると聞き、次元は日本の泥魚街と呼ばれる町にやってくる。
泥魚街とは通り名で、再開発に失敗して廃墟と化した場所を、犯罪者やはぐれ者たちが占拠して出来上がった町。
今は、その最深部のセンタービル、別名鯉のぼりに住むアデルという女ボスが全体を仕切っている。

泥魚街の情報屋から、そのガンスミスは泥魚街の住人ではなく、今は県境の普通の商店街で時計屋を営んでいる人物であることを聞いた次元、さっそく時計屋を探しだして尋ねる。

てっきり男だと思っていたその時計屋の主は実は女性で、だが、すでに引退したことを理由に門前払いを食ってしまう。
別の情報屋から、彼女が作ったという模造品の時計を見せられた次元、その出来栄えは本当に素晴らしく本物以上に本物だった。
彼女の素性を聞かされて改めて興味を持った次元は再び彼女の元を訪れる。
今度は銃の修理ではなく、時計を作ってもらうために。
店先で押し問答をしていると、そこへ一人の子供が壊れた時計を持って店に入ってくる。
その時計を見た女主は、ハッとしたようにその時計の出所を少女に尋ねるのだが・・・・
 

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ん~と、これなんていうスワロウ・テイル? 笑

なんでこんな設定にした?

しかも劣化版。

あるいはニューロマンサーとかブレードランナーとか?

もしくは駄作という悪評が高いキャシャーン(オイラは嫌いじゃないんだけどね)もちょっとだけ?

サイバーパンク的な要素なんてほとんどない話だけど、映像だけそっちに寄せたかったのかな。

あ~、もしかしてブレット・トレインのアナザージャパン!?

安易というか、監督はミーハーか?

 

Amazonオリジナルなんだと思うけれど、日本人向けじゃなく、海外受けを狙ってる感じなのか?でも、全くリアリティが感じられなくて、しかもどこかで見たような聞いたようなシーンの寄せ集め。

設定にこだわっている感じはあるけれど、そういうのも逆に見せたいシーンを作るためで、むしろストーリーは二の次で、見せ場在りきで、後付けで設定とストーリー作ったんじゃないかって思えてしまう。

↑↑↑こんな配慮もあるんだけど、でも、大概のこだわりや設定が、逆にワザとらしくてウザイ(すまんが)。

例えば、アデルの銃をクーナンにしたのも※1、あのシーンを見せるためにそうしたんだろうけれど、そういうのもなんか、今風の言い方で言うと、ちょっとあざとい感じが鼻に付くし、だから逆に見せ場在りきのシナリオなのかなっていう感がつよくなる。

そのせいで余計にリアリティが無くなってる気もするな。

 

次元のビジュアルはほぼ文句なし、アデルも美しいし、オトも可愛かったし、安定の演技の草笛光子さん。

だけど、設定やストーリーが陳腐でもったいねぇっていう感じ。

やっぱりイエンタウンはいらなかったんじゃないかなあ・・・・

単に実写版次元が動くのを見てみたいっていうなら悪くないが。

 

でも・・・このキャストでもう一回やってくれないかな・・

別な話で・・

 

酷評ですまんが、あくまで個人的な感想なので。

 

※1

通常、自動拳銃と回転式拳銃はたとえ同じ口径でも弾の交換ができない。

というのも、リボルバーはリム(薬きょうの一番お尻のヘリのところ)が薬きょう本体より出っ張っている「リムド弾」が使われる、これは回転弾倉の穴の縁で引っ掛けて支え、弾が落ちたりしないようにしているため。

もしもリムが無いと、銃身を下に向けた途端、弾がボロボロと落ちてしまうし、仮に落ちなくても、まともに発射できるか怪しい。

一方自動拳銃の弾倉は、リムが薬きょうと同じ経の「リムレス」弾が一般的。

これは、自動拳銃の弾倉がバネで弾を押し上げる構造のため、リムが大きいと中でつかえてしまって途端にジャムってしまうからだとか。

 

劇中、アデルは自分の自動拳銃の弾を一発抜いて次元に渡し、次元はそれを愛銃M19コンバットマグナムに入れて使っているが、これは、アデルの使っている銃が、M19と口径が同じく、かつ、リムド弾を使えるよう設計されたクーナン.357マグナムオートであるため。(多分)。